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zoom RSS 前回の続き!:クリーヴランドQのベートーヴェン後期<PA-127>

<<   作成日時 : 2008/05/04 19:26   >>

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昨日から引き続いて、クリーヴランドQのベートーヴェンを聴いてます。
本日は後期を集中的に聴いてみました。

昨日のエントリーで、「後期はもう少し落ち着いた陰影のある音色や表現の方がいいかも・・・」とか書いてましたが、これは全面撤回です(汗)。
聴き込んでみるといろいろ思うところがはっきりしてきました。

あらためて後期を聴き込んだ感想ですが、クリーヴランドQの演奏は非常に表情が豊かで歌心に溢れた演奏です。
初期・中期に感じられた「ハツラツとした生命力」が感じられる曲もあります。
その美点が発揮されているのが13番・14番・16番かなあと思うのです。
特に13番のカヴァティーナや14番はなかなかの美演です。16番はアルバン・ベルクQのような、もうちょっと刺激的なものが好きですが、クリーヴランドQのも悪くないなあ、と。

これらを聴き込んでいるうちに昨日の発言は撤回すべきと思うようになったのです。
うぐいすは結構こういうのも好きです。ベストといえるかどうかは別ですが、リファレンスという感じでいつも聴くのはこういうのがいいかなあと。

しかし、曲によってはその「ハツラツとした生命力」が少し後退している演奏もあるような気もします。
そういう意味では12番の4楽章の演奏がうぐいすには苦手なことがわかってきました。ズスケQ以上に思いいれたっぷりに歌い込まれ、滋味溢れる演奏ではありますが、そこで少し曲の推進力が少し後退して聴こえてしまうのです。

また、15番の1楽章や5楽章は逆に生き生きとした表現なのですが、それと同時に時折グリッサンドっぽい表現を織り交ぜながらこれまた思いいれたっぷりに歌っていきます。歌い回しがうまいです。実にロマンチックですね。
・・・実はこれがどうにも苦手でして。

以前、ブログで15番に対する嗜好を書いたことがあるのですが、この1,5楽章自体が非常にロマンチックな歌に溢れた曲想なため、演奏の仕方も思いいれたっぷりに歌われると、どうにもだめなのです。
でも、以上に示した点はあくまでうぐいすの趣味ですので、これが逆に美点だとおっしゃるのもわかる気がします。
(歌いまわしは素晴らしいです)

でも15番、3楽章が実に素晴らしい!!
まさに「病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」です。大げさな表現はありません。とにかく敬虔な「感謝の歌」です。
この全集の後期の中でも白眉といえるほどの演奏です。
2,4楽章も同様、上記1,5楽章で書いた点が逆に美点と思える演奏です。

ということで、後期は結局、曲(楽章)にもよるのかなあ、と(苦笑)。
初期・中期は全曲お気に入りです。

総括すると、これを全集として考えた場合、かなりレベルの高い出来だと思います。
考えてみたらいままで買った全集って、聴いてる曲はほんとにつまみ食いという感じですからねえ。
それに比べると、このクリーヴランドQのはほとんどの曲が「あたり」でした。
しばらくはベートーヴェンに関してはクリーヴランドQとズスケQに浸りそうです。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます

記事を読ませていただけばいただくほど
聴いてみたくなってきています。
私のところに届くのは、来週くらいになりそうです。クリーヴランドのCDは在庫があったのですが、他に注文したものが取り寄せになっていて、しばらく時間がかかりそうです〜。(3つで、25%オフに釣られています、爆〜)

楽しみです〜
ミ(`w´)彡 
rudolf2006
URL
2008/05/05 05:53
rudolf2006さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

うぐいすは今までベートーヴェンの四重奏というとアクの強い演奏ばかりに接してきてまして(笑)、クリーヴランドQのような活気もある美演タイプは初めて聴きました。この演奏、しっとり落ち着いた滋味のあるズスケQ同様、曲そのものを楽しめる感じがします。

HMVの3つで25%オフって、値段的には魅力なんですが、納期的には結構クセ者ですよね(笑)。注文が多いときは時間かかるもの同士とか、24時間以内発送可能同士とかいろいろ考えあぐねてしまうときがあります。まあでも、これのおかげで店頭で購入するよりは安上がりで済んでるので最近の購入はほとんどネットばかりになってます。この間久しぶりにHMVの店頭に行ったらやっと、オンラインのポイントと店頭でのポイントが一緒に換算できるサービスになっていました。
うぐいす
2008/05/05 09:08
うぐいすさん、おはようございます。

以前にも書かせていただいたと思うのですが、ベートーヴェンの弦楽四重奏は普段あまり聴かない音楽です。何しろ、初めて買ったのがブッシュ、次に買ったのがカペー(ともにCDです。念のため)で、その後時代をすっ飛ばしてスメタナ、アルバンベルグを聴いたのですが感動までには至らず、バリリに戻ってやっと温かな良さを感じた次第です。自分の年齢的にもこれからかもしれません(笑)。先ずはヴェラー(10,11番)が届いたので楽しみです。

HMVの25%OFFは魅力ですね。最近はタワーにも足が向きません。問題はやはり納期!先日も3枚注文して、またまた妻の希望する1枚だけ先行発送になりました。「あなたが変なものばかり選ぶからよ」という言葉が耳に痛いです。それでも送料無料はありがたいですね。

充実した連休後半をお過ごしください。
ezorisu
2008/05/05 09:35
ezorisuさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

どの曲もそうなんでしょうが、やはり新たな演奏との出会いでそれまでの曲の印象ってずいぶんと変わりますよね!うぐいすも今回のクリーヴランドQの演奏を聴いて、またベートーヴェンの四重奏の新たな一面を認識できた気がします。

Tower Recordはネットでも店頭でも最近はご無沙汰ですねえ。昔は結構魅力的な値段設定もあったんですが(って、まるでHMVの回しもんですね)。それにしてもHMV、先行発送がよくありますね!しかも残ってたのが待たされた挙句、廃盤になったときのショックといったら(苦笑)。まあでも、昔みたいに店頭でみつからなかったのがネットで簡単に手に入るのがなんといってもありがたいです。
うぐいす
2008/05/05 19:30
うぐいすさんの最初のエントリーを拝読しつつ、今現在の私は本当にクリーヴランドの後期を全体的に評価しているの不安になりました(汗)。
個人的に第15番は記念碑的な演奏であっても、第12番と第16番では滑らかで浅い、第13番と第14番は横の線(歌)が主となっているためなかなか馴染めないでいるためです。
この一連の後期の録音は初期&中期と比すると、マイクセッティングが異なるのではないかと云うくらい歌が前面に出ているような気がします。
第15番を浪漫的に歌いこむ方向性、構築性を際立たせる方向性、うぐいすさんも仰るように、ここが好みの分かれそうなところですね。
凛虞
URL
2008/05/06 00:42
引き続きのコメントありがとうございます(笑)。

確かに、後期はうぐいすの第1印象ではまだピンと来ないものがありました。でも、聴き込んでみると以外にもその歌謡性とかの美感を楽しめるなあと思ったのです。特に13、14番と15番の3楽章はその味が発揮されてると思ったのです。16番もこのような楽しみ方はありかなあ、と。

後期特有の深さとか渋さを感じる演奏はまた別の演奏に譲るとしても、構成的に美的で親しみやすい点において、これは「リファレンス」という形で聴き続けていける演奏だと思ってます。
うぐいす
2008/05/06 10:56

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