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zoom RSS トスカニーニと曲との相性?

<<   作成日時 : 2007/04/08 20:41   >>

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今回は20世紀初頭から半ばに活躍したトスカニーニについてです。
トスカニーニの指揮した演奏というのはどうにもうぐいすにとっては微妙な位置にあります。
基本的にはあまりのめりこめる演奏というのは少ないのですが、その一方で絶対にこれはトスカニーニでないとダメ!という曲もあります。
トスカニーニの演奏については、相性というのでしょうか、いいと思う曲と思わない曲との落差が激しいです。

ベートーヴェンの聴き比べでもその感想は結構手厳しく書いてしまいましたが、一般的に評価の高いトスカニーニのベートーヴェン・ブラームスはあまりうぐいすの好みの演奏ではありません。
ベートーヴェンについてはなんというか、もともと重厚で固めの曲が、トスカニーニの手によってますます造形が厳しくなり、硬直化してしまって聴こえるのです。
ブラームスについては、もともと曲自体に古典派とロマン派の硬軟(?)とりまぜみたいなところがあるせいか、それをそのまま表現しようとすると堅いのか歌うのかのバランスが難しくて、トスカニーニの演奏はどこか中途半端になってしまったように聴こえます。

トスカニーニが活躍していた時期のクラシック音楽の演奏傾向は、ロマン的なテンポの伸縮やポルタメントの多用などが蔓延している状況でしたが、その中で純音楽的な観点で曲そのものを表現しようとする姿勢はかなり斬新でしたでしょうし、その功績も絶大と思います。

ただ、トスカニーニの演奏はその楽譜に書かれているものを忠実にといいつつ、インテンポを基本としながらもダイナミックなリズム、きびきびしたテンポでグイグイ音楽を推進していく一方、オペラチックにメロディを歌いこむ(カンタービレというのでしょうか)という、「かなり」個性的な解釈なのです(笑)。
やはり、相性が合う曲はかなり限定されてくるなあと感じます。

こういう演奏は意外と古典的な堅い曲よりも、ロマン派以降の曲に合っていたりするんじゃないかとうぐいすは思っています。
ロマン派以降の曲でベタベタっとした表情過多の演奏は聴くに堪えないものになりがちですが、トスカニーニのようなダイナミックな進行する一方で旋律を歌いこんでいくようなタイプの演奏は小気味よく、うぐいすの琴線に触れるものが多いです。
しかし、ブラームスもロマン派になるのかなあ・・・
これはちょっと例外か(笑)。

具体的にうぐいすの思うトスカニーニの名演は、あまりえらそうな事を言った割には世間でも評判の演奏だったりします(笑)。
たとえば、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」とレスピーギのローマ3部作あたりは、いまだにトスカニーニの演奏でないと受け付けない感じです。
あと、あまり評判聞きませんが、意外とシューベルトの未完成とグレートが名演です。
特に未完成('50、NBC響)は、かの有名なC.クライバー/ウィーンフィルの演奏よりも好きです。未完成はもともとあまり好きな曲じゃなくって、上記のクライバーの他、ワルターのウィーンフィル盤・ニューヨークフィル盤や、フルトヴェングラー・カラヤン・ベーム・ヴァントなど、どれも一般的な名演と呼ばれる演奏でもピンとくるものがなかったです。
トスカニーニの演奏を聴いて初めてこの曲を積極的に聴くようになった気がします。
また、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番も、ホロヴィッツのピアノ演奏とも相まって凄絶な演奏になってます。

一方、ヴェルディも有名なようですが、イタリアオペラはあんまり聴かないのでこれは何もいえないですね。あとワーグナーも何気に世評高いようで、管弦楽曲集は聴いたことありますが、これもありとは思います。でもやっぱり、いつも聴こうとは思わないかなあ。
レスピーギ : 交響詩「ローマの松」
レスピーギ : 交響詩「ローマの松」

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