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とうとう、本ブログも開始から1年となりました。 昨年思い立って始めてから、途中で空白の期間が何度かありましたが(笑)、なんとか続けてこれました。 本年も気負わず、淡々と進めてまいります(笑)。 さて、今回からはいつもの感想です。 2008年は、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタからはじめます。 ドビュッシーの室内楽は過去に弦楽四重奏曲・フルート、ヴィオラとハープのためのソナタと取り上げましたが、比較的、うぐいすが取り上げる機会は少なかったですね。 ドビュッシーは、晩年に一連のソナタの作曲を計画しました(6曲)。結局完成したのは、ヴァイオリンソナタ・フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ・チェロソナタの3曲で、ドビュッシーの死によってその計画は永遠に完成することなく終わってしまいました。 今回のヴァイオリンソナタは、まさしく遺作となってしまったわけです。 この曲、初演当初は作曲者の創作力の衰えとみなされたって話を聞いたことがあるのですが、本当ですかねえ? あいかわらず、うぐいすにはよくわからんです。 まあ確かに、ドビュッシーの曲の中では比較的わかりやすい旋律ではありますが、でもあいかわらず自由闊達で伝統にとらわれない旋法で、時折見せるシンコーペションなど、リズムも変幻自在です。 1楽章の冒頭から東洋的とも神秘的ともいえるような不思議な雰囲気ですね。ヴァイオリンとピアノという組み合わせのせいか、単色ではありますが、墨絵のような、濃淡が絶妙な世界が眼前に広がります。 後の2・3楽章も含めて、どこか歌舞伎の大見得をきったり、「寄らば斬るぞ」といった風情が感じられたりするのですが、でもそこをそんなに大げさに表現せずに、うまく機転が効いている感じに仕上げている点、まさしくドビュッシーの真骨頂をうかがわせる曲だと思います。 3楽章など、そういう不思議な世界の中でも流動的で一種の華やかさみたいなものも感じさせる魅力を持っています。 うぐいすの愛聴盤は3種ありますが、なぜかすべてモノラルで録音の良くないものばかりです(笑)。 ひとつはG・ヌヴー/J・ヌヴーのものです。これはヌヴーの中でも傑出した出来の演奏ではないでしょうか。男性的でたくましい音色です。あんまりヒステリックにならずに、剛毅で豊かな音色を表出しています。 この演奏を聴いていると、飛行機事故による早逝が惜しまれてなりません。 ティボー/コルトーのは、ティボーのヴァイオリンが時折、濃厚なポルタメントが時代を感じさせますが、音楽のうたわせ方はなかなか小粋で味があります。今あらためて聴くと、たまに技術的に難があるところがありますが、まあ、この演奏はそういうところを聴く演奏ではないと割り切って、歌の表現を目いっぱい味わうべきですね。 コルトーのピアノが相変わらずガラガラと自由奔放で目立ち気味ですが、これはこれでいいですね(笑)。 最後の3つ目は、シゲティ/バルトークのコンビによる、ワシントン国会図書館でのライブです。これまた録音が古いですし、ドビュッシーを聴くというよりは、シゲティとバルトークを聴く演奏です。 あいかわらず、圧力のかかった独特の音色です。うぐいすはシゲティの音色については、晩年はちょっとつらいですが、1950年代くらいまでの(バッハの無伴奏とか)枯れすぎていない頃のは大好き(笑)なので、あんまり違和感は感じません。 ライブ特有の熱さもあります。3楽章など、あまりに圧力をかけすぎて音がかすれて聴こえなくなってしまっている部分とかあるのですが、逆にうぐいすはそういうところに魅力を感じてしまいます(笑)。背筋がゾクゾクしてしまうのです。 バルトークのピアノはうまいですねえ。シゲティのヴァイオリンがテンポ動いても、ぴったり寄り添っています。かと言って伴奏に徹しているわけではなく、かなり自由に弾いてますね。 そういえばドビュッシーがなくなったのが1918年ですから、今年はドビュッシーの没後90年なのですね。 まあ、数字的にあんまりキリのいい感じではないので特別な企画はないかもしれませんが、それはともかく、これから少しずつまた聴いてみようかなあとも思っています。 Ginette Neveu
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うぐいすさん、こんばんは。 |
アルトゥール 2008/01/05 19:27 |
アルトゥールさん、こんばんは。 |
うぐいす 2008/01/05 21:41 |
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