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zoom RSS ベートーヴェン初期四重奏シリーズ(第3回):弦楽四重奏曲第2番<PA-159>

<<   作成日時 : 2008/07/12 20:26   >>

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ブログ書けるときはガンガン行きます!今回はベートーヴェンの初期四重奏シリーズの第3回目、第2番を取り上げます。

この曲、たま〜に「挨拶」などという副題がついているときがあります。最近ではさすがに聞かれませんが。
もちろんベートーヴェン自身の命名ではないようです。1楽章冒頭が挨拶をしているような受け答えに聴こえるからのようですねえ。
なんかハイドンのほとんどの異名と同じようなつけられ方です。

1楽章は上記のような優美なやり取りから始まりますが、楽章通してこの優美さは変わりません。
2楽章はアダージョの非常に美しい旋律です。これもなかなか優美ですねえ。中間部は少し活発な旋律が入りますが、その後またおさまって穏やかな曲想で締めくくります。

実はうぐいすは、この1・2楽章あんまり聴かなかったりします(苦笑)。
ちょっと優美すぎてですね・・・苦手なのですよ。
でも、3楽章と4楽章は抜き出して聴くことが多いです。

3楽章はスケルツォ楽章、4楽章は非常に勢いのあるアレグロ楽章です。
この後半2つの楽章は、若いベートーヴェンの才気のほとばしる曲想かと思うのです。基本的には優美な雰囲気は変わらないながらも、この楽章は4本の楽器の絡み方に時折ベートーヴェンらしく剛毅で意志の力を感じる部分もあるのです。

さて、今回触れる演奏はブダペストQ(新盤)です。
ブダペストQの初期はたまに聴きますが、やはりその音色の渋さがなんとも特徴的ですね。構成としてはやはりガチッとしていて無骨な雰囲気なのですが、それはそれで味があります。
しかし、初期の瑞々しい潤いのある演奏が好きだという方にはちょっとつらいのではないでしょうか。
ブダペストQの渋さ・無骨さはむしろ、中期や後期の剛毅さや深遠な世界でこそ生きる表現になるような気はします。
うぐいすも、この演奏嫌いではないのですが、初期を聴く、ということになるとあんまり聴く頻度は少ないですね。

この2番は曲自体が優美な曲ですので、あんまり穏やかで柔らかな演奏になるとダレてしまいます。瑞々しく美しいながらも、メリハリのある演奏がいいですね。
ということは!・・・やはりクリーヴランドQが最適かと思うのです(爆)。

あと、あいも変わらずズスケQのもいいですね。
ただ、曲自体があまりにも穏やか過ぎて、ズスケQの演奏だと聴くときによっては弛緩してしまうときがあるのですよ。
2番に関しては、メリハリのあるクリーヴランドQの演奏の方がやや入っていきやすい感じがあります。

う〜ん、でもこの曲は3番同様、比較的聴く頻度が少ない曲です・・・
あらためて聴いてみるとなかなかいいんですが。
考えてみたら、うぐいすはもともと初期の四重奏というと1・4・5番をよく聴いてましたね。
3番と6番、特に6番はクリーヴランドQやズスケQを入手してから結構聴くようになりました。(ここら辺の話はまたシリーズの後ほどに)
2番は意外とうぐいすには鬼門かも・・・

さて、次回はうぐいすのお気に入りのひとつ、5番の予定です。

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集(ステレオ録音)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2007-11-07
ブダペスト弦楽四重奏団
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コメント(6件)

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うぐいすさん、こんばんは!
今回のベートーヴェン連続鑑賞、どちらかというと曲よりも演奏に焦点がいってしまっているため、これを拝読し、刺激を受けて再度第2番を聞いてみました。
確かに前半は如何にもハイドンの路線という感じですね(笑)。今夜選んだヴラフ四重奏団(SUPRAPHON)もまさに長閑なそのような演奏でした。第5番との決定的な違いは、第2番に第1ヴァイオリンにソロ的な要素が少ないことがベートーヴェンらしいということになるでしょうか?
ところで、ブダペストの新盤は昨年、発売前に予約してまで購入するという意気込みでしたが、どうもロイスマンの独特のビブラートが気になってなりません…やはり当時のブダペストは旧きロシアのカルテットという気もします…。
凛虞
URL
2008/07/12 21:40
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

白状いたしますと、普段2番ってどうにも聴く頻度が少ないため、あらためて書くとなると筆(キー?)がなかなか進まなかったです。今回は書いていてちと荷が思い感じがしました。うぐいすにとっての2番は、凛虞さんにとっての5番と同じなのかもしれませんねえ。
今回のエントリーの文章からもその苦しい感じが見えたかもしれませんが(苦笑)。

ブダペストQはおっしゃるとおり、ロイスマンのビブラートや音色が独特ですね。ラズモフスキーあたりではこれがまた味があってうぐいすは結構好きなのですが、初期となるといささか無骨にすぎるかもしれません。まあ、そこは好みの問題ですか。
うぐいす
2008/07/12 21:58
うぐいすさま こんばんは

無事、旅行から帰ってきました。帰ってきて、部屋を間違えたです、爆〜。自分の部屋の階を忘れていたです、爆〜。
年ですね〜。

2番は、ほとんど覚えていなかったので、ジュリアードの旧盤の演奏を聴いています。
ベトベンと言われればベトベンでしょうが、別の作曲家と言われれば、そうだと信じてしまいそうな曲ですよね〜。

ジュリアードの演奏は大きなスピーカで聴かないと、その良さが分からないかなって思ったりもしています。

ミ(`w´彡)

rudolf2006
URL
2008/07/13 00:28
rudolf2006さん、おはようございます!
コメントありがとうございます。

無事に帰還されたようですね!
うぐいすも若い頃に会社の独身寮に入っていたのですが、違う階の同じ場所(うぐいすの部屋の真下)の部屋に入ってしまい、見知らぬ人がいてびっくりしたことがありましたよ(苦笑)。あと、この前本屋で立ち読みした後に本を戻そうとしたら、その本がどこに入っていたか忘れてしまいました(爆)。まあ、ただのうっかり屋ですね(苦笑)。

2番はあまり聴く機会がないのですよ〜。特に1・2楽章はおっしゃるとおり、ベートーヴェンらしさが薄いですね。3・4楽章あたりになってくると面目躍如といった感じになりますが。
うぐいす
2008/07/13 08:39
うぐいすさん、こんにちは。
ブダペストSQに関しては同感です。ブダペストは風格ある演奏で聞かせますが、ベートーヴェン初期とは合わないように思います。ズスケSQも良いですが(クリーヴランドは持っていないので話についていけないのが辛いです)、2番に関してはヴラフSQの演奏が残っているのは嬉しいことです。
アルトゥール
2008/07/13 14:40
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

あらためてブダペストQの初期を聴きなおしてみましたが、初々しい華やぎのある音色がほしい曲(5番や6番あたり)は結構つらいものがあるかもしれませんが、4番のようにかなりベートーヴェンの色が出てきている曲はなかなかいい味を出していますね。彼らの演奏はモーツァルトの弦楽五重奏がかなりの名演で大好きなのですが、それと通ずるものがあります。
まあ、これもそういう風格を求める聴き方をするのなら、ということではありますが。

ヴラフQですか、また新たな団体を知ることが出来ました。どこかで聴いてみたいと思います。
うぐいす
2008/07/13 19:28

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