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zoom RSS マーラー第9:カラヤン/ベルリン(ライブ)<PA-023>

<<   作成日時 : 2007/07/11 20:50   >>

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さてさて、今回はカラヤン/ベルリンフィル('82)です。
バーンスタインの新録音2種(コンセルトヘボウ盤・ベルリン盤)がまだ発売される前だったこともあり、この録音が発売された当時はベスト盤と大絶賛されたライブ録音です。
カラヤン流の美学で徹底的に磨きぬかれた音色や柔らかなレガート奏法による歌わせ方と、ベルリンフィルの威力が見事に発揮された名演です。
あまりマーラー特有のグロテスクでどろどろした情念は感じさせず、インテンポで安定した構成感・整ったバランスで、ひたすら流麗な美しさと同時にオケのパワーで押し切っています。
まさにカラヤンの独壇場の演奏ですね。
3楽章のコーダはまさしく圧巻です。また、4楽章の美しさはもう、最高の芸術品となっています。

マーラーっぽい不健康さ(笑)があまり感じられませんが、きれいでしかも迫力十分な演奏で、世の中のマーラー通の方たちは、この演奏を凄いと認めつつ、あまり積極的に評価していない感じがあります。
じゃあ、うぐいすはどうかというと、これが意外とツボにはまってしまい、結構好きなんですね。いい感じです。

たとえば、バーンスタインのベルリンフィル盤は聴いてる方が疲れてしまって何回も聴こうとは思わないですが、この演奏や、傾向は違いますが、バーンスタインのコンセルトヘボウ盤とかはまた聴こうかな、という気にさせてくれます。
バーンスタイン/コンセルトヘボウ盤はマーラーのテイストも加味され、音楽の構成的にも立派なもので、まさにマーラーを聴くという演奏と思います。
一方でこのカラヤン盤は、マーラーの毒気を抜いた最高の美術品という感じでしょうか。

考えてみたらこの演奏って、80年代に入っているんですね。
前から言ってますが、80年代のカラヤンはうぐいすはあまり評価してないんですが、ジュビリー・コンサートの「英雄」と同様、この演奏も別格ですね。
晩年のカラヤンのスタイルに近づいてはいますが、ライブということもあり、気合の入った演奏です。

ベルリンフィルの演奏自体も特にパワーが凄いのですが、弦のソロや木管セクションなどの個人技はバルビローリの演奏の頃の方がすごいですね。そういえば、バーンスタイン/ベルリンフィル盤も同様に凄かったです。個人技というよりは、魅力的で個性的な音色と言った方が良いでしょうか。
カラヤン盤の演奏聴いていると、総合力はまだ十分にあるのですが、もう80年代のベルリンフィルは個人の色が薄くなりつつある時期だったんだと痛感しました。
技術的にはまだ申し分ないのですが、思わず聴き惚れてしまうような音色はなくなってしまった気がします。
(コッホやツェラーはまだいたと思うのですが、ここでは出てないのかなあ)


Gustav Mahler: Symphonie No. 9
Deutsche Grammophon
1994-10-11
ユーザレビュー:
高貴なベールを纏った ...
本当に美しすぎます。 ...
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