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zoom RSS シベリウス・チクルス(番外編):A.コリンズの交響曲全集<PA-148>

<<   作成日時 : 2008/06/14 22:20   >>

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今日は電車で福生のほたる祭に行ってきたので、公開が遅くなりました(苦笑)。
さて、シベリウス・チクルス、本来は第6回目ですが、今回は番外編ということで寄り道してみます。
今週、たまたまCD屋で見つけて衝動買いしてしまった、アンソニー・コリンズ/ロンドン響のシベリウス全集です。

コリンズのシベリウス、往年の名盤ですね。イギリスの指揮者ですが、アメリカに渡って映画音楽の作曲家としても活躍したようです。
フィンランド以外の国では、特にイギリスがシベリウス人気が高く、演奏も名演の宝庫のようですね。シベリウス自身もイギリスで頻繁に演奏行っていたようです。

この演奏、今週ホントに偶然見つけてしまいました。
そもそもこの演奏、今までも入手しようと思ったらその機会はあったのですよ。学生時代にレコード屋さんでLPを見かけたのが最初なのです。
その頃はシベリウスも2番以外はそんなに興味もなく、録音もモノラルだし、まあいいか、という感じで買わなかったのです。
でもいろいろ雑誌やら、仲間内やらで名前は聞くので、なんとなく気にはなっていたのです。

で、大学卒業して20年経つわけですが(笑)、今回シベリウスのチクルス組んでいることもあり、ちょっと物色していたらこれがあったのです。
まあ、これも何かの縁かと思い、入手しました。

1番から順に聴いてみましたが・・・
いやあ、もう、ホントになんて爆演!
これ、今じゃなくて学生時代に買いたかった(爆)!
豪快にして劇的、ダイナミックな演奏です。

イギリスの指揮者ということで、ボールトやC.デイヴィスのようなイメージで聴き始めたのですが、聴いて数分でびっくりデスよ!

この全集、彼の本領と曲の性質とが一番うまく合ってるのが1番です。
これは全くもってトンデモない(笑)!!
例えば、カラヤン/ベルリン・フィルのは録音も良くてもっとスケールのでかいゴージャスな爆発なのですが、こちらのコリンズの方はもっと筋肉質で直情的な爆発ですね。金管とティンパニが・・・燃えてますねえ(笑)。
1楽章最後の決然としたピチカート!3楽章の荒々しさ!
こりゃあ、評判になったのがわかりますわ。
この演奏だと、1番も結構聴きたくなりますねえ。若い頃に聴いてたら、夢中になってたでしょう。

2番は演奏の精度が粗いのですが、熱気が満々、意気込みが十分に感じられる秀演です。おもしろいのは、1楽章が意外と落ち着いた佇まいな所ですかね。意外と素朴で牧歌的な感じなのです。でも2楽章以降はなかなか劇的にやってます(笑)。

3番も、1楽章など血沸き肉踊る演奏、といった感じです。
2楽章もあまり幻想的とか抒情的な感じではなく、もっと素直に曲を進めていきますね。抒情的というよりは牧歌的といった方がいいかもしれません。とにかく、全曲通じてどこか生命力のあるリズムを感じる演奏です。

4番もこんなに激情的な演奏聴いたことないです。この曲は温もりを感じさせないものと思っていましたが、この演奏では逆に生命力とか力感、人の情熱すら感じられてしまいます(笑)。
5番も1楽章の1部から2部への移行する部分と最後の盛り上がるところも興奮しますねえ!まさに生命の躍動といった感があります。
3楽章の勢いも凄まじいです。
6番は神秘的な森というよりは生き生きとした生命力の息吹という感じなのです。森の小動物が疾走するといった感じです(笑)。

また、感心したのは7番で、ダメな演奏では徹底的にダレてしまいますが、コリンズはキビキビと聴かせどころを作って飽きさせません。
しかも、劇的ながらも意外と幻想的な演奏なのです。
なんか、結構ツボを押さえている演奏だなあ、と思いますねえ。

