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zoom RSS ハイドンの弦楽四重奏曲第76番「五度」<PA-101>

<<   作成日時 : 2008/02/26 22:35   >>

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今回はハイドンの弦楽四重奏の「五度」です。
以前、弦楽四重奏64番で勘違い情報を披露してしまったのに、懲りずにまたハイドンです(苦笑)。まあ、素人の気ままブログなのでそこは許してたもれ・・・

さて、「五度」ですが、この曲は有名ですし、ハイドンの弦楽四重奏曲の中ではうぐいすがもっとも好きな曲です。
この副題は1楽章冒頭の5度下降の旋律から来ているようなのですが、ハイドンの曲の副題って本人が考えたものじゃないものがほとんどなだけあって、ホントにひねりも何もないのが多いですね(笑)。
交響曲なんかでも101番「時計」や94番「驚愕」あたりはまだしも、103番「太鼓連打」あたりになってくると、せめてもうちょっと考えてつけてあげた方が(笑)・・・とか言いたくなってきます。
もっともその由来はともかく、副題があるかないかって、少なくとも日本においてはポピュラーになるかならないか、結構大きな差があるんですけどね〜。

ただ、その曲に対して作曲家が意図していないイメージを聴衆に与えてしまう可能性があるのはどうしたもんかと思います。
まじめな話、うぐいすは「時計」が一時期(中学生くらい)、ホントに時計を表現した音楽かと思っていた時期ありましたし(爆笑)。
104番「ロンドン」も作曲された場所を指してるだけなのに強烈にロンドンをイメージした音楽なのか・・・という刷り込みされてしまいました。普通そうは思わないか(笑)。

まあ「五度」の場合は、曲のイメージを聴衆へうえつけるような、大きな影響を与える副題ではないかもしれませんが、そう名づけることの意味のようなものを深読みしたくなったりもしますので、ホントに、作曲者が意図してつけた副題・表題でない限りはあんまり気にしてはいけないでしょうねえ。
ハイドンの場合はほとんどそうで、なるべく副題にひきづられずに音楽そのものを聴くようにしています。

で、この「五度」ですが、ハイドンにしては全体的に深刻な暗い雰囲気の曲ですが、古典派なだけあってすっきりとした構成で瑞々しい情感の漂う名曲です。
この曲も学生時代に仲間と遊びで合わせた記憶があります。
といっても、なんとか合わせられたのは3楽章くらいでしたが。
ハイドンは曲の構成がすごくシンプルで、逆にそういう曲って演奏者のアラが見えやすくて大変だった記憶があります。

管弦楽曲でも、たとえば、チャイコフスキーやマーラーは古典派と違い、雰囲気で引き飛ばしてしまってもアラが目立たないところが多いです。
演奏する立場としては、ロマン派よりもベートーヴェン、さらにモーツァルト・ハイドンあたりはもっと、「音楽」にするのが困難な作曲家の筆頭と思います。弾いていてもただの音の羅列になってしまうのですよ。

うぐいすの持っている演奏は以前書いたとおりウィーン・コンツェルトハウスQのものと、イタリアQです。
いつも聴くのはウィーン・コンツェルトハウスQのものですね。この曲にあった、しっとりとした情感の溢れる演奏です。
イタリアQのも悪くはないし嫌いではないのですが、少しばかりロマンチックなつくりに偏ってしまっているところが、情緒過多に聴こえてしまいます。
その点、ウィーン・コンツェルトハウスQのはもっと素朴で、変に演出したみたいなものがなくって、ダイレクトに曲を表現してくれているところに好感が持てます。
そのくせ音色は相変わらず泣きの入ったところもあるのですが、それはあまり耳につく感じではないのですよねえ(笑)。
イタリアQのは抑揚に特徴がありますね。コンツェルトハウスQのは抑揚はむしろ直球で、基本的な音色の出し方が独特です。

ハイドン、聴き出すと結構いいかも。今年はハイドン・ルネサンスとかいうシリーズでも企画してみましょうかね。続ける保証も自信もまるでありませんが(笑)。
ハイドン:弦楽四重奏曲集(4)
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コメント(4件)

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うぐいすさま こんばんは

ハイドン、死ぬ前に死亡記事が出てしまったそうです。そこで、もの凄く褒め称えられているのを聞いて、少しだけ喜んだようですよ。
人格円満な作曲家って非常に少ないと思いますが、その一人がハイドンではないでしょうか?
あのハイドンなら、どんなタイトルを付けていても、まぁ良いですよ、って言いそうですよね〜

ブダペストのハイドンを注文しました。
ハイドンは、モツアルトよりも難しいですね、演奏は〜。拙いところが丸見えになってしまいます。モツアルトの方が和音も複雑ですから、ごまかせるところがあるのですが、ハイドンには皆無です。
ですから、オケストラの力量を見るには、ハイドンの演奏を聴くのが一番かもしれませんね〜

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/02/27 00:32
うぐいすさん、こんにちは。

遅まきながら掲載100回おめでとうございます。
私はワーグナーはまだまったく門外漢なので、コメントはできません。
学生時代に当時まだLPで、友人がフルトヴェングラーのたしか「指輪」を奮発して、分厚い解説と合わせてものすごいセットだなと驚いたぐらいです。余談ながら指揮棒付きでしたね(笑)。後は古いテープでクナがありますが、こちらも放ったらかしです。

さて、ハイドンです。以前にも書かせていただいたように、手許にはウィーン・コンツェルトハウス盤があります。弦のしっとり感が何とも言えず、ご紹介の曲では来るべきモーツァルトの登場を予感させます。もしかしたら、ハイドンにはもう少し無骨な演奏がよいのかもしれませんが、これはこれで素晴らしいです。吉田秀和さんもお気に入りの演奏ですね。
ハイドンの交響曲ではシューリヒトのロンドンのCDが手許にありますが、以前持っていたLPよりも音が相当悪くなっています。将来の再発を期待ですね。
ezorisu
2008/02/27 11:02
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ハイドンの死ぬ前の死亡記事って、うぐいすもどこかで聞いたことあるような気がします。ハイドンの性格がうかがい知れる、いいエピソードですねえ。

ハイドン難しかったです、弾き間違えるともろにわかってしまいますし。まあそれでも、なんとか音は拾えるんですよね。でも、音楽にできなくて大変でした。昔そばで聴いてた人たちもさぞやつらかったことでしょう(笑)。

ブダペストQのハイドンですか!うぐいすは聴いたことないですね。いったいどうなんでしょうねえ。あの路線で「五度」あたりやってくれるとなかなか渋くて面白そうですが。入手されたら、ぜひご感想をお願いいたします(笑)。
うぐいす
2008/02/27 20:54
ezorisuさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ハイドンは少し無骨な演奏が、というのもうなづけるところがあります。あまりロマン的な演奏になってしまうとそのすっきりとした構成が感じられなくなってしまいますね。ただ、うぐいすはやはり、その中にも適度に潤いの感じられる演奏がいいかなあ、と思います。ウィーン・コンツェルトハウスQのはその情感の漂う雰囲気と構成感が、なかなかバランスよく盛り込まれている名演ですね。
うぐいす
2008/02/27 21:02

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