|
さーて、久しぶりにオペラの話です。 でもワーグナーじゃなくって、今回はR.シュトラウスです。 実はうぐいす、ブログではさんざんワーグナーの事を書いてますが、ワーグナーよりもR.シュトラウスのばらの騎士の方がつきあいが古いのです。 14,5年前くらいに、ちょっと気が向いてCDショップのLDコーナーを回っていて、何気に見つけたものを興味本位で購入したのが聴くことになったきっかけです。 それは、カラヤン追悼と帯に書かれた、1960年のザルツブルグ音楽祭の録音をベースにしたオペラ映画でした。 それまでのうぐいすは、オペラといえば、管弦楽曲で有名なものから入っていったモーツァルトやビゼーのような曲を聴いてました。まあ、比較的軽めなオペラしか知らなかったわけですが、そういえば後期ロマン派、ドイツオペラはあまり聴いてないなあと思い、ちょっと鑑賞レパートリーでも広げてみようかと、興味本位で購入したわけです。 ここでイタリアオペラを聴いてみよう!とは思わなかったのが一般のオペラ好きな方とうぐいすとの嗜好の違いですかね(笑)。 (イタリアオペラは今でもほとんど聴きませんねえ) まあ、R.シュトラウスは数々の交響詩やアルプス交響曲など、馴染みの曲はあったわけですが、オペラとなるととにかく大仰な感じがして手が出せなかったのです。 で、まあ購入して鑑賞してみたわけですが、これがなかなかハマってしまったのです。 颯爽とカラヤンがピットに向かい、きびきびとした動きで指揮をし出すと、びっくり箱から飛び出してきたかのようなめくるめくようなフレーズが流れ出します。まさしく豪華絢爛といった趣の音楽が次々と生まれでてきて、それが徐々におさまりロマンチックな旋律に収束していき、元帥夫人とオクタヴィアンの甘い語らいの場に移行していきます。 もうこの掴みからしてぐっと心をつかんで離さない力を持っていて、惹き込まれました。 見どころはいろいろあって、オックス男爵が登場するところや元帥夫人の朝の日常場面、2幕の冒頭や、オックス男爵のワルツ風な音楽にのって歌われる曲、3幕のドタバタや最後に元帥夫人が身を引く場面、若い二人の愛の二重唱など、盛りだくさんです。 3幕最後でドラマが一段落した余韻が残っているところに、小姓がハンカチを探しに来て、それを見つけたかと思うと拾って立ち去っていく演出やその音楽なんかも非常に小粋で、きれいに締めくくられます。 うぐいすの印象に残った部分は、なんといっても元帥夫人のシュワルツコップと、オックス男爵のエーデルマンです。 シュワルツコップは、格調高く、気品のある歌唱を披露していますが、それと同時に、若い愛人が自分から離れていく悲哀などもうまく表現されていてすばらしいです。 エーデルマンのオックス男爵も、非常に演技が巧みで、野卑な田舎貴族っぽさを出しながらも下品になってしまわず、むしろ憎めないキャラクターを作り出しています。 (と、うぐいすは思っているのですが、うぐいすの妻に見せたら、ちょっとやりすぎで下品に見えたそうです。感じ方は人それぞれですねえ。) このオックス男爵を見てしまうと、他の演奏のオックス男爵はどれもすましたむっつりスケベ(笑)な性格に見えてしまいます。 まあ、それはそれで別に嫌いなわけではないんですけどね。 また、バックのカラヤンの演奏がなんとも勢いがあって、ウィーンフィルの極上な響きがそれにかぶさり、なんとも魅力的です。 2幕最後の、ワルツ風のオックス男爵の歌の部分など、ロマンを極めた音色で涙ものです(笑)。 これを機に、E.クライバー/ウィーンフィルのCDも購入しました。 上記のカラヤンのような勢いはありませんが、これもまた、50年代のウィーンフィルの音色と、クライバーのきりっとした統制感がうまく融合した名演です。 ライニングが少々時代がかった歌い方ではありますが、でも好演です。ヴェーバーのオックス男爵もなかなか気品も貫禄もありますね。 いつか、C.クライバーの演奏(DVD)を購入しようかなあとも思っているのですが、最近は他の曲の方を優先順位高くしているので、なかなか購入する機会がないのです。 買う場合は、バイエルンの方と、ウィーンの方とどっちがいいかも迷ってますが、大体今までのうぐいすの経験からして、迷っているときは両方買っちゃうんですよね〜(笑)。 だからますます購入の機会が遠のきそうです。 リヒャルト・シュトラウス 楽劇「ばらの騎士」全3幕/カラヤン&ウィーン・フィル(ザルツブルク音楽祭1960年)
|
| << 前記事(2007/09/12) | トップへ | 後記事(2007/09/17)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2007/09/12) | トップへ | 後記事(2007/09/17)>> |