まあでも、4番以降の曲になるとさすがにいつも聴くのはどうかな〜?という感じもあります。
悪くはないのですが、オケの爆発力、金管の咆哮や意気揚々としたリズム感が逆にアダになっているところもあるように聴こえるのです。
でも、後期の作風が苦手な人には、最初は入りやすいかもしれません。
しかも、早めのテンポで進めていくので、曲がわかりやすいと思うのですよ。

でも、今のうぐいすにはちと、きつい演奏ではあります。それが「学生時代に・・・」というところにつながります。
血気盛んなあの頃に聴いていたら、夢中になってたかもなあ・・・
まあでも、おもしろいですね。こういうシベリウスって、あんまり聴いたことがなかったので、結構衝撃的でした。特に1番は今聴いてもなかなかの迫力で名演と思います。

声を大にして推薦はしません。モノラル録音のシベリウスが苦手だったり(でも音質は良好)、深くて落ち着きのある演奏・精度のよい整った演奏やきらびやかな演奏が好きな方にはお薦めできません。
熱くて爆演のシベリウスが聴いてみたい・・・という方は、ご興味があったら一聴の価値はあると思います。
うぐいすは・・・意外とたまに聴きたくなりそうです(爆)。
もったいぶった感じではなく直截的な感じで聴きやすいのですよ。
でも疲れてるときにはちょっと避けたいかも(苦笑)。

さて、次回は本編に戻ります。抒情的な逸品、第6番です。

P.S.
本日中古CD物色していたら、また注目していたシベリウス全集見つけてしまい、衝動買い(苦笑)・・・我ながらどうしたもんかと思いますね。今度のは結構正統派で、なかなかいい感じで気に入りましたよ。このチクルスが終わったらエピローグ的に(番外編その2)を書いてみます。
シベリウス:交響曲全集
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは!
番外編の約束を違えた凛虞です(爆)。
福生まで行くと蛍を見ることができるのですね!
さて、衝撃の全集、コリンズとは…!シベリウスが好きと言いつつ、実はヒストリカルにはほとんど手を出していません(汗)。一番古くても1940年代から50年代のバルビローリ協会盤(EMIではなく、HMVとパイの音源)でしょうか。
次回は私のだ〜い好きな第6番ですね!第2の番外編ともども楽しみにしています!
凛虞
URL
2008/06/14 22:50
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

シベリウスの曲って、非常に内向的な音楽ではありますが、外面的ではない音響の効果も非常に大切だと感じます。音質がよくないとその独特の世界が表現し切れないのではないかとも思うのです(特に木管)。そういう意味ではヒストリカルな録音はうぐいすもあんまり手を出そうという気にならないのですが、コリンズのはモノラルながらも音質は良好で、なかなか楽しめました。何よりもその剛毅な音楽は今聴いてもなかなか興奮させるものがあります。値段も安いですし(笑)!

それでは、凛虞さんの番外編も楽しみにしております!(何を取り上げられるかは想像ついているのですが)
うぐいす
2008/06/14 23:04
うぐいすさま お早うございます

番外編のシベリウスの全集
面白そうですね〜
値段もお安いですよね
この指揮者は名前も知りませんでした。
熱い爆演なんですね、爆〜
色々な演奏があるものですね
迷ってしまいます、爆〜
ミ(`w´)彡 
rudolf2006
URL
2008/06/15 05:46
rudolf2006さん、おはようございます!
コメントありがとうございます。

うぐいすもコリンズはシベリウスの交響曲以外の演奏は知らないのですよ(笑)。シベリウスだけ評判が突出していることで妙に印象に残ってました。実際聴いてみたらこの力演にはびっくりしましたねえ。一方で、この力感とか迫力、ホントのシベリウス好きにはどう受け止められてるのかな〜?という素朴な疑問もありますが。

ちなみに(番外編その2)に記すつもりの演奏はオーソドックスな力演でうぐいす的にはそちらの方が現在のベスト演奏になりつつ(笑)あります。ベルグルンドより好きになりそう・・・
うぐいす
2008/06/15 09:46

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