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zoom RSS ベートーヴェン初期四重奏シリーズ(第1回):弦楽四重奏曲第3番<PA-157>

<<   作成日時 : 2008/07/06 13:07   >>

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昨日・今日と休日なので余裕があります。ということで、ブログエントリーです。書ける時に書いておかないと(笑)!
そろそろベートーヴェンの初期についていろいろ書いてみようと思い立ってたのですが、最近エントリーがすっかりご無沙汰になってしまいました。
今回からベートーヴェンの初期四重奏シリーズを書いてみようと思います。
今日は第1回目です。

なお、演奏については、各6回ともある団体に狙いを定めて、その団体を中心にエントリー曲から初期6曲に話を広げて語った後に、お気に入りの演奏を紹介するという形にいたします。
要するに、最初に語る団体は必ずしもお気に入りではない、ということです(笑)。
なんか少し意地の悪い書き方かもしれませんが・・・

ベートーヴェンの初期弦楽四重奏曲は作品18で括られてますが、周知の通り実はこの作品、曲につけられた番号と作曲順が違います。
どうやら、3→1→2→5→6→4番の順らしいとのことです。
ということで、第1回目は3番からはじめてみます。

で、今回のエントリーする前に、他のブログ仲間の方とネタが完全に被ってしまった夢を見たのですが、よく思い出せません(笑)。
とりあえず夢のことは忘れて、気にせずに行ってみましょう(爆)!

この曲は、非常に明るく伸び伸びとした曲想ですね。
ベートーヴェンの初期作品は四重奏に限らず、ハイドンやモーツァルトの影響とか類似性をよく指摘されますが、この3番はもっとも作風的に近いものがあるかもしれません。

1楽章、伸びやかで落ち着いた味わいのある旋律で始まります。この穏やかな雰囲気、いいですねえ。曲が進むとだんだん活気のある曲想となります。この楽章、実はアレグロなんですが冒頭からはとてもそうは聴き取れないくらいにのどかな開始です。曲が進んで勢いが出てくるとそれらしくなりますね。
ほんとに明るく開放的な曲なので、あんまり馴染みがないときに人からモーツァルトの曲とか言われると信じてしまいそうな曲です。

穏やかな2楽章を経て3楽章、ややスケルツォ的なアレグロ楽章、活気のある4楽章と、それぞれ特徴はありますが、全体的に1楽章で述べた印象と同じ、のどかで明るい雰囲気です。

実はこの3番、今までうぐいすはあんまり聴かなかったのです。
ベートーヴェン聴く時って、意思を感じるような、どこか気合を入れて聴く感じがあって、わりと激しかったり暗かったり瞑想的な曲とかを聴くことが多いのです。
そういうこともあって、初期の、特に伸びやかな3番はあんまり聴く機会が少なくなってしまいました。

最近その傾向が変わってきてまして、頻繁ではないものの、昔よりは聴くことが多くなってきました。
クリーヴランドQとズスケQの演奏を入手してからです。
その演奏の性格は両者で共通性はないんですけどねえ。

ということで、第1回目ということもあるので、お気に入りの演奏とリンクした形で、今回の演奏はクリーヴランドQでいきます。
クリーヴランドQに関しては以前ブログで書いたとおり、非常に溌剌とした勢いのある演奏で、非常に清々しく瑞々しい印象を与えてくれます。
聴いていて疲れないし、楽しいのです。
3番については、特に4楽章がすばらしいです。生き生きとしたリズム感で軽々と弾き進めていきます。けれどもけっしてやりすぎたりとかしないで自然に伸びやかに進んでいきます。
ここの団体、初期の曲はどれを聴いても絶品です。
詳細は下記エントリーに書いてます→手抜き(爆)。

生命力の湧く泉:クリーヴランドQの「ラズモフスキー」<PA-126>

3番は上記のように、ズスケQのもいいですね。クリーヴランドQとは違い、非常に柔和かつ構成のしっかりした演奏です。
どちらかというと癒しの演奏に近いです。

それでは次回、初期四重奏シリーズの第2回は、弦楽四重奏曲第1番を取り上げます。
また来週末になりそうな気がしますが・・・(爆)


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タイトル (本文) ブログ名/日時
ベートーヴェン 第3番ニ長調 クリーヴランド四重奏団 1993/4年
クリーヴランド四重奏団による初期および中期の演奏を表現する際に、私は「明朗にして爽やか」、「瑞々しく明快」、「潤いはあるが湿度は高くない」(温度ではありません)、「各楽器の鳴りっぷりがいい」等と決まり文句のように記してきました。 ...続きを見る
String Quartets
2008/07/06 15:30

