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zoom RSS シューマンのピアノ五重奏曲(R.ゼルキン/ブダペストQ)<PA-098>

<<   作成日時 : 2008/02/18 21:46   >>

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今回はシューマンです。
かの有名な、ピアノ五重奏曲です。いままで何度か書こうと思いつつ、なかなか書けませんでした(笑)。
演奏はR.ゼルキン/ブダペストQのものです。

この曲はいわゆる「室内楽の年」に書かれてます。1842年でしたっけ?
派手で劇的ながらも、哀愁の漂う曲ですね。「物思いにふける青春時代の、ある秋の夕暮れ」といった感じでしょうか(笑)。

R.ゼルキン/ブダペストQの演奏ですが、「質実剛健」というのはホントにこういう演奏を言うのでしょうね。
豪快ながらもがっちりした構成のR.ゼルキンのピアノと、渋い音色でこちらも骨組みのしっかりしたブダペストQのペアはある意味最強ですね。
まさしく、がっぷり四つに組んでいる大相撲という感じです。
同じ組み合わせでブラームスのピアノ五重奏曲もありますが、こちらはどちらかというと渋さが勝ってしまっている傾向ですが、シューマンのは曲の性格もあるため、剛毅で派手め、かなり劇的な演奏になってますね。

一方で、2楽章などは弦楽四重奏団の方が目立つ場面が多いため、ブダペストQの特色が前面に出てきている感があり、非常にロマンチックで枯れた味わいです。それがまた非常に曲想にあっていていいですね。
この曲で一番好きなのがこの根暗な(笑)2楽章なのです。しかし、実はこの「ブダペストQの演奏する2楽章」という条件付で、なのですが(笑)。
他の団体だとどうにもあっさりしすぎて聴こえてしまうのです。
(ちなみに、うぐいすにとってはブラームスの弦楽四重奏曲第3番の3楽章や、モーツァルトの弦楽五重奏曲第4番などもその類です。)

他の1,3,4楽章ももちろん、ブダペストQいいのですが、でもR.ゼルキンのピアノに感心するところが多いですね。1楽章の「ドーン」と響く圧倒的でダイナミックな表現や4楽章冒頭の決然とした弾き方とか、最高ですね。
R.ゼルキンの演奏聴くといつも思うのですが、音の処理がかっちりしているため、聴いていて心地がよいです。曖昧なところがないのです。
あと、4楽章は1st Vnのロイスマンの泣きの入った歌が随所に出てきますね(笑)。

最近は現代に近い曲をよく聴いてたのですが、これからしばらく疎遠だったハイドンとかロマン派の室内楽も聴き進めてみましょうかねえ。
シューベルトも(笑)。

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コメント(6件)

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うぐいすさま こんばんは

シューマンのこの曲、偶然知りました。
ゼルキン師のシュベルトの「鱒」にカップリングされていたんですよ。
聴いてビックリです、こんな良い曲をしらなかったのかと〜。
質実剛健のゼルキン師のピアノに、ブダペストの演奏がぴったり寄り添っていて、室内楽の模範のような演奏ではないかなって思っています。
このシューマンは、聴き込まないと、その良さが分からないような気がします。

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/02/18 22:53
うぐいすさん、こんばんは。

R.ゼルキン・ブダペストの同曲は以前から聴かなくてはと思いながら今日に至っています。
先日、アメリカ・アマゾンでルービンシュタイン・グァルネリ盤(ブラームスとのカップリング)を見つけて「すわ、購入!」と手続きをしたつもりが、最終チェックを忘れてしまっていました。結局お流れ…。
そんなわけで(どんなわけ?笑)、私の手許にあるのは例によって古いゼルキン・ブッシュ盤です。ブッシュには珍しいドボルザークも入っているCDです。只今、聴き直しています。
うぐいすさんの言われるとおり、ゼルキンは若いときからも本当に良い音です。落ち着きと骨太さとそれでいて情感のこもった、まさに男のロマン漲る演奏です。ブッシュは比較的明るめながらも得意の思い入れたっぷりに弾いています。この組み合わせでは私は渋すぎるブラームスが贔屓です。
ところで、私はこの第2楽章が苦手です。ブッシュの音のせいか重く引きずられる感じです。死と乙女のように突き抜けてしまえばかえって好きなのですが、モタレます…。
ブダペストの演奏でも聴いてみたいと思います。
ezorisu
2008/02/18 23:03
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

実はこの曲の出会いは、学生時代にFMラジオ(確かNHKの吉田秀和氏の番組だったと思うのですが、記憶がおぼろげです)で、ラジオのスイッチつけたら2楽章がいきなり流れてきたのです。朝っぱらからなんて深刻な曲なんだ!とびっくりしたのですが、すぐにCD買ってしまいました(笑)。

この演奏の中で、よ〜く聴くとゼルキンの歌声(うなり声?)みたいなのが聴こえますね。初めは低音のハウリングかと思っていたのですが(笑)。
それはともかく、この演奏は渋さとがっちりとした構成が最高で、やはりこの曲を代表する最高の演奏のひとつだと思いますね。
うぐいす
2008/02/18 23:32
ezorisuさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ブッシュ四重奏団とゼルキンのコンビのものはこの曲は残念ながら聴いたことがないですね。ブッシュだと2楽章が重いのですか。ブダペストQの音色は枯れていて渋いのでこれはこれでまあ、重いかもしれませんが(笑)。でもこの団体特有の乾いたような味わいもありますし、うぐいすはモタれる感じはしません。ezorisuさんが実際に聴いてみて判断された方がよいですね。うぐいすはいい演奏だと思いますよ!
うぐいす
2008/02/18 23:53
うぐいすさま、こんばんは。私はこの曲はデムス=バリリSQを愛聴していたのですが、最近発売されたアンスネス=アルテミスQが若々しさ溢れる颯爽とした名演で素晴らしいと感じております。
jsbach
2008/02/20 22:19
jsbachさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
デムス/バリリQ、往年の名演ですね!この演奏も好きです。バリリの暖かい音色とデムスの技術的にも申し分ない、情熱的で自由な音楽がうまく調和した、見事なアンサンブルですね。この頃のデムスは、ウィーン・コンツェルトハウスQと組んだブラームスのピアノ五重奏曲もありますが、これもなかなかいいですね。最近は彼の評判は聞かなくなりましたが(笑)、50年代の頃のデムスはなかなかの好演揃いですね。
ただ、この曲には劇的な面と同時にドイツ・ロマン派的な質実剛健な面も聴きたいところがあって、ゼルキン/ブダペストQの方が聴く機会多いです。
うぐいす
2008/02/21 00:21

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