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zoom RSS ベルクの「弦楽四重奏のための抒情組曲」<PA-096>

<<   作成日時 : 2008/02/12 23:22   >>

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今回はまた弦楽四重奏に戻ってきました。
ベルクの抒情組曲です。またまた新ウィーン楽派の曲です。

以前、うぐいすは新ウィーン楽派の中ではベルクよりもウェーベルンの方をよく聴くという話をしました。
前に書いた文章をそのまま引用すると、「ベルクはそのロマン的な曲調のために、かえって表現主義的な色合いが濃くなり、人間的な情念の暗さが強調されているような気も」したため、体調によっては聴いていて結構しんどいときがあったのです。
かといってベルクが嫌いというわけではなかったのですが。

最近、ベルクの作品ではこの「抒情組曲」とヴァイオリン協奏曲をよく聴きます。
このところ痛感したことがありまして、以前、ヴァイオリン協奏曲の感想書いたときにも感じたのですが、ホント、最近ベルクの音楽聴いてても、違和感がありません!(笑)
ていうか、なんて美しい音楽(爆笑)なんだと思えてきました。
今のうぐいすは、ベルクとウェーベルンが同じくらいに親しみを感じることができるようになったようです(笑)。

やはりバルトークを聴き続けていた影響が多少なりともあるような気がします。
もっとも、バルトークばかり聴いていた耳からすると、ベルクの音楽はロマンチックながらも、非常にスマートで品がよいですねえ(笑)。
頻繁に出てくる特殊奏法の快感、不協和音すら美しくロマンチックな音楽に聴かせてしまう、効果的な作曲技法。
1楽章とかかなり動的ながらもロマンチックに歌っていきますし、2楽章や4楽章とかもしっとりした雰囲気ですね(といいつつ、それなりに動的な部分もありますが)。
また、第3楽章の「sul ponticello」と「col legno」の嵐は圧巻です。第5楽章の衝動感に満ちた曲想もすごいですし、最後の第6楽章は少し落ち着いたというか、諦観のような感じも含んでいて意味ありげですね。

どうやらこの音楽は当時のベルクの不倫相手(ハンナ)への思いが込められているようですが、なんか、聴いているうちにうぐいすにはそんなことどうでもよくなっちゃいました(笑)。
とにかくひたすらこの曲の魅力に浸ってしまいます。

最近よく聴く演奏はアルバン・ベルクQの70年代の演奏です。
現代的ながらも情念的な要素をふんだんに盛り込んだ彼らの演奏はまさしくベルクの演奏にはふさわしいかもしれません。
この団体、他の曲だといろいろと留保がつく場合が多いですが、これは結構好きですねえ。

う〜んしかし、10年前の自分にこの感想を聞かせてやりたいですね(笑)。人間、変われば変わるもんです。

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コメント(4件)

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うぐいすさま お早うございます。

ベルクの曲、この「叙情組曲」とヴァイオリン・コンチェルト、ここで取り上げられていた「初期の7つの歌」くらいしか知りません。オペラはCDを持っているのですが、聞いていると辛くなってきます、爆〜。

ヴァイオリン・コンチェルトは、昔、吉田秀和さんの文章を読んで、是非とも聴きたくなって、スターン盤のLPを買ったのを覚えています。CD時代になってからは、聴いていないのですが、また聴きたくなっています。

お薦めはありますか?スーク盤を買おうかなって思っています。

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/02/13 08:30
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ヴォツェックはさすがに大好きとまではいかないです。確かにちょっとつらいですね。
一方、ヴァイオリン協奏曲はかなり夢中になってます。スーク盤、なかなか良いですよ。実はスーク盤は凛虞さんからのお薦め盤だったのですが、あまり表現主義的な部分を強調しすぎず、音色も豊かで安定感があってよいです。アンチェルも好サポートです。あと、うぐいすは聴いてないのですが、凛虞さんがムター盤をジャケット写真共々、推されてましたね(笑)。

実はうぐいすの一押しのお薦めはクラスナー/ウェーベルン盤('36)なのですが、あいにくと廃盤のようです(苦笑)・・・これほど内蔵を抉り出されるような表現主義的かつ情念的な演奏は現代でもお目にかかれないのではないかと思うのですが。もし再発されたら是が非にでも入手されることをお薦めいたします(笑)。
うぐいす
2008/02/13 20:08
うぐいすさん、こんばんは!
このエントリーを拝読し、どうしてもベルクを聞きたくなって、この時刻となってしまいました(汗)。
うぐいすさんがお聞きになられた録音は、おそらくTELDEC時代のアルバン・ベルクと思われますが、恥ずかしながら、この有名な録音を所有していないことに気づきました(大汗)。興味津々です。

ABQならばEMI時代のものはありましたが、他のカルテットによる録音を今夜聞きました・・・RCA国内盤(現在はTESTAMENTでも入手可能と思います)。
残響が少ないスタジオで繰り広げられる透徹された覇気に衝撃を受けました・・・このカルテット名は申し上げずとも、私の嗜好から容易に想像がつくと思います?!(爆)
凛虞
2008/02/14 02:30
凛虞さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、TELDEC時代のアルバン・ベルクQです。この頃の録音は比較的素直に聴ける演奏が多いです。もっとも、現代を中心としたお得意の曲を集中して録音していたということもあるかと思いますが(笑)。

凛虞さんの聴かれた演奏ですが、確かこのカルテットのデビュー曲はこの「抒情組曲」だったのでは?(笑)
うぐいすは最近このカルテットがマイブームなので、興味津々です(笑)。
うぐいす
2008/02/14 20:37

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