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今回はブラームスの交響曲第2番の話です。 ブラームスの交響曲で一番の傑作は?という問いかけをした場合、ほとんどの方は1番、もしくは4番と答えるのではないでしょうか。 しかし、うぐいすは断然2番です。4曲の中で一番大好きな曲です。 実はブラームスの交響曲の中で、うぐいすが初めて聴いた曲がこの2番です。 うぐいすは結構鈍いところがあって、学生のころ、大体クラシック音楽ってのは一度聴いただけでは良さが理解できずに、何回か聴いて好きになっていったという曲がほとんどでした。 しかしブラ2は例外で、初めて聴いたときにもう夢中にさせられてしまいました。 何がいいって、あまり重くないのがいいです。ブラームスの曲想は一般的には晦渋で根暗で感傷的な重さがあって(あらためて読むと散々な言い方ですが)、それが結構心地よいときもありますが、いつも聴くのは結構きつかったりします。 ブラ2は全体的に牧歌的で、繰り返し聴くことのできる曲です。まあ、曲の端々にブラームスの根暗な性格はどうしても出てはいますけど(笑)。2楽章など、憂愁なメロディが織り込まれているのはお約束かもしれません。それにしても沈み込むところまでいくような曲想ではありません。 特に4楽章の快活な曲想は何度でも聴きたくなってしまいます。 この4楽章はブラームスの曲の中では珍しく、快活に見栄をきって聴衆を効果的に沸かせる作り方をしており、フラストレーションが浄化されるようなさわやかな気分になります。 (そういう意味では、1番も盛り上がりますが、あちらはもうちょっと重々しいスケール感があるのでさわやかというのとはちょっと違いますね。曲想も考え抜いたという感じで、いまひとつ自然じゃない感じもあります。) 聞いた話では、この2番は作曲は避暑地でとりかかって、4ヶ月くらいで書き上げたということです。1番のように20年考え抜きながらつくるよりも、短期間で集中して作ってしまったことで、肩肘はらない自然な感じになったのかもしれませんね。 うぐいすの好きな演奏はいろいろあるのですが、実はこれが決定盤!というのがないです。 やはり好きな曲のせいか、どうしてもどこか一部に不満が出てしまうのです。おとなしかったり、メチャクチャ燃え上がってたりとさまざまな名演がありますが、どの演奏もそれだけでは満足し切れてないです。 個人的に、いろいろ聴いた中からおもしろいと思った演奏をピックアップしてみると、下記の演奏でしょうかねえ。 ・カラヤン/ベルリン('77/'78) ・フルトヴェングラー/ウィーン('45) ・ミュンシュ/フランス国立管 ・フリッチャイ/ウィーン ・ワルター/ニューヨーク ・ベーム/ロンドン響 ・クライバー/ウィーン('88、DVDじゃない方です。ここに書くべきじゃないかなあ) バルビローリやモントゥーは、うぐいすにはあまりおもしろくありませんでした。 あと、バーンスタイン/ウィーンもちょっと微妙。カラヤン晩年の86年録音は退屈で眠くなりました・・・カラヤンはやっぱり60〜70年代がいいです。 上記の中で、あえて不満の少ないお気に入りをあげると、ベーム/ロンドン響のライブ録音です(BBCレジェンド)。 曲の造詣は崩れていなくて端正ながらも、なかなか燃え上がっているバランスの良い演奏です。と書くとあまり面白くないように聞こえますが、燃えすぎて形が崩れてしまったフルヴェン/フリッチャイ/ミュンシュや、推進力あっても音の軽いワルター、派手だけどやかましいカラヤンにくらべると、このバランスの良さが結構心地よいです。 曲の持ち味であるさわやかさが見事に表現されてますし、4楽章なども十分燃え上がっています。 (4楽章の最後、聴衆が興奮のあまり、曲が終わる前に拍手が始まってしまいます。) ワーグナーの指環じゃないですが、ベスト演奏はなしというところですかね・・・ シューリヒトやムラヴィンスキーの来日公演あたりもちょっと興味ありますが未聴です。 |
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