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zoom RSS バリリのベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番&トラコミュ企画のご紹介<PA-111>

<<   作成日時 : 2008/03/29 16:44   >>

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もうすっかり春ですね。家の周りの桜も7,8分咲きくらいでしょうか、ここ数日で一斉に咲き始めてます。
さて、その陽気にふさわしく、明るい企画がブログ村のトラコミュで催されます!!
来る3月31日、凛虞さん主催のトラコミュ「弦楽四重奏」の1周年企画といたしまして、「ハイドンのカルテットの日」が催されます。
rudolf2006さんのトラコミュ「ヨーゼフ・ハイドン」も共催です。
ご参加は3月31日前後を目安にということで、あまり厳密に考えなくてよろしいかと思います。
これを機会に、その名声のわりにあまり話題にのぼりにくい(笑)ハイドンの弦楽四重奏への思いを大いに語りませんか?
みなさま、ふるってご参加くださいませ!
ちなみに、うぐいすは3月30日からハイドンの四重奏感想シリーズを4夜連続で書かせていただきます。

さて本題ですが、本日は最近の春の陽気に誘われて明るい曲を取り上げてみたいと思います。
で、ハイドンの作風もうかがわせる、ベートーヴェンの初期の四重奏(作品18)から、うぐいすがもっとも好きな5番を取り上げます。

この曲、初期の四重奏ではもっとも早く知った曲なので、うぐいすは思い入れが強いのです。1番・4番あたりも結構好きなのですが、やはりこの5番が最も好きです。

初期の頃の曲は1st Vnによる旋律が重視されているところが多く、綺麗な歌姫をバックが支えているといった風情も感じられます。
まずはなんと言ってもやわらかく弾むような曲想の1楽章です。躍動感の溢れるリズムにのって、1st Vnの旋律が流れてきます。そのバックで2nd Vn以下が暖かく柔らかな和音を奏で、引き続き踊るようなリズムで曲が進んでいきます。
この冒頭からもう、春の暖かい陽気の中を散歩している気分になってしまうのです。

2楽章はゆったりかつ舞踊風なメヌエットです。聴いていると体が横揺れしている自分に気がつきますね。縦ノリではなく、優雅な横ノリのリズムです。

やはり白眉は3楽章でしょうか。ベートーヴェンお得意の変奏曲形式です。
最初はゆったりとした旋律で歌われますが、変奏がはじまると次々と楽しげな顔をうかがわせますね。リズミカルで、ピクニックにでも来たかのような曲想や、優しく慈しむような旋律、滔々と流れる川の流れのようなせせらぎ、はたまた決断したように歩調を速めてグイグイと歩き出すような勇ましさなど、聴いていてなかなか飽きません。様々な旋律が溢れ出してきます。

4楽章は曲の中でもっとも勢いのある、元気溢れる曲です。非常に劇的な感じもありますね。5番を初め、初期の曲集はハイドンからの古典派の系譜を継ぐ位置づけの曲でもあるでしょうが、この楽章などを聴いているとベートーヴェン特有の意思の強さみたいなものも感じられます。

さて、初期の演奏もそれなりに持ってはいるのですが、今回はバリリQの演奏です。
やはりこの団体のベートーヴェンは初期の曲集が最も成功していると思います。
中期以降の曲になるとビミョーにぬるく感じる(笑)部分もあったのですが、初期は意外とリズミカルで、その暖かな音色とのバランスがなかなか絶妙です。

1楽章はまさしくその暖かい音色と非常に歯切れの良いリズムで豊かに歌っていく様が聴いていて非常に気持ちいいのです。
2楽章は比較的遅めのテンポでじっくりと歌ってますね。正に癒しの音楽です。
3楽章あたりの正にベートーヴェンの真骨頂ともいえる変奏曲も表情豊かに進めていきますし、4楽章の活気のある音楽も存分に魅力を発揮してます。

今回持ってる演奏をいろいろと聴きなおしてみて、「春の気分」ということで一番しっくり来たのはこのバリリの演奏なので取り上げてみました。
他に好印象だったのは、リズムがキビキビしていて鮮明な機能美を表していたジュリアードQ(旧盤)ですかね。あと、一押しというわけではないのですが、アルバン・ベルクQ(旧盤)が思ったよりも歌心が感じられたのが意外でした。
ブダペストQ(新盤)は渋めでカチッとした好演なのですが、「春の気分」となるとちょっと堅いかなあとも思いました。

もっとも、12月に注文してまだ届いていない(笑)、ズスケQを聴いてないのですが、これはどうなんでしょうかねえ。
(いい加減、最近発売のシャルプラッテンの復刻シリーズに乗り換えようかと思いつつ、価格が張るので躊躇気味です・・・)

バリリQのはさすがに廃盤ではないだろう!と思って調べたら、いつのまにか全集でひとつにまとまっちゃったのね(笑)。分売はだんだんなくなってるみたいです。知らないうちにいろいろとCD番号が変わってます。ホント、自分のほしいのがいつなくなってしまうか、こわいなあ・・・

さて、明日からはハイドンです。みなさま、トラコミュでお会いしましょう!

