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さて、今回のバルトーク四重奏全集はタートライ四重奏団です。この団体の演奏も初めて聴きますね。 録音状態が高音域に偏っている感じがありますが、まあ聴きにくいというほどではないです。 楽器の音の分離がいいので、非常に明快ですっきりとした、ダイナミズムに富む演奏です。かと言って、ジュリアード('63)のようなドライで急進的な雰囲気とも違って、非常に歌というか情熱のようなものも感じます。 とにかく、聴いていて音楽として素直に聴ける感じなのです。 アンサンブルは時々荒くなりますが、あまり気になりません。 ちなみに(同じことを繰り返して言っているだけかもしれませんが)、明快とかすっきりとか言う言葉を使ってますが、決して響きがうすいとかいう意味ではありません。楽器の音色の分離や録音状態により、音の構成が明確になっているという意味で、音色自体はなかなかダイナミックです。 まあ、小気味のいい音の処理をしているのも関係してるかもしれません。 1番の3楽章・2番の2楽章や、3,4番の前衛的な曲における弾け方(笑)は最高ですね。 あと、4番の4楽章、ピチカートが明快で聴いていて非常に気持ちいいです。バルトーク・ピチカートの響くこと響くこと・・・(笑) ところで、ハンガリーの血を感じさせる演奏とか、バーバリズムって、うぐいすも時々使ってしまうのですが、これって冷静に考えるとどんな演奏のことを言うんでしょうねえ。まあ、うぐいすはいっつも感覚的に言葉使っちゃうのであらためてこの言い回しを考えるとよくわからなくなってしまうのです。 なぜこんなことを言うかというと、タートライ四重奏団の演奏聴いていて、実は表現に困ってしまったのです。 この演奏は上記のように、明快なダイナミズムを感じると同時に、それだけではない情熱とか、どこか説明しづらいものを感じたのです。 ボキャブラリー貧困なうぐいすにはどうも、この演奏を表現しきれてないような感じなのです。 この演奏、ハンガリーの血を感じさせるか?とかバーバリズムとか感じるか?ということを考えたとき、あてはまりそうな気もしたのですが、それにしてはどこかすっきりしすぎている感じもして、なんとも複雑な気持ちになったのです。 ハンガリー四重奏団のもどうなんでしょうね。 まあ、言葉尻だけの話なんでしょうけどね。 とにかく、この演奏も気に入りました。バルトークの四重奏は名演ぞろいですね。 次回はヴェーグ旧盤('54)の予定です。 Bart?k: String Quartets 1 - 6/Divertimento
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