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんにちは!
クリーヴランドの第3番、ハイドンからの伝統継承と若き日のベートーヴェンの清冽さが見事に融合した名演と思います。「以前この演奏は採り上げたことがあるはず…」と思い探してみたらばありましたので(激爆)、TBさせていただきましたm(_ _)m
ところで、昨日のヴァンスカのシベリウスの件ですが、ラハティ響との演奏はこれまで聞いたことが無いと思っていたのですが、大きな勘違いでした(汗)。1990年代初頭にシベリウスのヴァイオリン協奏曲の初稿による録音が大きな話題となり購入し、今もってたまに聞いていたのですが、これがまさにヴァンスカ&ラハティ響によるものでした。これと同様となると期待は高まります。残響はやはり大目となるのでしょうか…。買わないけれど、今のうちから来月1日に入手できるように予約だけしてしまおうかな…(激爆)。 ←なかなか苦行に耐えられない凛虞です(≧∇≦)ノ彡
凛虞
URL
2008/07/06 15:35
うぐいすさま こんばんは

沖縄の海の側からです
沖縄は燦々と夏の光をまだまだ降り注いでいます。

良かったです、今朝は、クリーヴランドの初期もiPodに入れてきました。BOSEのスピーカで聴いています。3番って意外に聴いていなかったような気が〜 (^^;)

ズスケ盤は、注文しているのですが、まだ届いておりません。クリーヴランド盤は、確かに聴きやすい演奏ですよね。それに上手いですね〜。聴けば聴くほど上手いなって思います。弦楽器って本当に良い曲がごまんとあって良いですよね~。

今日、ホテルでコーヒーを飲んでいたら、シュベルトのトリオ1番が聞こえてきました。良い曲だなって思いました。

この3番 ハイドンに似ているところもあるように思いますが、やはりベトベンですね。音の積み重ね方が重厚ですよね。ベトベンの初期のセプテットなどにも共通するようなところを感じますね〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/07/06 17:28
凛虞さん、こんばんは!
トラックバックとコメントありがとうございます。トラックバックのエントリーはまさしく夢に見た文章です!見事にシンクロしていますね(爆)!

3番は初期の6曲の中でも特に先達者の影響の強い作品かと思います。他の演奏だとどうも曲自体が温く感じてしまったのですが、それを飽きさせずにうまく表現してくれたのがこのクリーヴランドQの演奏です。

ヴァンスカの録音、残響は比較的豊かな方でしょうか。うぐいすにはこんなもんかなあ、という感じですが。そういえばヴァイオリン協奏曲の初稿も評判になりましたね。残念ながらうぐいすは聴いてないので、これと同じかはわからないのです。いっそのこと、CD買わない月間は来月ということにしてはどうでしょうか(爆)!
うぐいす
2008/07/06 20:11
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
とうとう沖縄に着かれたですね!今頃は開放感に満ち溢れた時間をお過ごしかと思います。うらやましい限りです。

ズスケQ、キングから出ているシャルプラッテンリマスター盤を集めていたのですが、最近リリースがされないので、ついに業を煮やして出てない曲は徳間ジャパン盤で入手してしまいました。徳間ジャパン盤、取り寄せ2〜3日と書いてあるのですが意外と入手が遅いですよね。結構やきもきしましたよ。
それにしても3番ですが、やはり意外と聴かないですよねえ・・・でもクリーヴランドQとズスケQのおかげで以前よりは聴く機会が増えました。

ホテルの一服でシューベルトですか。優雅ですね!それでは、沖縄で思いっきり羽を伸ばしてのんびりとお過ごしください。
うぐいす
2008/07/06 20:16
うぐいすさん、こんにちは。

公立の図書館でクリーヴランドの四重奏曲を続けて借りることができました。一面、最近サービス過剰気味ではないかと思われるほどですが、ありがたいです。ただし、CDを借りる側のマナーは良くないです。たいてい傷だらけで、音飛びを起こすものもあります。特に朝晩の電車内で思うのですが、日本人にはなかなか公共心が育まれませんねえ。残念です。

今回の曲ですが、手許には…さすがにブッシュはありません(笑)。バリリがあります。クリーヴランドと共通してすごく演奏がうまいと思います。あまり上手なので、ベートーヴェンはもう少し不器用な人だったのでは…と思ってしまいます。多くを聴いたことはないのですが、以前聴いたイタリアQの若々しく軽やかな音楽が印象に残っています。

私にとってはズスケとシュナーベルが両立できる、それだけベートーヴェンの音楽の大きさ、広さ、深さをあらためて感じています。
ezorisu
2008/07/07 10:17
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
やれやれ、コメントがこんなに遅くなってしまいました。ましてや、エントリーは今週もダメですね・・・

バリリについてはこの特集中で触れようと思っています(ネタバレ)。CDの取り扱いって、昔は音楽マニアくらいしか丁寧に扱わなくって、音楽に興味がない方は盤面を平気でベタベタ触ってましたね。うぐいすのまわりにはそんな不躾(笑)な仲間はいませんでしたが。今でもレンタルで借りたりするととんでもない状態のものが多くて、困ったもんですね。

いろいろな演奏を許容してしまうのは、その曲の偉大さでもありますね。名演と呼ばれる演奏があるほどに、その曲の包容力の大きさを感じてしまいますね。
うぐいす
2008/07/07 22:39

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