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zoom RSS フルニエのJ.S.バッハ:「チェロ・ソナタ」<PA-108>

<<   作成日時 : 2008/03/19 21:55   >>

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明日は祝日で、今晩はちょっと一息です。
だんだん暖かくなってきました。春らしい(ってなんだ?という話もありますが)音色のものを、ということで今回はフルニエのバッハです。
ルージィチコヴァのチェンバロと組んだソナタ全集です。
この曲、他のバッハの曲とくらべて少々マイナーかもしれませんが(いや、そんなことはないか・・・)、うぐいすは何気に取り出すことが多いのです。

曲は1〜3番まで、3曲ともうぐいすは好きです。
朗らかで伸びやかな1番もいいし、2番の3楽章の哀愁漂う楽想、劇的なつくりの3番など、どれもいいですね。
特に好きなのは1番の2楽章、2番の3楽章、3番の1・3楽章でしょうか。
1番の2楽章は聴いているだけでウキウキしてきます。2番の3楽章はちょっと暗めで内省的なのですが、ひたすら傾聴してしまいます。
3番に関してはつくりがなかなか劇的なので聴いていて楽しいですね。

この曲、古楽器演奏でもなかなか味のある演奏になるのですが、うぐいすはこのフルニエの演奏が好きなのです。
やわらかくて暖かい音色で丁寧に弾いていくスタイルが曲にすごくマッチしています。
モダン楽器とはいえ、かなりデリケートで繊細な奏法ですね。
もっとも、古楽器の演奏になれている方にはこれでも豊かに響きすぎて聴こえるかもしれませんが、うぐいすはこの曲の場合はこれくらいの音色がちょうど良いのです。

そういえば大昔、学生時代の友人にこの演奏聴かせたら古楽器演奏と勘違いしたことがありまして(笑)。今となってはさすがに笑い話ですが、古楽器があんまり馴染みがなかった頃はそんなこともあったよ、ということで・・・
(奏法も音色も全然違うことが、さすがに今なら友人も一聴してわかると思います)

しかし、普通のモダン楽器の演奏の中でもかなり特異な音色かもしれません。あまりにも繊細で素朴な弾き方なので。
たとえば同じバッハで、フルニエの無伴奏チェロ組曲を聴いてもはっきりとその音色や歌い方の違いがわかります。
無伴奏の方はもっと気合が入っています。撥音もきちっとしていることもあって曲が引き締まって聴こえます。
一方このチェロソナタの方は、非常にやわらかい奏法です。
やわらかなフレーズ表現が目立っていて、しかもあまり音を主張しすぎるような弾き方ではありません。
撥音もしっかりはしていますが、あまり気合が入ったような「ガツッ」というはっきりした感じではないですね。

ルージィチコヴァのチェンバロも好サポートです。あまり前面に出すぎず、うまくフルニエをサポートしています。
でも、チェンバロとモダン・チェロというのはバランスが意外に難しいかもしれません。どうしてもチェロの方が前面に出ますからねえ。

この曲、何気に聴く機会が多いし好きなのですが、でも聴き終わった後、あんまり記憶に残ってなかったりして(笑)。なんというか、「ああっ、いい曲聴いたなあ」という感じでそのまま終わってしまう感覚なのですね。
もっとも、だからこそ何気に何度か取り出して聴いてしまうのかもしれません。
聴くたびに感動しまくってしまう演奏というのも諸刃の剣というやつで、滅多に聴けなくなってしまいますから。
そういう意味ではこの曲、うぐいすはモーツァルトの曲を聴くのに近い感じで聴いてます。

それにしても、昨日今日とブログがどうにも反応が遅いですね。
今の時期ってそんなに込み合う状況なのかなあ。

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シュタルケルのJ.S.バッハ「チェロ・ソナタ第1〜3番」
最近あまりチェロを聴いていなかったので、J.S.バッハの「チェロとチェンバロのためのソナタ」第1、2、3番BWV1027〜1029を聴いてみた。演奏はヤーノシュ・シュタルケル(vc)、スザナ・ルージイチコヴァ(チェンバロ)、1977年の録音である。クレスト1000シリーズの1枚である。 ...続きを見る
クラシック音楽のある毎日
2008/03/20 21:58

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます

バッハのチェロ・ソナタ 知りませんでした、爆〜
無伴奏だけだと、爆〜。ヴァイオリン・ソナタも知らなかったんですから、チェロ・ソナタを知らなくてもおかしくはないですね〜。

フルニエさんは、昔から好きなチェリストの一人です。気品のある音、それに人柄が表れているような表現、私は、ブラームスのドッペルコンチェルト、シュトラウスの「ドン・キホーテ」など、大好きです。また聴かないと、と思う曲と演奏が、爆〜

