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zoom RSS ツェートマイアーQのバルトーク四重奏4番<PA-084>

<<   作成日時 : 2008/01/12 22:22   >>

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本日は久しぶりに(そうでもないか?)バルトークです。
いやあ今回のCD、入手にずいぶんと待たされましたがやっと手に入れました。

うぐいすはもともとバルトークの弦楽四重奏は4番から入っていきました。偶然FMラジオをつけたらやっていたのを聴いたのが最初で、いろいろ紆余曲折があって、最近バルトークの弦楽四重奏を頻繁に聴くようになりました。
そんな今でも、全集を入手した場合に真っ先に聴くのは4番です。(ちなみに、次に好きなのは3番ですね)
バルトークの四重奏について各団体について自分なりに評価する場合、今でも4番が評価の中心になっています。
逆に言うと、4番がダメだとその団体のバルトーク演奏はもうほとんど聴かなくなってしまいます。ある意味バルトーク演奏の「指標」となってしまっている感じですね。
もちろん、こういう聴き方は4番の出来如何のみで判断してしまう危険な部分もあるのですが、全曲を聴く時間がとりづらいときにとりあえず特徴を手っ取り早くつかんで、後で他の曲もじっくり聴くという形で補完していけば、ある程度の目安にはなるのです。
今回のツェートマイアー盤も、この団体の他の曲の演奏に対する「掴み」として聴いてみようかなあと思っていました。

でまあ、それはそれとして、実際に聴いてみた感想ですが・・・この演奏、ずいぶんとはじけていますねえ。
音の強弱の、ダイナミクスの大きさも尋常ではありませんし、鳴らすところは思いっきりバリバリのバーバリズムです。
なんというか、激しいところと繊細な表現との差がすごくて、ずいぶんと変わり身のよい演奏です。うぐいすが聴いたことのある団体の中ではもっとも激しい曲想変化をしてるんじゃないでしょうか。
第1印象は落ち着かない感じだなあというところでしたが、本日入手してからすでに6,7回聴いてるわけですが(笑)、だんだんクセになってきてますね。

バルトークの演奏って、うぐいすの持っている演奏の場合、大きく分けると2つに大別できるかと思っています。ひとつは、スケール感のあるヴェーグ四重奏団(旧)やオーソドックスなハンガリー四重奏団、泥臭いながらも風格のあるヴェーグ四重奏団(新)、明快なタートライ四重奏団などの、ハンガリーの土着的で伝統的な感覚のもの。これを第1グループとしてみます。

もうひとつは、ジュリアード四重奏団の('50)('63)や、もっと入れるとアルバン・ベルク四重奏団あたりも入る、先鋭的で現代的な演奏。
これは第2グループとしましょう。

ツェートマイアー四重奏団のは上記のどれに入るかというと、まあ、順当に第2グループといいたいところですが、どうも違うような気もします。
上記のグループはどれも80年代以前の演奏で、90年代以降の演奏はまた傾向が変わってきているのではないかと。

第1グループはうぐいすの知る限り、今日ではもはや消滅しているような気がします。バルトーク四重奏団に90年代の録音があるそうですが、もしかするとそれが最後の系譜だったりして・・・
(でも、まだ聴いたことのないタカーチ四重奏団あたりが、ハンガリー的な感覚を現代的なアプローチで生まれ変わらせて保っていないでしょうか?まあ、これは聴いたことないのであくまで想像です。)

今は第2グループも、もはや古典で(笑)、それらが細分化されて、洗練されたドライなエマーソン四重奏団になったり、ツェートマイアー四重奏団のようなさらに激しさを推し進めたものだったり、はたまた、うぐいすは具体的には知らないですが、あっさり風味の演奏があったりという感じになっているような気がしますね。

そういう意味では、90年代以降の新しい第3グループ(もしくはそれがさらに細分化されている?)の中で、ツェートマイアー四重奏団のは実に主張がはっきりしている個性的な演奏だと思います。
テンションが高いときとかには、こういう派手なものがバルトークの世界に入りやすくていいかもしれません。うぐいすは結構好きです。
上記の第1グループのタイプが好きな方にはきつく思われるかもしれませんね。
Karl Amadeus Hartmann / B?la Bartok
Karl Amadeus Hartmann / Bela Bartok

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コメント(4件)

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うぐいすさん、こんばんは。
私もバルトークの中では聞く回数では4番がいちばん多いと思います。もっとも最近は第1〜3番に惹かれているのですが…。
ツェートマイアーSQは激しい、主張のはっきりした演奏だったのですね。ECMでは珍しいですね。
バルトーク90年代は、上記のうぐいすさんの分類によるとハンガリーの伝統に根ざしたもので明らかに第1グループでしょうね。タカーチ新はもはや第1グループとはいえないと思います。第2グループながら先鋭さが薄れてきたようなタイプではないでしょうか。
ところでジュリアード60年代をHMVに注文して2週間以上経つのですがまだ来ないです。早く聞きたいものです。
アルトゥール
2008/01/13 18:15
アルトゥールさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

最近は1,2番はハンガリー四重奏団とヴェーグ四重奏団(新)で聴くことが多いのですが、持っている全団体に対して頻繁に聴く曲となると3,4番です。三つ子の魂百まで、というやつでしょうか(笑)。

しかし、う〜ん、やはりタカーチは第1グループではなかったのですね。もはやこの現代においては本場物とかいう概念は薄くなっているでしょうし、そういう聴き方はあまり意味がなくなっているのかもしれませんねえ。

HMVは最近どうも入荷が遅い感じですね。昔(といってもほんの1、2年前です)はそんなことなかった気がするのですが。
うぐいす
2008/01/13 19:47
うぐいすさま、こんばんは。これを推薦してしまった者としては、うぐいすさまに酷評されるのではと戦々恐々としておりました・・・。本日、たまたま実演でバルトークの3番を聴いてきたところです。さて、ツェートマイヤーを第三グループというご分類、私も同感です。バルトーク嫌いの(現代音楽オタクの)友人にこのCDを聞かせたところ「初めて4、5番が好きになった。弦楽四重奏は普通凝集しようとするのに、この演奏はそれぞれの楽器がばらけようとしているのが面白い」とのことでした。なんだか、うまい表現だとおもいました。
jsbach
2008/01/13 23:52
jsbachさん、こんばんは。
ブログで会話するのは久しぶりですね。コメントありがとうございます。

「それぞれの楽器がばらけようとしている」というのはなかなか言い得て妙ですね!うぐいすがどこか落ち着かないような感じがしたのはそれですね。本文の第2グループに入れられないと判断したのも、その拡散的な方向性がグループの枠をはみ出していると感じられたためです。

まとまりよりも各楽器がそれぞれ主張しすぎている結果かもしれません。しかもこの演奏は、それを確信犯的にやっていますねえ。
古典的な、たとえばハイドンとかモーツァルトあたりのカルテットでやってたら間違いなく破綻してます。曲がバルトークだったからこそ、拡散的・開放的でユニークな演奏足りえているのだと思いますね。この演奏、面白かったです。ただ、水モノ的なところがあるので、生で聴くとちょっとどうかな、という感はありますが(笑)。
うぐいす
2008/01/14 00:17

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