Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)

アクセスカウンタ

zoom RSS なぜか・・・ディーリアス管弦楽曲集<PA-087>

<<   作成日時 : 2008/01/17 22:33   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 5

今回はちょっと息抜き気分でディーリアスです。
普段はあんまり聴かないのですが、たま〜に、なんにも考えたくないときにボケーッと聴いてみたくなります。

考えてみると、この人の作風も不思議でして、果たしてどのジャンルに位置されるのでしょうか?
音楽史にくらいうぐいすにはよくわからないです。
しかも、生まれと育ちはイギリスですが、両親はドイツ人、成人してからはイギリスを出てアメリカ・ドイツを経てフランスに腰を落ち着け、死ぬまで定住したようです。
うぐいすはディーリアスを、生粋のイギリス人でイギリス音楽での代表的な作曲家だと思っていた時期があったのですが、その生い立ちを知ったときは結構驚きました。
まあ、そのイギリスの音楽、というイメージが強いのはおそらくビーチャムによる演奏活動の影響が大きいのでしょう。

まあもっとも、イギリス音楽って、一体どんな音楽だ?という話もありますが。中世やバロックのあたりまでは音楽先進国だったようですが、古典派以降は表舞台から退いてしまった感があります。
その後、20世紀前後くらいからディーリアス、エルガー、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテンという世界的に有名な作曲家が出現してきたわけですが、彼らに何か共通の作風があるかというと、そうも思えません。
なんというか、品のよさというか、あいまいな「雰囲気」のようなものがどことなく似ているといえば似ていますが。

まあでも、ディーリアスに関して言えば、どちらかというとフランスの印象主義に近い感じに思えるわけです。
一般的にはドビュッシーに似ているといわれているらしいですが、うぐいすはディーリアスを聴いているとラヴェルを想起してしまうのです。「春初めてのかっこうを聞いて」などを聴いているとラヴェルの「マ・メール・ロア」あたりを思い出してしまうのです。
うぐいすは、ドビュッシーはどちらかというと幻想的で墨絵のような侘び寂び的なイメージ、ラベルは色彩的でまさしく印象派の絵に近いイメージがあります。ディーリアスのはどちらかというとラベル的な感じを持ってしまうのです。
また、人によってはグリーグに近いという人もいますが、まあ、それらのどれかだったら、どれに似ているにしてもあんまり遠くないんじゃないかなあ、とも結構ラフには考えてますけど(笑)。

問題なのは何に似てるとかではなくて、彼の音楽そのものなわけですが、形式は自由にして曲想は非常に繊細、しかも抒情的で品のよさも漂っています。もっとも、うぐいすはディーリアスは管弦楽曲しか知らないわけなので、的外れな部分もあるかもしれませんが、何か声高に主張するとか情熱的に語りかえるとかいう類の音楽ではなく、どちらかというとさりげなくうつろいゆく風景を眺めているような風情です。まあ、刺激的な音楽でないので、いつも聴くにはちょっとつらいかもしれません。
でも、とにかくなんにも考えたくないときに流しているときには最高に癒される音楽ですねえ。

うぐいすの持っているのは、ビーチャム/ロイヤル・フィル('56/'57)の、管弦楽曲集です。ディーリアスはあんまり聴き比べしてないので他の演奏とくらべてどうこう、というのはできないのですが、その品のよさや繊細なフレーズ表現など、曲の特徴がうまく表現されている演奏かなあと思います。

さて、ディーリアスでちょっとリフレッシュしました。明日の金曜日で今週の仕事はあと一日です。もう一頑張りしますか!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます

ディーリアス、私も大の好物の一つになっています。大昔、「村のロメオとジュリエット」というオペラの間奏曲を演奏したことがあったのですが、こんな美しい曲があるのか、と驚いたことがありました。その頃はまだLP時代で、確か、バルビローリの演奏を聴いたと思うんです。

