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zoom RSS 松脂が飛び散り、燃え盛る(笑)!シュタルケルのコダーイ無伴奏<PA-125>

<<   作成日時 : 2008/05/01 22:12   >>

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明日から連休です。開放気分満杯で、また例によって酔っ払ってます(苦笑)。
さて、バルトークの曲をいろいろと聴いてきているので、今回はなんとなくハンガリーつながりでコダーイの「無伴奏チェロ・ソナタ」です。
聴いたのは、かの有名なシュタルケルの1950年録音です。

この曲ネットで調べてみますと、チェロの低音側の2弦(G線とC線)を通常よりも半音下げて調弦する変則的調弦法を採用した作品とのことです。使用される音域も5オクターヴにも及ぶ高度に技巧的な作品なようですね。
旋律としてはなんとなくとらえどころがない感じもしますが、ハンガリーの民謡を基にしたような哀愁も漂っています。

で、シュタルケルの演奏です。超有名な演奏ですね。
普段なら、今更うぐいすが取り上げるまでもないと思って書かないで終わってしまうのですが、今日は酔っ払ってることもあり、ついついキーボードを叩いてました(笑)。

いやあそれにしても、久しぶりにこの演奏聴いたのですが、やはりすごいですわ、これ。
まさにシュタルケルの代名詞的な演奏なのですが、まあはっきり言ってコダーイの無伴奏でこれを超える演奏はないでしょうね。
当時としては優秀な録音技術もさることながら、シュタルケル自身のテクニックとダイナミズムのすごいこと。

さすが、「松脂が飛び散るのがわかる」というキャッチフレーズに相応しい熱演です。
うぐいすには、飛び散っている松脂粉が、まさに燃えているかのような(笑)錯覚に駆られてしまう、激情型の演奏です。

この録音、担当した録音技師はピーター・バルトーク。作曲家ベーラ・バルトークのご子息ですね。なかなかマニアックでリアリティ溢れる録音で素晴らしいですね!

1楽章の冒頭から、もうそのダイナミズムに惹き込まれてしまいます。
左手で指板を押さえる「バチバチ」という音も生々しく聴こえてきます。
3楽章のド迫力も凄まじいです。arcoの部分は、摩擦で燃え盛る松脂粉が(爆笑)感じられるすさまじさですが、ピチカートの部分もまさに弦が震え、その場の空気が共鳴する様が見えるかのようです。
こんな録音があっていいのかとすら思えるくらいの超絶的な名演かつ生々しい録音です。

シュタルケルはカザルスの後継者とも言われた時期がありましたが、その鋼のような強靭な響きは、ある意味天衣無縫なカザルスとは異質な音楽のような気がしますね。シュタルケルのはもっと硬質で筋肉質な音楽です。
そういうタイプって、やっぱり今ひとつ日本でメジャーな扱いされないのですかね。うぐいすは、J.S.バッハの無伴奏やドヴォルザークのチェロ協奏曲など、その剛毅な音楽が結構好きだったりするんですけど。

確かに何回も聴いてると聴き疲れはするかなあ。
でも、いまコダーイを反復で1,3楽章だけ5、6回目聴いてるところ(爆)なので、そりゃあ疲れもするか(笑)。
そろそろベートーヴェンに回帰するとしましょう。って、こっちも疲れるかな(笑)。
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(48年録音/Pacific 78rpm)/ファリャ:スペイン民謡組曲(Pacific 78rpm)/コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(50年録音/Period)
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(48年録音/Pacific 78rpm)/ファリャ:スペイン民謡組曲(Pacific 78rpm)/コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(50年録音/Period)

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは!
シュタルケルの独奏はご紹介のコダーイを含めあまり聞いたことがありません。フランク・ミラーがNBC響から移ってくる前のシカゴ響の首席でしたから、合奏としては録音もある程度聞いているはずですが(爆)。
… などと思っていたらば、このご紹介の録音、シュタルケルがシカゴ響に入団する前の録音なのですね! ライナーが当時の名手達を根こそぎシカゴに集めた辣腕ぶりがうかがえました(笑)。
全くお話がそれましたm(_ _)m
凛虞
URL
2008/05/01 23:00
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

この録音した頃のシュタルケルはメトの主席チェリストだったようで。でもシュタルケルの演奏の特質だったら、やはりシカゴの方が合ってるかもしれませんね。このコダーイ、豪快かつ技術的にも申し分のない名演で、一聴の価値があると思います。何かご縁があったら聴かれてみるのもよいかと。

本日、注文していたクリーヴランドQのベートーヴェンが来ました。今日はコダーイにかまけてしまいましたので(苦笑)、明日以降からいろいろ聴いていこうかなあと思ってます。
うぐいす
2008/05/02 00:27
うぐいすさま お早うございます