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コメント(6件)

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うぐいすさま こんばんは

トラコミュの告知、ありがとうございます。
私も後で、「3月31日はパパ・ハイドンの日 カルテットについて熱く語りましょう」というトラバをしようと思っています〜。
吉田秀和さんの「私の好きな曲」を何十年かぶりで読んでいます。ハイドンのカルテットにも触れられていて、非常に面白かったですよ。
ハイドンのカルテット、私は凛虞さんの推薦ばかりで、爆〜。オペラとシンフォニーを付け足そうと思っています〜。

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/03/29 20:52
うぐいすさん、こんばんは!
「ハイドンのカルテットの日」の告知、まことに有り難うございます!

・・・ てっきり私は季節がらモーツァルトの第14番を今夜エントリーされると思っていたのですが、ベートーヴェンの第5番でしたか!ベートーヴェンのカルテットの中では最もハイドンとモーツァルトの影響が強い作品と思います。

私は今日の日和で、ベートーヴェン第10番を記しましたが、偶然にもお互い直前のエントリーがベートーヴェンになりましたね! かつ、うぐいすさんがバリリ、私がクリーヴランド、何か「いかにも」という感じがしてしまいます(爆)。

蛇足となりますが、うぐいすさんお待ちのズスケ、ドイツ&オーストリー(ハンガリーは除きますw)のカルテットによるベートーヴェンでは最も愛好しています。
凛虞
2008/03/29 21:15
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

トラコミュ企画の題材はうぐいすの発言が発端になっているくせに、ちと今まで宣伝しなさすぎだったかと反省しております(苦笑)。
ブログでも書きましたがハイドン、うぐいすは(四重奏のみならず、オペラや交響曲においても)盲点でして、これを機会にいろいろな演奏や曲を知ることが出来たらいいなあと思っております。ぜひとも、一緒に盛り上げていきましょう!
うぐいす
2008/03/29 21:22
凛虞さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

う〜ん実はモーツァルト、数週間前に凛虞さんとrudolf2006さんが「春」を取り上げられてたのを見た直後にエントリーしようとしてたのですよ。でもモーツァルトの感想は文章にするのが難しいのです。当たり障りのない内容になってしまってエントリー断念しました(苦笑)。

で、今回はハイドンとつながるような春らしい曲をイメージしていたら、ベートーヴェンの5番がなんとなく浮かんできました。(ちなみに「String Quartets」へコメントつけた「凛虞さんの取り上げた曲」うんぬんはハイドン・ルネサンスシリーズの方にかかっている言葉です。)

ズスケQのは首を長くして待ってるのですが、伸びすぎて首が戻らなくなりそうです(笑)。まじめに最新のCDに乗り換えるべきかもしれません。
うぐいす
2008/03/29 21:53
うぐいすさん、こんばんは!
バリリSQのベートーヴェン5番ですね。バリリというと初期が最も評判が良いようですね。たしかに「ラズモフスキー」の3曲はちょっとヌルイのかもしれませんが、後期はまた独特の良さがあるように思うのですが…。
ところで初期というと私がバリリと並んで好きなのが凛虞さんの推されているズスケSQです。現在高い国内盤しかないのかもしれませんが、私などは80年代半ばに1枚3200円もするズスケSQ(ベルリンSQ)の国内盤を毎月1枚1枚(当時は就職したばかりで給料が安かったため)買っていったんですよ!(笑)
アルトゥール
2008/03/29 22:14
アルトゥールさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
バリリQの後期も確かによいものありますね。12番や14番あたりは大好きです。(他のはやはり、ちとぬるいかなあ・・・)

ズスケQのはそろそろなんとかしたいなあと思っています。でも最近のシャルプラッテン復刻盤はまだ全曲出揃ってないのですよね〜。
まあ出揃ったとして、1枚3200円の時代を考えると、今は1800円なので、高いとか言ってるのはやっぱり贅沢ですか(笑)。それともいっそのこと、徳間ジャパン盤を狙ってしまうか・・・悩みは尽きません。
うぐいす
2008/03/29 23:18

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