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zoom RSS ドビュッシーの弦楽四重奏曲<PA-032>

<<   作成日時 : 2007/08/05 23:19   >>

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ベートーヴェンの後期四重奏もひと段落つきましたので、ここらでまたちょっと方向性を変えて、今度はドビュッシーの弦楽四重奏です。

ドビュッシーの曲はどれもそうなのですが、ラテン的な明るい音色や小粋なフレーズ表現などを基調としたフランス音楽として表現するか、従来の音階・旋法の手法から離れた、革新的な現代音楽として表現するかという2種類の視点が詰め込まれています。結果としてその演奏者の解釈により、どちらのアプローチの比重が高いかという分類もできます。
うぐいす的には、ドビュッシーの曲にはあまり先鋭的な表現は求めてないです。ベートーヴェンのような曲ならいろいろな種類の演奏を許容できる普遍性のようなものがあると思ってるのですが、ドビュッシーは、うぐいすの個人的な趣味としては「エスプリ」というのでしょうか、どこか機転の効いた様な表現が盛り込まれてないとのめりこめないのです。
分析的でクールな演奏も感心はしますが、感動はできないのです。
弦楽四重奏の大部分も同様です。

ただ、やっぱり例外もありまして、不思議なことに、うぐいすは弦楽四重奏の中でも4楽章に関しては、性格が他の楽章とかなり違うような気がするのです。
他の1〜3楽章はフランス音楽っぽく演奏した方がしっくりくるのですが、4楽章は曲そのものがかなり先鋭的です。
逆にこれはかなり現代的にやってもらった方がしっくりきますね。

題材としてあげる割には、実はこの曲あんまり持ってなかったりするのですが(笑)。アルバン・ベルク四重奏団とオルランド四重奏団の2つだけです。
したがって、両者は聴く目的が明確に分かれます。

アルバン・ベルク四重奏団のはもう潔いほど現代音楽してます(笑)。
その表現は非常に鮮明です。エスプリというよりは、刺激的で派手です。これははたして、ドビュッシーなのか?とさえ思ってしまいます。
なので、うぐいす的にはあまりこの演奏はドビュッシーを聴くというよりも、アルバン・ベルク四重奏団のパフォーマンスを味わうという感じです。
かたや、オルランド四重奏団は非常に地味ではありますが、すっきりとした気品があって、非常にフランス音楽的に演奏してます(笑)。フランスの団体じゃないんですがね。
普段、「ドビュッシーの曲」として聴く(笑)のは、オルランドの演奏が多いですねえ。
しかし上記でも述べたとおり、4楽章はかなり先鋭的なのでアルバン・ベルク四重奏団の方がしっくりきます。
したがって、弦楽四重奏曲の場合はどっちの方がよいかという話はできません。どっちも好きなので(笑)。

あっ、そういえば以前カペー四重奏団のCDをちょっと聴かせてもらったことがあります。
さすがにこれはちょっと古めかしくて、うぐいすにはだめでしたねえ・・・カップリングされていたラヴェルの四重奏、これがまたポルタメントの嵐でうんざりした記憶があります。
(この演奏好きな人、ごめんなさい。)

まあそれにしても、ドビュッシーの弦楽四重奏曲はうぐいすは持ってる演奏があまりにも少ないですねえ。
今後、他の演奏も聴いてみたいと思ってます。
まずは「エスプリ」を聴かせてくれる団体で聴いてみたいなあ・・・
Debussy/Ravel: String Quartets
Debussy/Ravel: String Quartets

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ラサールSQのドビュッシー「弦楽四重奏曲」
ドビュッシーとラヴェルというとフランス印象派として一括りにされがちですが、ラヴェルが「音の魔術師」という異名のとおり多彩で絢爛豪華な作風であるのに対し、ドビュッシーはもう少し透明で純粋なように思います。ぼくはどちらかといえばラヴェルよりもドビュッシーの方が好きなのですが、こと室内楽の分野に関しては弦楽四重奏曲、ピアノ・トリオと大傑作の存在するラヴェルの方が上ではないかと思っています。 ではドビュッシーの室内楽が大したことがないのかというとそういうわけではなく、あくまでラヴェルと比較しての... ...続きを見る
クラシック音楽のある毎日
2007/08/08 08:52

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんにちは! 拙ブログを探し当てられたようで、汗顔の至りです…(汗)。
さて、第4楽章の世界が幾分異なると仰られること、ハッと致しました。カップリングとなることが多いラヴェルのカルテットに同様のことを感じていたからです。
私はかつては「エスプリ」の代表格のようなパレナン四重奏団(EMI)を愛聴しておりました。最近は先鋭的なジュリアード(RCA旧盤)、歌と構築性が昇華したイタリアを取り出すことが多いのですが…。うぐいすさんが挙げておられるオルランド、とても興味があります。
またお邪魔致しますm(_ _)m
(フリッチャイの件、とても興味深く拝読いたしました。勉強になりました!)
凛虞
2007/08/06 00:20
凛虞さん、こんにちは。そうですね、パレナンがありましたね!今度ちょっと聴いてみます(笑)。
パレナンと聞いて彼らのフォーレの演奏を思い出しました。今更なのですが、それと比較してオルランドの演奏って、フランス的というのはちょっと違うかも・・・と気づきました(汗)。アルバン・ベルク聴いてて感覚がマヒしてたかもしれません(笑)。オルランドは結構歯切れの良い現代的な演奏してます。う〜ん、そうするとうぐいすはエスプリの演奏を知らないことになります。ぜひともご紹介の演奏を手に入れねば!コメントありがとうございました。
うぐいす
2007/08/06 20:10
うぐいすさん、はじめまして。
私もドビュッシーの弦楽四重奏曲が、ラヴェルほどではありませんが、好きなので、以前の拙記事TBさせていただきました。
ただしラサールSQはまさに「分析的でクール」でしょうね。「エスプリ」というとやはり凛虞さんの挙げておられるパレナンでしょうか。
これからも宜しくお願い申し上げます。
アルトゥール
2007/08/08 18:39
アルトゥールさん、はじめまして。コメントありがとうございます。トラックバックのブログも拝見させていただきました。ドビュッシーの四重奏は未完成さを残しているのではないかというご意見、目から鱗が落ちる思いです!たとえば以前、4楽章を聴いていてどうも腑に落ちない気分に襲われることもあったのですが、うぐいす自身、実はそういう点も感じていたのかもしれませんねえ。ただ、演奏者が潔く思い切り現代的にやってくれると先鋭的な曲想の一部に聴こえて、ちょっとくらいの違和感は感じなくなってしまいます(笑)。いろいろ書き足りない感じですが(笑)、今後ともよろしくお願いします。
うぐいす
2007/08/08 20:54

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