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zoom RSS パルジファル(ワーグナー)で癒されます<PA-034>

<<   作成日時 : 2007/08/12 23:31   >>

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最近ちょっと軽めの曲を書いてましたので(ん〜っ、そうか?)、久しぶりにワーグナーの話を書いてみましょう。ということで、今回は「パルジファル」です。
ワーグナーのオペラ全曲盤では、うぐいすが初めて買ったのがこの曲です。

なんでまた、初めて買ったのが指環やトリスタンとかではなく、このパルジファルだったのでしょうか?
うぐいすにもよくわかりません(笑)。
でも、うぐいすにはワーグナーはこの曲が一番入りやすかったのです。

個人的に、ちょうどブルックナーの交響曲(5番や8番9番あたり)に夢中になっていた時期とも重なります。
この頃は、曲想を追うでもなしに、ぼーっと曲に身を浸すような聴き方をしていたので、結構心に入ってきたのかもしれません。
指環やトリスタンは、曲に対してやや感情移入していく聴き方をしますしね。

学生の頃に初めて聴いたときは、とにかく単調な音楽が延々と続いていくように聴こえまして、途中で寝てしまいました(笑)。
今は、他の楽劇のようには劇的ではないにしろ、音楽の起伏が感じられるようになりました。パルジファルが白鳥を射てしまった場面とか、2幕とかもけっこう劇的です。

あらすじの骨格は、1幕ではアンフォルタスの苦しみを理解することができず、聖杯の儀式をひたすら呆然として見ているだけだったパルジファルが、2幕で「共苦」を悟り、3幕で聖杯の王についてアンフォルタスとクンドリを救済してめでたしめでたしというところでしょうか。
(我ながら、なんという乱暴なまとめ方!)
パルジファルの重要な主題は「共苦」のようですね。
苦しんでいる人を救済するためには、その苦しみを共有できなければできないということでしょうかねえ。

この曲のうぐいすが好きな部分は、第1幕の前奏曲はもちろんのこと、聖杯の儀式を行っている場面など、息の長い、穏やかな曲想から徐々に盛り上がっていく様が感動的です。
聖金曜日の音楽は、このオペラ全曲中の白眉です。なんという澄み切った音楽なことか!成長して聖杯の地に帰ってきたパルジファルと、それを認め受け入れるグルネマンツの会話が実に穏やかで柔らかな曲想で進んでいきます。
逆に、結構生々しい感じのする2幕はあんまり聴かないですねえ。ノッケのクンドリの叫びがなんともはや・・・やっぱりうぐいすがこの曲聴く時って、ちょっと癒されたいときなので、2幕はちょっと苦手かも。
たまに聴くといろいろな発見があっていいのですが。

このオペラのツボはなんと言ってもグルネマンツでしょう。1幕と3幕は非常に重要な役回りで出番も多く、このオペラの骨格を支えています。
ここはやはりどっしりとした存在感を示すことの出来る歌手でないとだめじゃないでしょうか。

うぐいすの愛聴盤はクナッパーツブッシュ/バイロイト('62)です。
一般的にもっとも有名と思われる、ステレオ盤です。
あと同じクナで、バイロイト音楽祭が戦後初めて開催された'51年のライブも持ってるのですが、この曲、実はこの2種しか持ってないのです(笑)。
他にも、カラヤン盤なども有名なようですが、うぐいすは聴いたことないです。
ワーグナーに傾倒した初めての全曲盤ですが、クナだけで満足してしまって他を聴こうと思わないのです。異演盤へ広がっていかなかったですねえ・・・指環は10種類も揃えてしまいましたが、それとは対照的です(指環はベスト盤がないですから)。
ちなみにクナはバイロイトで'51〜'64まで('53年を除いて)毎年パルジファルを振っていて、そのほとんどがCD化されているようです。
さすがにそれを揃える気力はないですね。

'62年のクナ盤は、特にグルネマンツのホッターと、クリングゾールのナイトリンガーがはまり役です。ホッターの威厳のある歌を聴いていると、やはりこうでなくてはと思わされてしまいます。
また、2幕はあんまり聴かないのですが、ナイトリンガーの歌はやはり声の張りが聴いていて凄いと思います。でも、クリングゾールって、意外と出番が少ないんですよねえ(笑)。2幕はほとんどクンドリとパルジファルと、あとは花の乙女たちですから。
パルジファルのジェス・トーマスも好演です。でも、パルジファルは意外とソツなく歌ってくれさえすれば、うぐいすはあまり気にならないかも(笑)。
ダリスのクンドリは好悪が分かれるかもしれませんが、うぐいすはなかなかの熱演とは思いました。その、ややくぐもった声で歌い進めていく様は、ややメ−ドルに似てるかもしれません。
まあ、かといってのめりこめるかというと微妙なところですが。
人によっては、ドイツ語の発音が気になる方もいらっしゃるようですが、うぐいすはあんまりドイツ語良くわからないので、そこに関しては気にならないです(笑)。
また、どうも聴き覚えがある声だなあと思っていたら、小姓の一人にゲルハルト・シュトルツェがいたり、花の乙女にヤノヴィッツがいたりするのもちょっとポイントですね。

'51の演奏はあんまり聴いてないので、ここに書けるほどの感想がないですねえ。ただ、配役が'62で慣れてしまってるのでちょっとそこに違和感があるかなあというのと、晩年よりもクナの指揮に熱気がある(2幕など)というのは感じました。

いやあ、しかしこの曲は聴くと癒されるのですが、最近は聴こうという気になるのがなかなか・・・指環やトリスタンと比べて、あまり聴かなくなってしまいましたねえ。
最近、どっぷり浸かれる余裕がないからかもしれません。
指環やトリスタンはお気に入りのところを飛ばし聴きしたりできますが、
パルジファルはずっと浸かってないと聴いた気にならないんですよ(笑)。
Wagner: Parsifal
Wagner: Parsifal 1962

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コメント(2件)

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こんばんは
パルジファル、曲自体はちょっと渋くてなかなか手が伸びません。でもクナのパルジファル、素晴らしいですね。気持ちと時間に余裕のある時に聴いています。
ダンベルドア
2007/12/19 00:41
ダンベルドアさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

うぐいすも最近は弦楽四重奏にかまけて、オペラはご無沙汰です。ましてやパルジファルともなると、なかなか・・・聴くにはまとまった時間がないとなかなか難しいですね。またそのうちオペラにはまる時まで充電です(笑)。
うぐいす
2007/12/19 22:18

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