Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)

アクセスカウンタ

zoom RSS ベートーヴェンに帰ってきました!弦楽四重奏曲第7番<PA-063>

<<   作成日時 : 2007/11/24 22:17   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

昨日予告していたバルトークの四重奏の注文も一通り終えてしまったので、それらがくるまでバルトークはちょっと小休止です。
ということで!今回は久しぶりにベートーヴェンです。後期は7月末に書いてますので、中期について書いてみます。
手始めとして、まずは第7番です。いわゆる「ラズモフスキー四重奏曲第1番」ですね。

実はこの7番ですが、CD買ったばかりの頃はどうも今ひとつ心に入ってこなかったのです。1楽章、刻みにのってチェロが旋律を歌っていくのですが、これがどうもどこかぬるい感じがしたのです。それ以降の楽章も同じ印象でした。
それに比較して、8番・9番はなかなか劇的で緊張感溢れる構成になっていて、ラズモフスキーといえば、もっぱら8番・9番ばかり聴いてました。

しかし、あるきっかけがもとで、一時期7番に夢中になった頃がありました。それは、初めてバリリ四重奏団の演奏を聴いたことなのです。

初めはアルバン・ベルクQ、ブダペストQ、スメタナQなどを聴いていたわけです。それらの演奏でうぐいすが感じたのは、どちらかというとベートーヴェンの構成感・意思・劇的な部分がうまく表現されている演奏かなあと思うのです。
でも、初めて聴くときにそういう面が前面に出ている演奏を聴くと、7番ってその特質がうまく理解できない時があるかもしれないと思ったのです。

当然、7番も構成がきっちりしていて意思の感じられる演奏でないと聴き応えはないのですが、それだけではなくてどこか歌謡性というか、どこか人懐っこい明るさみたいなものも表現できてないといけないんじゃないかと。
ベートーヴェンの意思の強さの面が強調されていると、その人懐こさがかえってぬるく感じてしまうような気がして、物足りなく思うことに気づいたのです。

バリリの演奏を聴いたときは、「なるほど、こう来たか」って感じでした。その音色の暖かさや人懐こさが、正に暖炉にあたっているような安心感があります。

この演奏聴いてから、なるほど、7番はこういう面もあるのかな、と思うようになって、そこから他の演奏を聴くと意外にも、他の演奏にもそういったよさを感じたりしてきました。一回極端(笑)な演奏を聴くと、その曲の再発見になって、いままで面白いと思わなかった演奏にも興味がでてきたのです。そのときあらためて、いろいろな演奏を聴き分けるという醍醐味を味わったものでした。

でまあ、今はどう思っているかというと、逆にバリリはちょっとぬるいかもしれないかなあ(笑)、なんて思ってるという、なかなか皮肉な状況になってます。
バリリを聴いてからブダペスト('52)モノラル盤の演奏聴くと、ブダペストのきびきびしたリズム感がなかなかいいのですよ。
アルバン・ベルクのはさすがに、オリンピック選考会でもないのにそんなしゃかりきにならなくてもいいのに、とか思ってしまいます(笑)。
ピヒラーの線の細い響きも好悪が分かれるかもしれませんね。(うぐいすは嫌いじゃないんですけどね)
ブダペスト('59)ステレオ盤のはちょっと音色が渋すぎかもしれませんが、その安定感はなかなか心地いいですね。後期ではちょっと渋さが裏目に出た感がありますが、ラズモフスキーはなかなかいい味を出してます。

うぐいすは、ラズモフスキーはブダペストの新・旧盤が結構好きなのです。あと、アルバン・ベルク盤も嫌いじゃないですね。

いやあ、しかし、久しぶりにベートーヴェンに戻ってこれました。
次回は8番の予定ですが・・・今回、酒の勢いで書き進めた感がありますので、次はこんなテンションで書けないかも知れません(爆笑)。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
タカーチSQのベートーヴェン「弦楽四重奏曲第7番」
今日はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」を聴いてみた。演奏はタカーチSQ、2001年11月の録音である。 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7〜9番「ラズモフスキー第1〜3番」の3曲は、交響曲「英雄」「運命」や熱情ソナタと同様、ベートーヴェンの中期の「傑作の森」に作曲されたもので、いずれ劣らぬ名曲だと思う。3曲の中では第9番がいちばん人気があるのではないだろうか。ぼくの個人的な好みは、強いていえば第8番「ラズモフスキー第2番」だが、3曲とも大好きな曲だ。 ...続きを見る
クラシック音楽のある毎日
2007/11/25 07:54

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、おはようございます。
ベートーヴェン7番は今年の初めに聴いたので、その時の拙記事をTBさせて頂きました。

うぐいすあんの挙げておられる演奏では、バリリはアンサンブルとして聞かせる立派な演奏ですが、仰るようにこの曲の演奏としては手ぬるいかな…。
仰るようにブダペスト新旧はともに名演だと思います。どちらかといえば、録音は悪いながらも旧の方がいいのでは…。アルバンベルクSQは、うぐいすさんの挙げておられるのは旧録音の方だと思いますが、この団体はぼくはあまり好きではないのですが、その演奏が曲とマッチしていることもあって全集の中では良い出来だと思います。
うぐいすさんの挙げておられない中では、リンゼイ旧とヴラフ(特にヴラフ!こういう演奏が可能だったのかと驚喜しました)が良かったと思います。
但し以上の中には何年も聞いてない演奏もあり、自信があるわけではないですが(笑)
アルトゥール
2007/11/25 08:12
アルトゥールさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

うぐいすはアルバン・ベルクQが世に出てきた当時、従来の室内楽演奏にない表現主義的な面を強調した、従来と違う方向での「1つの」可能性を試している演奏かなと思いました。なので、この団体を「唯一絶対」「世界最高」みたいな評を読むとう〜ん・・・と思ってしまいます。でも、多数の演奏の中のひとつならありかなと思いますし、そういう聴き比べをしていく中では結構好きな演奏です。(そういう聴き方しても、ハーゲンのはさすがに引きましたが・・・)
ブダペストは確かに、7番は旧盤の方が生き生きしていて聴きやすいですね。

こう振り返ってみると、うぐいすはベートーヴェンも結構、聴いている演奏の範囲が狭い気がしますね。最近むしろショスタコーヴィチやバルトークの方が幅が広がってきていて、学生時代の頃に聴いてた曲を考えるとなんだか隔世の感があります(笑)。
うぐいす
2007/11/25 10:03

コメントする help

ニックネーム
本 文
ベートーヴェンに帰ってきました!弦楽四重奏曲第7番<PA-063> Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる