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zoom RSS ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番<PA-065>

<<   作成日時 : 2007/11/27 00:19   >>

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今回は予告どおりベートーヴェンの弦楽四重奏曲第9番です。
「ラズモフスキー四重奏曲第3番」ですね。
9番はラズモフスキーの中で、うぐいすがもっともお気に入りの曲です。

1楽章、最初は深刻な序奏からはじまりますが、それが終わると輝かしく生命力の溢れる主題が現れます。非常に快活な楽章ですね。
次に終始深刻な曲想の2楽章を経て、3楽章は晴天時に開け放たれた窓から外を眺めるようなのびやかな旋律となります。
中間部トリオのなんともベートーヴェンらしい堂々とした展開も、聴いているとおおらかな気分になりますね。
そして続く4楽章は、4つの楽器の掛け合いという意味ではアンサンブルの極致と思えるほどの構成になっています。
フーガのように次々と楽器を変えて旋律が提示されて合奏されたかと思うと、順番に旋律を受け渡しを行ったり、終始緊張感の続く楽章です。
やはりこの曲の白眉はこの楽章ですね。うぐいすはこの楽章だけを何度も繰り返して聴いたりするほど、大好きなのです。

ブダペスト四重奏団('60)ステレオ盤はあいかわらずしっかりした構成で、枯れた渋い音色で訥々と進めていきます。
ブダペストの演奏で印象的なのは4楽章です。といっても、特に曲芸的な速いスピードで演奏するとか、アクセントやフレーズ表現が凄いとか、そういった目立つようなことはしていません。
ただひたすら訥々と4つの楽器がバランスよく進んでいくのが安定感があって凄いのです。特に、2nd Vnのアレクサンダー・シュナイダーですが、最後の方で1st Vnがひたすら刻んでいる音の上で雄弁に旋律を歌うところなど、これほど「最強の2nd Vn」は他の団体にはいないのではないでしょうか。(実際、そう言われていたそうですが)

一方、ブダペスト四重奏団('51)モノラル盤の方はもっと勢いがあって清々しい感じです。音色も新盤ほど渋くはないので、聴きやすいですね。

アルバン・ベルク四重奏団の演奏は、非常にアクロバティックですね(笑)。
結構好きですよ。格好よくて、聴き終わった後は何かスポーツでもした後のような爽快感があります。でもそれだけかもしれませんが(笑)。
特にヴィオラのバイエルレが凄いですね。

スメタナ四重奏団は8番のときの感想とほぼ同じですね。嫌いじゃないのですが、あんまり聴かないのです。

バリリ四重奏団のは、意外と好きですね。こういう曲だったら、バリリのように旋律を歌い上げるような演奏でも聴けてしまうのです。
ただ、この曲の緊迫感みたいなものを味わいたい方にはちょっとぬるく感じると思います。

そして・・・なぜかこの曲はブッシュ四重奏団('33)も持ってたりします(笑)。これも結構好きなのです。なかなか勢いがあって、アグレッシブです。1楽章・4楽章の勢いといったら、半端じゃないですね。このテンポ設定はアルバン・ベルクQよりも凄いんじゃないでしょうか。
いつも思うのですが、この団体って、戦前特有の時代がかったような演奏様式(ポルタメントや粘ったテンポ)をあまり感じることがないです。
今の時代に聴いても通用する演奏ですね。

この曲は、曲自体が好きなので結構いろんな演奏を聴けてしまいます。
よく聴くのはブダペスト、アルバン・ベルクとブッシュですかね。

さて、次回は引き続き10番・・・と行きたいところですが、ラズモフスキーのブログ書いてて、どうもベートーヴェンに関してはうぐいすの間口が狭いなあという実感を持ちました(まあ、後期のときもそうだったんですが)。修行が足らんですね。もっと演奏のレパートリー増やさないとダメかな、と。

ということで、とりあえずベートーヴェンはここまでということにしておきます。
次回は何にしましょうかねえ。バルトークの四重奏も、ハンガリSQとヴェーグSQ('54)の演奏が入手できたことなので、ぼちぼちバルトークモードに入っても良いのですけどね。
ちなみにヴェーグQ('54)のバルトーク、ちらっとだけ聴きました。
いやあ・・・凄いですね、この演奏。
ffや音楽のタメの泥臭さがたまらなく魅力的ですね。聴き込みがまだ浅いので詳細な感想はまた後ほど(ちなみに録音状態はちょっと音がこもっててあんまし良くないです)。

