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zoom RSS マーラー第9:バーンスタイン/ベルリンフィル<PA-022>

<<   作成日時 : 2007/07/10 19:49   >>

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今回は世に名高い、バーンスタイン/ベルリンフィル('79)です。
バーンスタインとベルリンフィルの、一期一会の組み合わせによる、空前絶後の凄演です。

ベルリンフィルが「この演奏時点で出来る範囲で」、彼らなりにバーンスタインのマーラーにかける情熱を汲み取って、彼らに出来る限りの表現力を注ぎ込んだ演奏と思います。
部分部分の表現力の凄さや、その大胆な表現故の崩壊寸前の緊迫感など、ライブ感たっぷりの超名演です。

この演奏を否定する気はないです。むしろ、圧倒的な名演であるバーンスタイン/コンセルトヘボウ盤を除いた他の演奏と比較しても、特別な名演であると思っています。

しかし、先に述べた「この演奏時点で出来る範囲で」という言い方がミソで、多分バーンスタインの意図は、本当にはベルリンフィルに伝わっていなかったと思われます。
原因はリハーサルの時間が少なくて意図(指示)を伝え切れなかったこともあるでしょうが、本当にそれだけかどうかは?
あまりにも初歩的なミスの多さやトータルとしての表現力のまとまりのなさが目立ちますし、実は指揮者とオーケストラ、または周りの環境にもっと根深い対立があったかもしれません。
(うわさはいろいろ聴きますが、本当かどうかはわかりませんので断定的な言い方はしません。)

フレーズのつながりや音楽の盛り上げ方がいまひとつ不自然な部分が多く、どこかもどかしさがつきまとう演奏です。
部分部分としては不備な点も含めて凄絶かつ美しい演奏ですが、総合的な曲の表現としては音楽の流れがぶつりぶつりと途切れてしまっています。バーンスタインの指揮にベルリンフィルが明らかについて行けてない部分もあります。
まあ、そうはいうものの、4楽章あたりになってくるとお互いにツボがわかってきてだんだん音楽が自然になってきますが。

この演奏は実は、そういう不協和な部分をハラハラして聴くのが醍醐味なのかも?とやや意地悪な考えも浮かんできますが、それはそれで正しいかもしれません。実際、うぐいすはこの演奏はそういう部分も含めて結構好きで、よく聴いてました。
考えてみるに、共演者同士にはあまり愉快な演奏ではなくても結果的に超名演とされているものもあります。リヒテルとカラヤンのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番などはその典型的な例ですね(ちなみに、これは演奏の完成度は高いですが)。

あまり短絡的に完成度だけでははかれない、特別な状況下での緊張感をはらんだ凄絶な表現がここにはあると思います。
しかも、この演奏にはマーラーに必要な、分裂的ともいえるような人間の精神の葛藤・情念が結果的には(笑)表現されています。
なので、音楽的な構成としては不自然でもどかしいですが、聴いていて結構楽しんでます。
結論としては、まあ、結局なんだかんだ言っても、この演奏好きなんですね。
(いつもにまして、論理が支離滅裂な気が・・・)


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