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zoom RSS 弦楽四重奏曲第6番(ショスタコーヴィチ)<PA-042>

<<   作成日時 : 2007/10/06 20:21   >>

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今回は、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲6番です。
この曲もうぐいすのお気に入りです。
ショスタコーヴィチの「田園」と言っても良いくらいの伸びやかで明るい曲です。

春を告げるような明るく伸びやかな曲想で開始する1楽章ですが、しばらくのどかな音楽だったと思うと、だんだん怪しい雰囲気も含んだりします。でも、全体としてあまり暗い曲調にはなりません。明るく牧歌的な曲想を基調として非常に美しい音楽になっています。
続く2楽章は非常に美しい舞曲風な音楽です。1楽章の雰囲気を損なうことなく、それでいてちょっぴり哀愁も含んだ曲です。3楽章は憂愁というのでしょうか、非常にロマンチックな曲です。ショスタコーヴィチの曲の中でも珍しく(笑)その旋律に聴き惚れてしまう曲です。
4楽章はけっこう動きがあります。憂鬱な曲想を醸し出したかと思うと、また1楽章の雰囲気を取り戻して明るく静かに曲をしめます。

不思議なのは、この6番、最初の奥さんが亡くなった後に書かれているのですが、この曲にはそういった暗い影をあまり感じることはありません。劇的に彼の作風が変化するのは7番以降なわけですが、世の中に出回っている論調は、最初の奥さんが亡くなった後から作風がより内省的な方向に変わった、と書かれていることです。
このあたり、なんとなく納得がいかない感じもあるのですが、作る曲になんでもある出来事が絡むわけでもないし、最初の奥さんに捧げた7番から作風が変わっていっているのは事実なので、まあ、あんまり深く考えないことにしておきます(笑)。

ボロディン(新)の演奏は、この全集中でライブ収録された2曲のうちの1つです。
そのためか、若干ライブ特有の勢いのようなものも少し感じられる演奏です。でも、やはり基調は端正なスタイルとしっかりした構成感です。
この曲も5番とはまた違う意味でボロディン(新)は少し物足りなさを感じます。曲そのものが非常にさわやかで発刺としているため、そのメロディにはある種の生命力みたいなものを聴きたくなるのです。
なので、ボロディン(新)はこれも少しおとなしすぎるかな?と思います。

と上記のように書くと結論が見えるかもしれませんが(笑)、うぐいすは6番は5番同様、ボロディン(旧)の演奏がお気に入りなのです。生き生きとした表情がなんともさわやかな風情を出しています。最近6番聴くときはいつもこれですね。

ベートーヴェンQは、録音よくないのは相変わらずです。
実際の演奏は、というと、1楽章の入りからしてもう、ちょっとボロディン新旧盤とは一線を画しています。
どう違うかというと、あまりウキウキするような演奏ではないのです。どこか憂いのような霞みがかかったような雰囲気です。しかも、曲が進むにつれてどこか劇的な要素も含んでいて、ずいぶんと重い感じのする演奏です。
終始、そういう雰囲気が感じられるため、ちょっと違う雰囲気で聴きたいときの演奏かなあと思います。
ベートーヴェンQの演奏は、6番まで聴いてきた感じではちょっと異色な雰囲気のものが多いですねえ。
(まあ、お気に入りの15番もある意味異色といえば異色なのでしょうが。)

さて、次回は7番の予定です。

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コメント(2件)

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うぐいすさん、こんばんは!
連日のエントリーに嬉しくてたまらない凛虞です(笑)。(しかも、やっと今日になって気づいたのですが、10月1日の第1番に始まって、日付と番号が一致しているのですね!)
ボロディン四重奏団による第6番に関して言えば、実は私は旧盤よりも新盤を愛好しています。「何故かなぁ?」と自分でもよく分からなかったのですが、このエントリーの第1段落で謎が氷解しました(笑)。
うぐいすさんが仰るように、私もこの曲を「田園」として捉えていたのだと思います。「生命力を聞きたくなる」うぐいすさんに対して、「暢気に聞き流したい」凛虞でしょうか(爆)。
次はいよいよ過渡期(?)の第7番ですね、また楽しみにしています!
凛虞
2007/10/06 20:52
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
感想公開日付と曲番号の一致!さすが、気づかれましたか(笑)。実は最近意識し始めたのですよ(そろそろ白状しようと思っていたんですが)。
はたして最後まで続くかどうか(笑)!

しかし、とことん嗜好が逆な感じですね(笑)。
まあでも、新盤の方は少しおとなしい感じもしますが、嫌いではないのです。あと、旧盤の雰囲気を生命力と感じるか、刺激的と考えるかにもよりますね。でもこの曲実際に聴くときはうぐいすも演奏の優劣とか、曲の内容とか、あんまり深く考えずに楽しんでます。
うぐいす
2007/10/06 22:01

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