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zoom RSS ベートーヴェン:弦楽四重奏第15番<PA-030>

<<   作成日時 : 2007/08/03 21:11   >>

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さて、今回はベートーヴェンの弦楽四重奏15番です。
後期の中では、ロマンチックな旋律が豊富に入ってるのが特徴ですね。

後期の四重奏の中で一番「泣き」の入っている音楽です(笑)。
人間不思議なもので、こういう曲は「泣き」が入るようなロマンチックな歌い方や、ドラマチックな演奏をされるとかえってしらけて醒めてしまうのです(笑)。
聴いていて、なんとなくもたれてつらくなってしまうのです。
逆にこういう曲は、クールでさりげなく演奏するか、すっきりさばさばと演奏してくれるものの方が、曲そのものを純粋に楽しめます。演奏者は余計な表情をいれなくていいのです。
たとえば、うぐいすはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で一番好きな演奏がハイフェッツなのですが、それはこの15番と同じ理由です。ハイフェッツの演奏は男らしくて素晴らしいです。他の演奏では甘ったるくてもたれてしまうのです。

・アルバン・ベルク弦楽四重奏団('83)
この曲に関しては、録音も含めるとアルバン・ベルクの演奏が一番でしょうかねえ。
線が細くて、非常にスマートでクールです。しかも歌いまわしは決してドライではありません。抒情的に進めていきますが、そよ風が吹いているかのような繊細な響きがいいですね。
しかも、ときどき出てくる独特のきついアクセントが効いていて、甘ったるくならないのがいいです。
個人的にはブダペストの旧盤と双璧ですね。
昔からのベートーヴェンの四重奏に親しんでいる方には、ちょっときつくて違和感があると思いますが、うぐいすには15番はこのくらいきつい方が聴きやすいのです(笑)。

・スメタナ弦楽四重奏団(旧、'66)
この演奏も悪くありません。音色も豊かで、しかもなかなか熱い演奏です。やっぱり初心者の1stチョイスの候補ですね。
ただ、聴いていてちょっと情熱的過ぎないかなあ、という思いもあります。うぐいすの好みとしてはもうちょっとクールな感じの方が安心して聴けるのです。
疲れているときとかに聴くと、ちょっと暑苦しくなってしまうのです(笑)。まあ、この演奏は何かをやりながらという聴き方はできないかもしれません。

・バリリ弦楽四重奏団('56)
この団体は、活躍した時代こそ古いですが、あまり感情に溺れず、しっかりとした構成を持ちながらも、非常に暖かい音色で歌っていくという演奏です。したがって、この演奏もあまり情緒に流れすぎてはいません。ロマンチックな音色ではありますが、そんなにいやみな感じではないです。
しかし、うぐいすが持っている演奏の中ではやっぱりロマン的な傾向のある演奏です。
バリリ四重奏団自体の音色は基本的に好きなのです。ただ、うぐいすの15番に対する個人的な趣味で、あまり音色に浸りきれないのです。そのせいか、あまり聴かなくなってしまいましたねえ。演奏自体は名演と思うのですが・・・

・ブダペスト弦楽四重奏団(旧、'52)
いやあ、すばらしい演奏です。すっきりしていてダイナミックです。これぞ男のロマン!といった感じです(笑)。
変な小細工してないで、楽譜に書いてあることをダイレクトに表現しています。
アルバンベルクとは違った意味で好きですね。
旋律は相変わらず粘らず、聴いていて気持ちがいいですねえ。
他の曲と同様、新盤よりも潤いがあります。
聴きづらいことはないのですが、もうちょっと録音が良かったら・・・とは思いますね。

・ブダペスト弦楽四重奏団(新、'61)
録音のせいもあるのですが、かなりドライな響きの演奏です。
これがまた音が渋くて、旧盤からさらに「男のロマン」の路線を進めています(笑)。これも悪くはないです。
まあでも、この新盤は聴く人を選ぶ演奏かもしれませんね。
けっこうロマンチックで綺麗な音色を聴きたい人にはウケが悪いかもしれません。
うぐいすもさすがにこの新盤よりも、より潤いのある旧盤の方が好きですね(笑)。

・ブッシュ弦楽四重奏団('37)
う〜ん、この演奏はあまり好きになれませんでした。
実はCD持ってたのですが、数ヶ月前に売ってしまいました。
なんというか、いまひとつのめりこめない演奏でした。
全体的に結構ロマンチックな演奏だったのですが、それが一番の理由だったと思います。
(形はあまり崩れてませんでしたけどね)
5楽章は勢いのある演奏だったと記憶してますが、情熱的というよりは、勢いで弾き飛ばしているように感じてしまったのです。
もしくは、情熱が空回りしているというのでしょうか。
いまあらためて聴けないので正確に書けないのが残念です。
同じ団体の14番は結構名演だったんですが。

ということで、感想にダイレクトに出てるとは思いますが、うぐいすの15番の好みは、アルバン・ベルク四重奏団とブダペスト四重奏団の旧盤です。
しかし、15番だけ好みの傾向が違うというのも、我ながら不思議な感じです。
次回は16番です。

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