|
さてさて、最近は涼しげな曲(演奏)を探して、なんとなく納涼週間のようになっています。 今回はピノックのバッハです。バックはイングリッシュ・コンサートの演奏で、チェンバロ協奏曲BWV1052(第1番)を聴きました。 ここのところ連続してオリジナル楽器の演奏です。 これもまた久しぶりに聴いたわけですが、音色が澄み切っている上に溌剌とした勢いのある演奏でいいですねえ。 昔はバッハのチェンバロ協奏曲第1番はカール・リヒター盤を聴いていたりしましたが、このピノックの演奏知ってからは、この曲は断然オリジナル楽器、というよりはこのピノックの演奏が好きになりました。 イングリッシュ・コンサートの古楽器の響きが非常にさわやかでいいのですよ。 この演奏聴いた後にリヒター盤聴くと厚ぼったい音色がどうにもくどく聴こえてしまうのです。 ましてや、チェンバロでなくてピアノでやってるのとなると・・・ もはや別の曲ですね。 分厚い響きの重厚でロマンチックな曲に変身してしまいます(苦笑)。 まあ、これはこれでもいいんですが、この蒸し暑い時期に聴くにはちと暑苦しい感じがしてしまいます。 (ちなみに、グールドのは彼のピアノの演奏を聴くというスタンスだとおもしろく聴けるのですが、バッハを聴くっていうのとは違いますね。) でこのピノックのチェンバロがまた、歯切れが良くってカッコいいのですよ! フレーズの切り口も鮮やか、テンポも速めで非常にすっきりとした印象です。 バックのイングリッシュ・コンサートは伸ばしの音とかが持続的に保たれるような演奏ではなく、抜けていく感じだったり、ふくらんだかと思うとしぼんでしまうといった、ホントに典型的な古楽器独特の奏法です。 これに慣れないと、古楽器の演奏ってちょっと親しみにくいかもしれませんが、聴いているとこれがそよ風が吹き抜けていくような感じにも聴こえて、心地よくなるのです。 この演奏初めて聴いたときに、特に驚嘆したのは1楽章最後のチェンバロのアルペジオです。 なんて快速な演奏!! こんなになめらかに吹き抜けていくアルペジオを他に知りません。 あと、3楽章でも目の覚めるようなパッセージがあります。 ピノック、正に名手ですね。テクニックがスバラシイです。 まあ、あえて欠点を書くとなると、ドンドン軽快に曲が進むので、弾き飛ばされているように聴こえるところでしょうか。逆に、それがこの演奏の魅力だったりするのですけどね。うぐいすは結構、この曲は推進力があって軽やかに流れていくのが好きなもので。 この演奏は1979年の録音、30代の頃ですね。 やはりこの頃がピノックの絶頂期ですかねえ。 最近はもう、イングリッシュ・コンサートを退団してしまって、音沙汰がないです。考えてみると、もう彼も60歳超えてるんですねえ。 うぐいすの若い頃には、古楽器演奏に颯爽と現れた時代の寵児のような若々しい感じだったのですが。 うぐいすも歳をとるわけですわ・・・ まあとにかく、このさわやかな演奏で本日は涼を得るとしましょう。 |
| << 前記事(2008/06/23) | トップへ | 後記事(2008/06/27)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
うぐいすさま こんばんは |
rudolf2006 URL 2008/06/24 23:04 |
うぐいすさん、こんばんは! |
凛虞 URL 2008/06/24 23:13 |
rudolf2006さん、こんばんは! |
うぐいす 2008/06/24 23:24 |
凛虞さん、こんばんは! |
うぐいす 2008/06/24 23:42 |
うぐいすさん、おはようございます。 |
アルトゥール 2008/06/25 06:33 |
アルトゥールさん、こんばんは! |
うぐいす 2008/06/25 22:21 |
| << 前記事(2008/06/23) | トップへ | 後記事(2008/06/27)>> |