またちょっと忙しくなりそうなので、また間が空きそうです。まあ、気が向いたときにぼちぼちと・・・

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コメント(6件)

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うぐいすさん、こんばんは!
「冬の旅」、DSCH交響曲第15番、そしてラズモフスキーと魅力的なエントリーばかりですね!
第9番の最終楽章、とても魅力的であり、ベートーヴェンの作品にあって、これほど「アクロバティック」な曲も他に見出せません。
意外や意外(??)、私のお気に入りはアルバン・ベルク四重奏団の新旧両盤だったりします(笑)。EMI移籍以降、「AB最高!」と思えるのがこの曲だけというのも世間一般論からはずれているかもしれませんが(爆)。
うぐいすさんのバルトークも楽しみにしています!(来年1月にまた特集を組んでみませんか(笑)?)
凛虞
2007/11/27 01:25
うぐいすさん、こんばんは!
私もこの曲はブッシュが好きです。ブダペスト(新旧)とともに名演だと思います。アルバン・ベルクは旧しか持っていませんが、何年かに1回聴いてそれなりに楽しんでいます(笑)。
私が聞いた中でアクロバティックな第4楽章を最もアクロバティックに演奏していたのが、実演で聴いたエマーソンでしたが、エマーソンのCDを買う気は起きませんでした(笑)。
凛虞さん同様、うぐいすさんのバルトーク、楽しみにしています。
アルトゥール
2007/11/27 19:58
凛虞さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

凛虞さんが9番に関してはアルバン・ベルクQがお好みだとは意外ですね(笑)。うぐいすは、ラズモフスキーに関してはアルバン・ベルクQはどちらかといえば好きな部類に入るので、よく聴いていました。
最近はベートーヴェン中期はあんまり聴いてなかったので、久しぶりに聴いたらちょっと疲れました(笑)。

バルトークは凛虞さんお薦めのルービンQとjsbachさんお薦めのツェートマイアーQの4番と、タートライQの全集がくるのを待ってる段階です。タカーチQとバルトークQあたりが揃ったら、感想なるものに挑戦してみようかと思っていたのですが、ヴェーグQの旧盤聴いたら、新盤にも興味が出てきました。無間地獄状態ですね(爆笑)。
うぐいす
2007/11/27 21:32
アルトゥールさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ブッシュQのラズモフスキー、いいですよね!
初めて聴いたときはその凄さにびっくりしました。
ブダペスト新盤も、後期四重奏ではちょっと渋すぎて聴く機会が減ってしまいましたが、ラズモフスキーはその演奏の特質に合っていていいですね。

話は違いますが、アルトゥールさんの所持されているハンガリQのバルトークを入手しました。あまり今ここで感想書いちゃうと、後で書くことなくなってしまうのですが(笑)、形としては端正で整っているものの、抑揚のつけ方がよく考え抜かれていて、表情が生き生きとしていますね。ハンガリーの血を感じさせる演奏です。とりあえず一言、「買ってよかった」です(笑)。今度バルトークQも買ってみようと思ってます。
うぐいす
2007/11/27 22:13
うぐいすさま こんにちは

いずれかのところにコメントを、と思っていたのですが、私が聴いたことがない演奏ばかりで (^_^;)
ブダペストは欲しいなと思いながら、どうしようかと思っているところです。私は、拙ブログでお分かりだと思いますが、ジュリアードの演奏が好きです、というか、これで満足してしまっていて、他の演奏をあまり聴かないということもあります。
最近は少しずつ、他の演奏も聴いてはいるんですが〜。やはり、ジュリアードに戻ってしまいます、爆。

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2007/11/28 09:40
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

rudolf2006さんの聴かれている演奏がここにないこと自体、やはりうぐいすの間口の狭さが現れていますね(汗)。ジュリアードQはワシントン国会図書館のライブ録音をFMラジオで聴いたことがあります。しかし、なにぶん昔過ぎて(約20年位前)、記憶があまり定かでないのです(笑)。

ブダペストQはラズモフスキーと16番あたりはなかなかおもしろいのですが、それ以外の後期や初期の曲は好悪が分かれるかもしれません(音色が渋いですから)。いくつか持っているうちのひとつとしては良いと思うんですけど。人に薦めるとなると微妙な全集です(笑)。
うぐいす
2007/11/28 20:54

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