連休のようですね
ゆっくり楽しんでくださいね〜。
私はいつもの日程通りで、お休みは土日だけです。

シュタルケルさん、オケのチェリストだったんですね、知りませんでした; 色々なことをいつも教えてもらっています。

コダーイは、「孔雀変奏曲」とかいう非常にややこしい曲を演奏したことがあるんですが、それ以外は今のところありません。
チェロの無伴奏があることは知っていましたが、まだまだこれからの分野です。

クリーヴランドのベトベンのカルテット、届いたんですね、良いですね、私の方は、どうもまだまだ見たいです〜。

楽しい連休を〜
ミ(`w´)彡 
rudolf2006
URL
2008/05/02 05:58
rudolf2006さん、おはようございます!
コメントありがとうございます。

コダーイというと、やはり有名どころは「ハーリ・ヤーノシュ」の組曲版とか、数々の合唱曲でしょうか。共に民謡収集・研究したバルトークはそれらを素材として技法的に革新的な道を創り出しましたが、コダーイはどちらかというと音楽教育とか、もっと素朴で草の根的な方向に向かってますね。彼の曲もたまに聴くとその素朴な味がなかなか新鮮です。今回のの無伴奏チェロソナタはその中に斬新な感じもあって聴きものです。

うぐいすは連休といっても実はウダウダしてるだけなのですが(苦笑)。rudolf2006さんもあまり無理なさらないよう、お仕事がんばってください!
うぐいす
2008/05/02 09:39
おおっシュタルケル!

何故か私の頭の中にはコダーイ=シュタルケルがこびりついているのですが未聴です。以前、トルトゥリエを持っていましたが曲についての記憶が甚だ曖昧です。シュタルケルはバッハの無伴奏を一度聴きたいと思いながら、こちらも未聴です。
…という次第でご紹介の曲についてはまったくのていたらくです。

ところで、気分を変えてバルトークつながりということで(変え過ぎ?)バルトークの弦楽四重奏とヴァイオリンソナタを聴いてみたいと思っています。前者はジュリアード(63年)かタートライ(65年)、後者は敬意を表してメニューヒン(57年)を考えています。財政難のため各一組が限界です。これを!というお勧めがあればご教示をいただければと思います。
ezorisu
2008/05/02 12:43
先程は挨拶を忘れていました。
あらためて
「うぐいすさん、こんにちは」です。
失礼をいたしました。
ezorisu
2008/05/02 12:48
ezorisuさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
うぐいすも人から教えて頂いていることばかりで、あんまり偉そうなことは言えませんが(苦笑)、知ってる限りでのお話ということで。

バルトークの四重奏はうぐいすもこのブログで何度か取り上げたりしてますが、実は「これこそベスト!」と言い切れるものがなかったりします(汗)。お気に入りの演奏はいくつかあるのですが、ベストとするのに悪いところがあるというよりは、どれも良くて選べないのです(笑)。初めて聴かれるというお話なら、ジュリアードQ('63)というのがもっとも妥当な選択かもしれません。ちなみにうぐいすの最も好きなのはヴェーグQの新盤('72)なのですが、これは懐に余裕があるときに、ということで。タートライQもいいですよ。他にもいろいろ・・・(苦笑)

ヴァイオリンソナタはピアノ付と無伴奏がありますが、無伴奏ならまずは初演者メニューインでしょうかねえ。ピアノ付は実はあまり聴いてないのでお薦めができないのです(苦笑)。

あんまり参考になるかは自信がありませんが、お気に入りとなるような、よい出会いがありますように!
うぐいす
2008/05/02 14:46
うぐいすさんこんにちは、シュタルケルのコダーイご感想懐かしく拝見しましたと、云うのも小生55年頃心斎橋ヤマハより凄い録音のLPが入荷したと連絡を受け購入したのがペリオド50年録音盤、20年前まで持っていて聞いていたのですが、CDのお陰でLPを
捨てた中の一枚です。良い録音盤を買い集めたのはオーディオテスト用でした。
すいせん
2008/10/12 18:04
すいせんさん、初めまして!
コメントありがとうございます。

すいせんさんはほぼリアルタイムでこの録音と出会っていらっしゃるのですね。50年代でこの録音水準はさぞかし驚かれたのではないかと想像いたします。今聴いてもまるで色褪せない素晴らしい録音ですね(もちろん、演奏もすごいですが)。

しかしこのエントリーの文章、今あらためて読みなおしてみると物言いがオーバーでお恥ずかしい限りです(酔っぱらっていたこともありますが)。今後のためにも、たまには昔の文章を見るのも大事と悟りました(苦笑)。
うぐいす
2008/10/12 20:53

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