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zoom RSS マーラー第9:バルビローリ/ベルリン<PA-024>

<<   作成日時 : 2007/07/12 20:43   >>

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今回は、バルビローリ/ベルリン('64)です。
ベルリンフィルのメンバーがバルビローリとの演奏に感激して企画されたという録音です。
バーンスタインほどには粘るようなところはないのですが、結構やりたいことをやっています。
フレーズ一音一音を粘らず、しかし、いとおしむように歌っていく、非常に丁寧なつくりの音楽になっています。

もうバーンスタインのような演奏を知っている今日の私たちからすれば、随分と淡白な表現のようにも聴こえてしまいます。
よく聴くと淡白ではなくて、歌わせ方があまりグロテスクじゃないだけかなあ。ていうか、バーンスタインと比べるのが間違いか。
それにしても、なんて健康的な演奏なこと(笑)。
マーラーの毒気がない上に、カラヤン盤のような派手で、力で押していく演奏ではありません。どちらかというと、流れ重視で、歌わせ方で聴かせる演奏なわけで、そういう意味では結構地味です。
ある意味、マーラーということを忘れて純音楽的に聴くといいかもしれません。

でも、やはりマーラーに必要と思われる、グロテスクなくらいの情念的な部分が足らないかなあとは思ってしまいますね。
特に第9は生への執着・死への恐れ・諦観などが目まぐるしく入れ替わり変化している心情を現す曲なので、それが表現されていないと、マーラーが好きな方にはちょっと物足らないかもしれません。
徹底的に自分流にしてしまったカラヤンの演奏くらいになってしまえば、結構潔くてそっちの方向で楽しめるんですが(笑)。

しかし、この頃のベルリンフィルの個人技はさすがです。弦のソロ演奏の部分や、木管楽器のアンサンブルには聴き惚れてしまいました。
オーボエはシュタインスかコッホか? フルートはツェラーでしょうか。ヴァイオリンのソロも頻繁に出てきますが、これはシュヴァルベなのかなあ。
このころのEMIの録音のせいか、低音があまり前面に出てこない傾向がありますが、やはり60年代のベルリンフィルの音色は魅力的です。

表現主義的なものを求める方には物足らないかもしれません。
逆に、純粋に音色や音楽の流れを楽しみたい方とか、ドロドロしたものを好まない方には、疲れなくていいかもしれないです。
うぐいすも、若い頃はこの演奏聴いても、物足らなかったんですよねえ・・・
今のうぐいすには、たまに聴くにはいいなあという感じでしょうか(笑)。


マーラー:交響曲第9番
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2006-12-20
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