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シベリウス・チクルス第2回目、今回は第2番を取り上げます。 シベリウスの交響曲の中ではあまりにも有名な曲ですね。 この曲は1番の完成の2年後の1901年に完成です。 1901年のイタリア長期滞在の旅がきっかけで一気に作曲が進んだようです。自国に比べて温暖なイタリアを「魔法がかかった国」と評して筆が進んだとか。 どうりで1番から一転して明るい雰囲気が感じられる曲なわけですね。 1楽章、そよ風が吹いては止むような、特徴的な旋律で始まります。 この旋律は楽章全体通して現れ、この曲を特徴付けていますね。 終始、そのそよ風がざわめくのに合わせて周りの景色が移ろう情景が目に見えるようです。 木管や弦の連続的な音の流れが葉ずれでざわめくような感じでいいですね。時折聴こえる金管は陽の光が差し込む情景のようです。 とてもとても、美しく穏やかで幸せな情景です。フィンランドでこのような光景はどのくらいの期間あるんでしょうかねえ。 また、シベリウスの木管の扱いは非常に特徴的です。 どこか、緑の匂いがするのです。うまく言えないんですが。 自然の情景を賛美するかのようにひとしきり歌い終わると、やがて風が止むように徐々に音が消え、すべての情景が眼前から消えます。 このさりげない雰囲気が堪らないですね。 2楽章は打って変わって重苦しく、厳しい冬に堪えるような情景です。 この冒頭のコントラバスからチェロに引き継がれるピチカートがうぐいすは好きなのです。 その昔この曲を演奏してるとき、ヴァイオリンが旋律の出番待ちしていてずっとこのピチカートとこのファゴットのやりとりをうっとりと聴いているのですが、そのうちに木管に旋律が受け渡されると「いかんいかん」と我に返ってヴァイオリンを構えたものです(笑)。 その後また休みになって、金管の悲痛な叫びをひたすら聴いて、またさて、という感じで弾きだします。 中間部のトランペットと木管のやりとりもいいですねえ。 この楽章もうぐいすは好きなのですよ。 第3楽章、目まぐるしく旋律が流れていきますね。犬ぞりにのってすべりながらまわりの景色を見ているような痛快な曲です。って、なんで犬ぞりなんだ?(笑) ちなみにこれ演奏してるときはひたすら無我夢中で弾いてましたね。あんまり記憶がない・・・ 続く4楽章は非常に情熱的で力強い旋律です。春が訪れて郊外に遊びに来たときの、喜びに溢れるような曲です。 その後、暗い哀愁漂う情熱的な曲想になります。最初とその次の暗い曲想が繰り返され、最後は人生を謳歌するような明るい曲想で曲を閉じます。 その最後の暗い曲想のとき、旋律のウラでウネウネ弦が動いてるのですがこれがつらかったですよ・・・しかもこのときは2nd Vnだったので旋律弾いてなくて最後までウネウネなのです(笑)。いつ終わるんだろうという感じで弾いてましたね(苦笑)。 この演奏はいろいろと聴きましたね。 結局、何だかんだいってよく聴いたのはベルグルンド/ヘルシンキ・フィルですかねえ。 あと、モントゥー/ロンドン響の演奏も洗練されており、オーソドックスで割と良かったのですが、ちょっとあっさりしすぎてるところもあるので物足らない感じもしましたね(特に4楽章最後)。 あと今聴くなら、ハンニカイネン/シンフォニア・オブ・ロンドンのがなかなかいい味出してますね。オケはあんまりうまくないです、はっきり言って(苦笑)。 でもなんかこじんまりとまとまっていて、各楽器のバランスもいいです。親しみやすい演奏ですね。今はもう残念ながら廃盤のようですが。 また、明るくきらびやかなオーマンディ/フィラデルフィアのも好きでした。ただ、RCAの録音が少しこもったように聴こえたので、音像がハッキリしない感じがありました。 あと、学生時代は意外とバーンスタイン/ウィーン・フィルも聴きました。 この粘っこさ!2楽章が18分もあるなんて、尋常じゃないですよ。 でも、今はもうこの演奏はくどすぎてだめ・・・ そういえば、カヤヌスとコリンズは聴いてないんだよなあ。シベリウスファンには基本の演奏なんでしょうけど。 あとは、カクカクと珍妙なリズム感のセル/コンセルトヘボウ、彼にしては煮え切らないカラヤン/ベルリン・フィル、いまいちピンと来なかったC.デイヴィス、等々。 でも、2番って有名な割りに「これが一押し!」っていう演奏がないんですよねえ。その辺、学生時代は不満でした。 今はもうあんまり聴かないので、深追いするつもりもなくって、「まあこんなもんか」みたいな感じですが(苦笑)。 さて、これからだんだん晦渋な後期の世界に入っていきます。次回はその入り口、3番の予定です。 |
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うぐいすさん、こんばんは! |
凛虞 URL 2008/06/08 21:48 |
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うぐいす 2008/06/08 22:27 |
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うぐいす 2008/06/09 20:25 |
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