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zoom RSS アバドのマーラー:遅ればせながら「勝手にシカゴ交響楽団の日」

<<   作成日時 : 2007/10/19 22:43   >>

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さて、「勝手にシカゴ交響楽団の日」に参加です。
みなさま、もういろいろと取り上げられていて、ショルティ・ライナーあたりは当たり前のようですので、うぐいすはちょっと変化球でアバドのマーラーに焦点を当ててみますです。

人によっては、「え〜、アバド?(笑)」なんていってる声が聞こえてきそうです。アバドはベルリン・フィルの音楽監督になってその名声を落とした感がありますが(笑)、1960〜80年代前半くらいまでは、その情熱的でダイナミックな音楽作りはやはり特筆すべきものがあると思います。

アバドだったら、シカゴ響よりもロンドン響じゃないか?という話もあります。確かに、ロッシーニの序曲集や、ストラヴィンスキーの「春の祭典」など、アバドのこの頃の名演でロンドン響のものは外せないですね。

その一方で、うぐいすはシカゴとのマーラーも特筆すべきものだったと思うのです。
この、70年代後半から80年代にかけての一連のアバドのマーラー全集ですが、一般的にはウィーンフィルと入れた3番・4番などの方が評価高そうですね(もちろんうぐいすも好きなのですが)。でも、うぐいすはどちらかというと、シカゴ響と入れた、特に2番や5番に惹かれるのです。
2曲とも、後にベルリンフィルと入れなおしてますが、今なお、うぐいすはシカゴ響との録音を上位におきます。
(というか、ベルリン・フィル時代のアバドは評価してないので・・・)

若い頃のアバドは、バーンスタインやテンシュテット(ライブ)のような燃えたぎるような熱とは違う、どこかクールな雰囲気を醸しながら強烈でダイナミックな音を鳴らしてきます。
その音楽に情熱がないわけではなくて、そのどこか青白い炎を思わせるような音楽とでもいうのでしょうか、それがシカゴ響の驚異的な演奏能力と相まって強烈な印象を刻み込んできます。

一般的な評価は、これらアバド/シカゴの2番・5番は生硬な感じがしてロマン的な表現に欠けるようなことが言われてます。
たしかにロマンチックな音色を楽しむという演奏ではないのですが、とにかくその筋肉質でダイナミックな演奏に軽い快感を感じてしまう演奏です。
あと、やっぱり音の処理とかもうまいですね。若い頃こんなにいい指揮してたのに・・・アバドはどちらかというとシカゴやロンドン(もしくはイタリア国内)でそのまま活躍すべきだったかもしれません。

しばらくショスタコーヴィチとバルトーク漬けだったので、この機会にマーラーの2番と5番を久しぶりに聴いたら新鮮でしたねえ(笑)。
バーンスタインとテンシュテットにも触れたいところですが、ちょっと脱線しそうなのでやめときます。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは!
私もアバドのマーラーに関しては、シカゴ響との旧盤を支持しています。緻密にして鮮烈、第2番は同曲の最も好きな録音です。(10代の頃は全くその良さが分からなかったのですが(笑)。)
ベルリンフィルとの録音は、良いと思うものがごく僅かにすぎません。しかし、1回聞くことのできた実演(マーラーの9番)はまさかの超名演であり、忘れ難い思い出となっています。
凛虞
2007/10/19 23:28
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

アバドのマーラーに関しては嗜好が合ったようですね(笑)。うぐいすは5番の5楽章最後の、これでもか!という感じのたたみかけるような終わり方も大好きです。80年代初め(だったと思うのですが)にロンドン響と来日してマラ5を演奏してたのをラジオで聴いたのですが、同様の追い込み方をしてました。
うぐいす
2007/10/20 00:44
おはようございます。
「勝手にシカゴ交響楽団の日」ご参加ありがとうございます。
今、手元にないのですが、アバド シカゴ響の2番はよく聴きましたね。当時は、同時期に発売されていた、メータ ウィーンフィルと双璧の演奏と言われていましたね。
garjyu
2007/10/20 07:13
garjyuさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

メータの「復活」も有名でしたね。その当時、ワルター・クレンペラーなどの演奏に慣れていた耳で初めて聴いた時には、その新鮮な感覚に驚いたものでした。
最近のメータは巨匠然とした雰囲気の演奏になってしまいましたねえ。うぐいすは、アバドもメータも昔の生き生きとしたころの演奏が好きだったんですが・・・
うぐいす
2007/10/20 12:03
スミマセン。こちらにもお邪魔します。
アバド/シカゴ響のマーラー、好きです。
1番と5番は、後年、ベルリン・フィルと再録音しているんですが、新鮮で瑞々しいシカゴ響との演奏が気に入っています。決して、ベルリン・フィルとの演奏が悪いというわけではないんですが、聴感は旧録音が上回ります。不思議なもんだなぁと思います。
mozart1889
2008/01/06 20:12
mozart1889さん、こんばんは。
こちらへもコメントつけていただき、ありがとうございます(笑)。

アバドは、以前は音楽に対してがむしゃらに向かっていく感じがあったのですが、ベルリンフィル、というよりその前のウィーンフィルの音楽監督時代以降、ずいぶんと客観的に音楽を整えるような傾向も出てきたように感じます。そこが逆に、彼の目指す方向性が今ひとつつかめなくって、うぐいすには中途半端な感じに聴こえるように感じられました。
個人的には、アバドはシカゴ響(またはロンドン響)を振っていた頃がやっぱりベストだと思っています。
うぐいす
2008/01/06 21:34

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