ブログを始めて、ブログ仲間の方にイギリス音楽愛好家がおられて、色々と珍しい曲を教えてもらって、去年は、ディーリアス、ヴォーン=ウィリアムズ、などをたくさん聴きました。「村のロミオとジュリエット」全曲盤も手に入れました、爆〜。
良いオペラですよ。

(続く)
rudolf2006
2008/01/18 09:00
(続きです、爆〜

ドビュッシーが墨絵のような感じ、同感です、ただ、ラヴェルは、もう少し猥雑な感じも持っているような気もします、スペインの雰囲気(どんなの?って聞かれると困るんですが〜)があるような気もします。典雅さの中に猥雑な感じも、ラヴェルにはあるような気が〜。

ディーリアスは、ボソボソと小さな声で語っている感じが、たとえばヴァーグナーなどの対極にあるような感じがします。ハイドンと同じく、聴いていて不快になることが皆無な作曲家ではないかと〜

イギリスの作曲家、何とはなしに、気品のようなものを感じるのです〜 フランスやイタリアのような洗練された気品(?)ではなく、もっと素に近い気品のようなものを、私は感じます〜。

ミ(`w´)彡 

rudolf2006
2008/01/18 09:00
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ディーリアスにも相当入れ込まれているようですね(笑)。ラヴェルも、ラ・ヴァルスやスペイン狂詩曲の騒々しさを思い浮かべると、猥雑な感じというのもうなづけますね。印象派の絵というのはちょっと慎まし過ぎたかもしれません(笑)。印象派の絵というなら、むしろフォーレの方が近いですかね。

イギリスの作曲家が素に近い気品というのもおっしゃるとおりですね。話は全然違いますが、むかし仕事でイギリスに出張したことがあるのですが、料理がこれまた素朴過ぎでした(爆笑)。結局、イギリスでうぐいすの口に合った料理は中華料理の弁当とかピザハットのピザだったり、お菓子もキットカットくらいだったという情けない状況でした(笑)。ホントにおいしいイギリス料理を食べたことがないだけかもしれませんが。
うぐいす
2008/01/18 20:41
うぐいすさん、こんにちは。

ディーリアスははまったらなかなか抜けられないとか…。rudolfさんは立派なディーリアンですね。ディーリアスは普段あまり聞きませんが、私の手許にはバルビローリ/ハレ管(DUTTON)があります。
以前にビーチャムも持っていたのですが、どうも
私とは相性が悪いようです。おふたりが言われるように落ち着き、気品は感じられるのですが、抑制が効きすぎていて、こんなところがイギリス人気質なのかなと思います。ブリテンのモーツァルトなどの演奏にもつながるものを感じます。ちなみにバルビローリですが父(伊)・母(仏)で、ブラームスやマーラーで時としてみせる(滅多にないけれど)盛り上がりは血筋なのかもしれませんね。
心に残っているのはホイットマンの詩によるIdyllという作品です。ディーリアスにしては結構盛り上がります。大人の愛ですね。シューベルトやシューマンだったら全然違った悲劇的な音楽になっていたかもしれません。
いつの間にか始まっていつの間にか終わっていた…
私にとってディーリアスの曲はそんな感じがします。
ezorisu
2008/01/24 11:32
ezorisuさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

バルビローリのディーリアスは聴いたことないのですが、彼は曲によって燃えているものとさめているものがありますね。ブラームスの2番あたりはうぐいすには煮え切らない感じでピンとこなかったのですが、シベリウスの交響曲、特に後期の曲は素朴な面持ちながら力強い表現で名演ですね!

ディーリアスの音楽について、「いつの間にか始まっていつの間にか終わっていた…」というのは言い得て妙ですね。いやみがなくて、聴いていると癒されてしまいます。
うぐいす
2008/01/24 20:49

コメントする help

ニックネーム
本 文
なぜか・・・ディーリアス管弦楽曲集<PA-087> Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる