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zoom RSS ピノックのJ.S.バッハ:チェンバロ協奏曲ニ短調BWV1052<PA-154>

<<   作成日時 : 2008/06/24 22:11   >>

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さてさて、最近は涼しげな曲(演奏)を探して、なんとなく納涼週間のようになっています。
今回はピノックのバッハです。バックはイングリッシュ・コンサートの演奏で、チェンバロ協奏曲BWV1052(第1番)を聴きました。
ここのところ連続してオリジナル楽器の演奏です。
これもまた久しぶりに聴いたわけですが、音色が澄み切っている上に溌剌とした勢いのある演奏でいいですねえ。

昔はバッハのチェンバロ協奏曲第1番はカール・リヒター盤を聴いていたりしましたが、このピノックの演奏知ってからは、この曲は断然オリジナル楽器、というよりはこのピノックの演奏が好きになりました。
イングリッシュ・コンサートの古楽器の響きが非常にさわやかでいいのですよ。
この演奏聴いた後にリヒター盤聴くと厚ぼったい音色がどうにもくどく聴こえてしまうのです。
ましてや、チェンバロでなくてピアノでやってるのとなると・・・
もはや別の曲ですね。
分厚い響きの重厚でロマンチックな曲に変身してしまいます(苦笑)。
まあ、これはこれでもいいんですが、この蒸し暑い時期に聴くにはちと暑苦しい感じがしてしまいます。
(ちなみに、グールドのは彼のピアノの演奏を聴くというスタンスだとおもしろく聴けるのですが、バッハを聴くっていうのとは違いますね。)

でこのピノックのチェンバロがまた、歯切れが良くってカッコいいのですよ!
フレーズの切り口も鮮やか、テンポも速めで非常にすっきりとした印象です。
バックのイングリッシュ・コンサートは伸ばしの音とかが持続的に保たれるような演奏ではなく、抜けていく感じだったり、ふくらんだかと思うとしぼんでしまうといった、ホントに典型的な古楽器独特の奏法です。
これに慣れないと、古楽器の演奏ってちょっと親しみにくいかもしれませんが、聴いているとこれがそよ風が吹き抜けていくような感じにも聴こえて、心地よくなるのです。

この演奏初めて聴いたときに、特に驚嘆したのは1楽章最後のチェンバロのアルペジオです。
なんて快速な演奏!!
こんなになめらかに吹き抜けていくアルペジオを他に知りません。
あと、3楽章でも目の覚めるようなパッセージがあります。
ピノック、正に名手ですね。テクニックがスバラシイです。

まあ、あえて欠点を書くとなると、ドンドン軽快に曲が進むので、弾き飛ばされているように聴こえるところでしょうか。逆に、それがこの演奏の魅力だったりするのですけどね。うぐいすは結構、この曲は推進力があって軽やかに流れていくのが好きなもので。

この演奏は1979年の録音、30代の頃ですね。
やはりこの頃がピノックの絶頂期ですかねえ。
最近はもう、イングリッシュ・コンサートを退団してしまって、音沙汰がないです。考えてみると、もう彼も60歳超えてるんですねえ。
うぐいすの若い頃には、古楽器演奏に颯爽と現れた時代の寵児のような若々しい感じだったのですが。
うぐいすも歳をとるわけですわ・・・

まあとにかく、このさわやかな演奏で本日は涼を得るとしましょう。

バッハ:チェンバロ協奏曲全集
ユニバーサル ミュージック クラシック
2002-06-26
ピノック(トレヴァー)
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コメント(8件)

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うぐいすさま こんばんは

ブログはいつも拝見しているのですが、聴いたことがない曲が多くて、コメントを控えてきています、爆〜。

バッハ、本当に最近聴き始めたようなもので、平均律、ゴールドベルク、ブランでブルク、それに、無伴奏ヴァイオリンの曲集など、ようやく聴く曲の中に入ってきています。
私のブログでもお分かりかと思いますが、私はピリオド奏法には懐疑的です。それよりは、ホグウッド、ピノックなどの演奏の方が受け入れられるような気がします。

