|
昨日から引き続いて、クリーヴランドQのベートーヴェンを聴いてます。 本日は後期を集中的に聴いてみました。 昨日のエントリーで、「後期はもう少し落ち着いた陰影のある音色や表現の方がいいかも・・・」とか書いてましたが、これは全面撤回です(汗)。 聴き込んでみるといろいろ思うところがはっきりしてきました。 あらためて後期を聴き込んだ感想ですが、クリーヴランドQの演奏は非常に表情が豊かで歌心に溢れた演奏です。 初期・中期に感じられた「ハツラツとした生命力」が感じられる曲もあります。 その美点が発揮されているのが13番・14番・16番かなあと思うのです。 特に13番のカヴァティーナや14番はなかなかの美演です。16番はアルバン・ベルクQのような、もうちょっと刺激的なものが好きですが、クリーヴランドQのも悪くないなあ、と。 これらを聴き込んでいるうちに昨日の発言は撤回すべきと思うようになったのです。 うぐいすは結構こういうのも好きです。ベストといえるかどうかは別ですが、リファレンスという感じでいつも聴くのはこういうのがいいかなあと。 しかし、曲によってはその「ハツラツとした生命力」が少し後退している演奏もあるような気もします。 そういう意味では12番の4楽章の演奏がうぐいすには苦手なことがわかってきました。ズスケQ以上に思いいれたっぷりに歌い込まれ、滋味溢れる演奏ではありますが、そこで少し曲の推進力が少し後退して聴こえてしまうのです。 また、15番の1楽章や5楽章は逆に生き生きとした表現なのですが、それと同時に時折グリッサンドっぽい表現を織り交ぜながらこれまた思いいれたっぷりに歌っていきます。歌い回しがうまいです。実にロマンチックですね。 ・・・実はこれがどうにも苦手でして。 以前、ブログで15番に対する嗜好を書いたことがあるのですが、この1,5楽章自体が非常にロマンチックな歌に溢れた曲想なため、演奏の仕方も思いいれたっぷりに歌われると、どうにもだめなのです。 でも、以上に示した点はあくまでうぐいすの趣味ですので、これが逆に美点だとおっしゃるのもわかる気がします。 (歌いまわしは素晴らしいです) でも15番、3楽章が実に素晴らしい!! まさに「病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」です。大げさな表現はありません。とにかく敬虔な「感謝の歌」です。 この全集の後期の中でも白眉といえるほどの演奏です。 2,4楽章も同様、上記1,5楽章で書いた点が逆に美点と思える演奏です。 ということで、後期は結局、曲(楽章)にもよるのかなあ、と(苦笑)。 初期・中期は全曲お気に入りです。 総括すると、これを全集として考えた場合、かなりレベルの高い出来だと思います。 考えてみたらいままで買った全集って、聴いてる曲はほんとにつまみ食いという感じですからねえ。 それに比べると、このクリーヴランドQのはほとんどの曲が「あたり」でした。 しばらくはベートーヴェンに関してはクリーヴランドQとズスケQに浸りそうです。 |
| << 前記事(2008/05/03) | トップへ | 後記事(2008/05/05)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
うぐいすさま お早うございます |
rudolf2006 URL 2008/05/05 05:53 |
rudolf2006さん、おはようございます。 |
うぐいす 2008/05/05 09:08 |
うぐいすさん、おはようございます。 |
ezorisu 2008/05/05 09:35 |
ezorisuさん、こんばんは。 |
うぐいす 2008/05/05 19:30 |
うぐいすさんの最初のエントリーを拝読しつつ、今現在の私は本当にクリーヴランドの後期を全体的に評価しているの不安になりました(汗)。 |
凛虞 URL 2008/05/06 00:42 |
引き続きのコメントありがとうございます(笑)。 |
うぐいす 2008/05/06 10:56 |
| << 前記事(2008/05/03) | トップへ | 後記事(2008/05/05)>> |