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シベリウス・チクルス第5回目、今回は第5番を取り上げます。 内向的な4番とは対照的に、喜びに満ち溢れた明るい曲です。 この曲は、シベリウスの生誕50周年にあたる1915年、記念行事の祝賀コンサートのために作曲されました。 第1次大戦などによる生活の困窮により、生活のための作曲を強いられるなどいろいろと障害はあったようですが、行事には間に合って無事に初演できたようです。 作曲中の春、散歩の途中で16羽の白鳥が頭上で旋回して太陽の光の中に消えていったという情景を見たことにより、近づいてくる春の気配を感じ、そこにインスピレーションを得たようです。 1楽章は大きく分けて2つに分かれますね。最初の穏やかなテンポ・モルト・モデラート(第1部)と快活なアレグロ・モデラート(第2部)です。 最初、伸びやかなホルンの音色に応えるように木管が掛け声をかけます。どこか、森の中の鳥とか、動物とかの泣き声のような無邪気な音色です。 その後、朝日が差し込むように徐々に曲が盛り上がり、頂点に達すると、再びおさまり、穏やかな音楽が続きます。 しばらくすると幻想風な曲想からどこか憂愁漂う叫びになり、喜びに満ち溢れたトランペットの高らかな咆哮でラルガメンテからアレグロ・モデラートの、快活で動きのある第2部へ移行します。 ここは非常に活発な弦の動きにのってリズミカルに旋律が滑らかに進行していきます。 その動きは次第に熱を帯びていき、疾走する弦や木管にのって金管楽器が意気揚々と高らかに歌い上げて終わります。 この最後の弦楽器、上昇下降の分散和音の嵐ですね!聴いている分には最高の音楽です!興奮の坩堝です!・・・でも、絶対に弾きたくないです(苦笑)。とんでもなく大変そうですわ・・・ 2楽章は打って変わって、落ち着いた雰囲気の曲ですね。ここでも弦のピチカートにのって、木管が大活躍です。 非常に牧歌的な雰囲気の曲です。 3楽章は勢いのよい弦楽器のトレモロで始まります。 その後、ホルンの特徴的なモチーフが現れ、木管の牧歌的な主題とともにこの楽章の性格を特徴づけていきます。 最後に喜びに溢れた祝祭的な雰囲気で盛り上がっていき、5つの和音の連打によって全曲の幕を閉じます。 この曲、確かに明るく伸びやかな曲です。祝祭的な雰囲気も併せ持っていますね。 うぐいすは特に1楽章の1部から2部へ劇的に移り変わる部分と、1楽章最後の、激流のように流れる音の洪水の中で金管が鳴り響くところが好きですね。 さて、この曲もカラヤン/ベルリン・フィル('65)とバルビローリ/ハレ管、そして以前紹介したハンニカイネン/シンフォニア・オブ・ロンドンがお気に入りです。 1楽章の劇的な変遷はカラヤン/ベルリン・フィルが凄いですね。 2楽章の木管もうまいし、3楽章もスケールの大きい演奏です。 曲を必要以上に肥大化しているような面もありますが、でもそれがあまり嫌味に聴こえないのですよ。 バルビローリ/ハレ管はカラヤン盤ほどのスケール感はありませんが、曲の祝祭的な雰囲気とか喜びとかを実に率直に表現していますね。 1部から2部への変遷も劇的になりすぎず、すごく素直で生き生きと進行していきます。 1楽章最後の弦楽器のフレーズもはっきり聴こえます。実に雄大な演奏ですね。また、3楽章のテンポ感、ゆったり、ジックリとフレーズを慈しむように進めて行きます。 相変わらず技術的には拙い面もありますが、気にならないですね。 ベルグルンド/ヘルシンキも悪くないですが、この曲の場合はうぐいすはもっと劇的な演奏の方が好きみたいです。上記の演奏の方がよく聴きますねえ。 また、ハンニカイネン/シンフォニア・オブ・ロンドンは以前ご紹介したとおりです(下記リンク)。 ハンニカイネンのシベリウス(交響曲5番とカレリア) こちらはバルビローリよりもさらに親しみやすい素朴な表現です。これはこれでなかなか味があっていいです。 さて、次回は予告どおり、番外編を入れさせていただきます。なんとか明日にはエントリーできそうです。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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シベリウスの交響曲第5番(アシュケナージ)
先日 recapitulation という単語に音楽用語の「再現部」という意味があると書いたが、その流れで、最近聴いたクラシックのCDを取り上げてみたい。 ...続きを見る |
英語の海を泳ぐ 2008/06/14 00:50 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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うぐいすさん、こんばんは! |
凛虞 URL 2008/06/13 23:44 |
凛虞さん、こんばんは! |
うぐいす 2008/06/14 00:28 |
うぐいすさま お早うございます |
rudolf2006 URL 2008/06/14 08:07 |
rudolf2006さん、こんばんは! |
うぐいす 2008/06/14 09:24 |
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