うぐいすさんの推薦盤、今後の私のCDのウィッシュリストに入っています〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/06/24 23:04
うぐいすさん、こんばんは!
これを拝読してすぐコメントしようかと思ったのですが、1曲聞いてからにしました。
「この季節になったから、いつか聞くだろう」とまさに、ピノックのチェンバロ協奏曲を手元に置いていたのです(爆)。
ピノック、颯爽としていますね(いましたね?)。如何にも英国の貴公子といった趣でした。「優等生すぎて…」などと思ったこともありましたが、それは私の若気の至りというか、ヒガミというものでしょう(爆)。
さて、ホグウッドなどはモダン・オーケストラを指揮したりしているようですが、ピノックの噂は全く聞かなくなってしまいました。一時期、古楽は百花繚乱といった趣でしたが、あの音楽家達は学者生活に専念してしまったのでしょうか…??
古楽というより、レコード業界の栄枯盛衰を見るような心もちです。
凛虞
URL
2008/06/24 23:13
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

コメントについてはくれぐれも無理をなさらぬようお願いいたします。そもそも、うぐいすもrudolf2006さんのブログは毎日拝見しているものの、あまりのレパートリーの広さにコメントが追いつけてないわけで、結局、無理はやめようと観念してます(苦笑)。でも、ランキングをポチっとは押してますので許してください(笑)。

うぐいすもピリオド奏法については、ピノックくらいの、極端じゃないものはいいんじゃないかと。アーノンクールみたいにしゃっくりしているようなアクセントはゴメンですね〜(苦笑)。しかし、ピノックがウィッシュリストに入ってるのですか・・・カートに入るのは時間の問題ですね(悪魔の囁き)。
うぐいす
2008/06/24 23:24
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

この演奏、さわやかでさっぱりしているので、この季節には最適ですね〜。感動というのとは違って、逆にあんまり心の中に入り込んでこないところがいいのかもしれません。風貌も演奏のごとく颯爽としてました。先ほどネットでいろいろ見てみると、比較的最近の60歳前の写真を見つけましたが、ずいぶん老けてましたね〜・・・って当たり前か(笑)。

しかしそれにしても、ホグウッドはモダンオーケストラ、ビルスマも2回目の無伴奏はモダン・チェロと、現代の楽器に回帰(?)している方もいてちょっと複雑ですね〜。そういやあ、レオンハルトも最近聴かないし(歳も歳ですが)。一時期ほどは古楽器演奏が脚光浴びなくなりましたね。いまやモダン楽器と同じくらいに認知されたのかとも思いましたが、ブームというのもあったんでしょうね。その中でも良いものは残っている、という感じですかね。
うぐいす
2008/06/24 23:42
うぐいすさん、おはようございます。
バッハのチェンバロ協奏曲BWV1052、私も好きでよく聴きます。私も最初はリヒターで聴いたと思いますが、今はピリオド楽器のコープマンで聴いています。彼の演奏は「極端」なのかもしれませんが、自分は彼の使用している楽器の音が好きで満足して聴いています。
アルトゥール
2008/06/25 06:33
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

コープマンは残念ながら未聴です。そういえば昔、チェンバロ演奏の平均率クラヴィーア曲集を持ってなかったので彼のを買おうと思った時期もあったのですが、いろいろタイミングが合わずにそのときは結局注文しなかったのです。極端なのですね。でも彼の演奏は聴いたことないので、実は一度聴いてみたいとも思ってるんですよ。いきなり平均率はディープかもしれませんので(笑)、とりあえずこの曲をどこかで買ってみようと思います。
うぐいす
2008/06/25 22:21
 どうも、はじめまして。
 ピノックは盲点でした。パノラマ・シリーズで、BWV1052だけは聴いていて、かなり端麗な美演だと感じたのですが、原曲との聴き比べなどをしている内に埋もれてしまい…
 ピノックはランパルと共演したフルート・ソナタでも、素晴らしい仕事をしていると思います。とにかく彼の使う楽器は美しい音を出すんですよ。
 先日、チェンバロ協奏曲全曲に関する記事を、原曲との聴き比べを中心に書いてみました。ブログ初心者なので味気ない記事ですが、お暇なときに読んで頂けると嬉しいです。
ノマノモス
URL
2009/01/20 20:12
ノマノモスさん、初めまして!
コメントありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

ブログ拝見させていただきました。バッハのチェンバロ協奏曲に特化して原曲と対比しながら聴いていくという趣向は興味深いですね。うぐいすのようなだらだら文章とは違い、要点がわかりやすくって読みやすかったです。

ピノックの演奏は音がきれいですよね!しかも音楽が淀まず、流麗に流れていきます。何も考えずにバッハの音楽を楽しみたいときに取り出してます。
うぐいす
2009/01/20 21:54

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