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/03/20 07:30
rudolf2006さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

やっぱりこの曲、マイナーですかね・・・でも何気に聴いてるのです。あんまり人に一押しする程には個性的な曲ではないんですが、聴いてて気持ちがいいのですよ。うぐいすはチェンバロ付のヴァイオリン・ソナタよりも聴くことが多いですねえ。

あらためてこの演奏をネットで検索してみたら、今は廃盤なんですねえ(苦笑)。廉価版のシリーズのひとつで、昔は結構入手しやすかったのですが。確かに強くアピールするような曲じゃないですが。それにしても最近うぐいすが紹介する演奏って廃盤のものが多いです。一緒に語れる楽しみがないと残念ですね(笑)。
うぐいす
2008/03/20 11:07
うぐいすさん、こんばんは!

バッハのチェロ・ソナタ、私も大好きです。本当に伸びやかで聴いていて楽しい曲ですね。録音はフルニエ/ルージイチコヴァ、シュタルケル/ルージイチコヴァ、マイスキー/アルゲリッチと3種類持っています。しかしこの曲は伴奏がチェンパロの方が良いように思うので、マイスキー盤を聴くことはまずありません。このたび古い記事で恐縮ですが、シュタルケル盤についての拙記事をTBさせて頂きました。

ところでフルニエ盤、今は廃盤なのですか…。自分は3500円もする時買いました(笑)。繰り返し聴いているので元は取れているように思います。しかしERATOレーベル(というかワーナーグループ)のやる気のなさ、困ったものですね。
アルトゥール
2008/03/20 22:08
アルトゥールさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

シュタルケルですか。残念ながらこのバッハのソナタは持ってないんですが、ドヴォルザークのチェロ協奏曲とかよく聴きましたねえ。確かに剛毅というのに相応しい演奏でした。音階上昇のパッセージですごくデフォルメされた表現があったりしてびっくりした記憶があります。

伴奏がチェンバロがいいというご意見、賛成ですね!むしろ、モダン・チェロの演奏がどうかなあ、という気がしたのです。やはり本来のヴィオラ・ダ・ガンバとの組み合わせが音のバランス的には良いのでしょうねえ。といいつつ、結局いつも聴くのはフルニエのなんですが。この演奏、このまま廃盤ではもったいないと思うんですがねえ・・・
うぐいす
2008/03/20 23:08
こんにちは。
ヴィオラ・ダ・ガンバで演奏したものは
複数持っていますが、
チェロで演奏したものは持ってません。。。
第3番ト短調BWV1029が一番好きです。
木曽のあばら屋
2008/03/22 14:20
木曽のあばら屋さん、初めまして。
コメントありがとうございます。

ヴィオラ・ダ・ガンバのも魅力がありますね。クイケンの演奏とか素朴な響きでいいです。
3番は劇的なつくりをしていて、聴き応えは一番あるかもしれません。他の曲はBGM的に聴く感が強いですが、3番になると曲にちょっと引きよせられる感じになってしまいます(笑)。
うぐいす
2008/03/22 17:42
うぐいすさん こんにちは
ご不沙汰続きですが、ご機嫌はいかがですか。
先日、京都のTレコードで同曲の再発売版を発見して、直ちに購入しました。安い!
今までに聴いたフルニエの演奏の中で一番のお気に入りになりました。解説にはフルニエも61歳の衰えが感じれるように書かれていますが、何のその、非常に良い演奏であると感じます。正直な感想はフルニエさん、やったらできるではないですかというところです。ご紹介の1番と3番が良いですね。特に3番はヴァイオリン協奏曲を思い出させて胸が高鳴ります。

エゾリスらしく突然の出没をお許しください。
ezorisu
2010/05/03 11:56
ezorisuさん、こんばんは!
こんな古いエントリーにまでコメントありがとうございます。

バッハのチェロ・ソナタ、最近はあんまり聴いてなかったので久しぶりに聴きました。やっぱりいいですね!3番がもっとも劇的なつくりで聴きごたえがありますよね!フルニエの音色も柔らかくてとても心地が良いです。初めてこの演奏を聴いたときはその柔らかな音色にとてもびっくりしました。モダン楽器で演奏した中では一番うぐいすの琴線に触れた演奏なのですよ。

この演奏、再発されたんですねえ、喜ばしい限りです。その調子でバックハウスと組んだブラームスのチェロ・ソナタも再発してほしいもんですが、レーベルが違いますから関係ないですね(苦笑)。
うぐいす
2010/05/03 23:03

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