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zoom RSS やっと理想の演奏が!ズスケQのベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番<PA-164>

<<   作成日時 : 2008/07/27 01:16   >>

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今回はまたベートーヴェンの後期四重奏です。
うぐいすにはもっとも選り好みの激しい15番です。
実は今月、やっと安心して聴ける15番の演奏と出会えたのです。
それが今回のエントリーのベルリンSQ(ズスケQ)です。

うぐいすは当ブログにて何回か書いてるのですが、15番はどうにも演奏の好悪が激しい曲なのです。
特に1・5楽章、曲自体がロマンチックな故に、演奏自体が歌い込むような感じだったり表情付けが濃厚だったりするともうダメなのです。
かと言って、淡白すぎるとまるで面白くありませんし、なかなか難しいのです。

たとえば、バリリQの演奏自体は嫌いではないのですが、その柔らかく暖かい音色がこの曲には柔くなりすぎて聴こえてしまいました。
スメタナQの'66録音のもツヤツヤした潤いのある響きで情熱的な演奏で好感は持てますが、いつも聴くには疲れてしまうのです。

ジュリアードQ旧盤、悪くはないのですが、この曲は意外にも抒情的な表現をしています。そこがどうも入っていけなかったです。
かと言って、ラサールQあたりになるとちとリズムの処理がドライに過ぎる感じもしてしまいましたし、ブダペストQ新盤に至っては渋すぎるかなあ、と。比較的好きなのはブダペストQ旧盤でしたが、音があまりよろしくないです。それに新盤ほどではないにしろ、やっぱり渋いですしね。最近はあんまり聴いてないなあ。
比較的アルバン・ベルクQの旧盤は好きだったのですが、その表情付けに最近ついていけなくなってきました(苦笑)。

でもかなりいい感じだったのがクリーヴランドQで、中間楽章は良かったです。1・5楽章もこれまたかなり瑞々しく抒情的でいいのですが、でもやはり表情付けに一部粘る感じが見受けられてしまいまして。
1楽章の最後とか、5楽章はもう冒頭からダメでした・・・

なんか、贅沢のオンパレードですね。
ただ、どれも嫌いと切って捨てる演奏ではないのです。
でも、「これは!」と言えるものがないのですよ。どうにもピンと来るものがなかったのです。

さて、それで今回はズスケQのエントリーです。
ズスケQ、シャルプラッテンのリマスターシリーズがキングから出ているのですが、4・5・6・15・16番のみまだ出てないのです。
もうどうにも痺れを切らしてしまいまして、今月頭に6・15番の組み合わせの徳間ジャパン盤を入手しました。

これが思いのほか気に入ってしまいまして!
いや、実はこの演奏、意外と歌ってるんですよ(苦笑)。
でも粘ってる感じがないんです。表情付けも濃厚というほどではないですし。
あまり過剰なロマン性がないのがいいのです!
でも音色は潤ってますし、そのバランス感覚が良いです!
しかも1・5楽章なんて歌ってる割に結構撥音が良いというか、表情付けがハキハキしてます。しかも、楽器間のバランスが良いので、曲の構成も見通しが良いです。

人によっては、「佳演だけど特筆するほどでは・・・」と思われるかもしれません。
でも、15番はうぐいすにはそれくらいでちょうど良いなあ・・・と感じてます。
この演奏入手してから、15番を頻繁に聴くようになりました。
何気に聴いてしまうのです。耳についたりもたれるような表情はないですし、ホントすばらしい!
15番は今のところでは、この演奏だけでもう十分かも、とさえ思っています。
(少なくとも、上記に出てきた演奏の中では、というレベルですが)

ズスケQのベートーヴェン、うぐいすにとっては外れがありません。
幸せなときを過ごさせてもらってます(笑)。


ベルリン弦楽四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集7
アサヒレコード
ジャンル:クラシックアーティストカナ:ベルリンゲンガクシジユウソウダアーティスト:ベルリン弦楽四重奏



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コメント(10件)

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うぐいすさん、こんばんは!
随分遅い時刻のエントリーですね。(←人のことまったく言えない時刻のコメントですwww)
ズスケの第15番は昨年4月に記していたので、あらためて読み直してみました(ゴメンなさい、ただ今スパム対策のため、過去のほとんどのエントリーは伏せています…。)
「曲によっては部分的にカール・ズスケの癖(若干の歌い崩し)が気になる」とか不平をちらつかせながら、「この第15番はそのような稀に見せる癖がほとんどない名演と思う」と記し、「今もし残酷な神が現れて、私の所有するベートーヴェン弦楽四重奏曲全集をズスケ四重奏団によるもののみとしたならば、[…] 私は安堵することであろう。やはりズスケ四重奏団の普遍的かつ滋味深い演奏に心が休まる」なんて書いてました。
なお、この曲に神々しさを求めるならば、本年大晦日に、東京文化会館小ホールへおはこびくださいませ(笑)。(一昨年、昨年と同じ催し物、同じ演奏家であるならば、神の降臨を目の当たりにすることでしょう(爆)。)
凛虞
URL
2008/07/27 01:44
こんにちは。
ベートーヴェンの弦四は、
ズズケ・カルテット盤で初めて揃えました。
いまだに他の演奏はあまり聴いてませんが、
充分満足してますので、
やっぱりいい演奏なんですねぇ。
スイトナー/シュターツカペレの
ベートーヴェン交響曲全集にも通じますが
地味でも自然で飽きない演奏ですね。

木曽のあばら屋
URL
2008/07/27 07:31
うぐいすさま お早うございます

ズスケ・カルテットのベトベンですね。このカルテットは、うぐいすさんに推薦してもらったのか、凛虞さんに推薦してもらったのか、覚えていないのですが、爆~。いずれの演奏も素晴らしいものですよね。今朝、私もズスケ・カルテットのベトベンでブログを書いたのですよ、爆~。
15番、どのカルテットの演奏も、私にとっては貴重なものです。どれか一枚を選ぶのは難しそうです〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/07/27 08:38
凛虞さん、おはようございます!
コメントありがとうございます。

昨日は花火を見てきました(隅田川ではなく、昭和記念公園)ので、エントリーやめようと思ったのですが、家についてビール飲み始めたら興にのって書き始めてしまい、あんな時間になってしまいました(苦笑)。

15番は演奏団体の個性というよりも、曲そのものの魅力をそのまま素直に聴かせてくれれば・・・という思いがあったのですが、なかなかそういう演奏にめぐり合えず、なんとなく聴く機会も少なくなってました。ズスケQの演奏は凛虞さんのおっしゃるとおり「普遍的かつ滋味深い演奏」ですね。曲そのものが楽しめるすばらしい演奏と思います。

神の降臨ですか(笑)。以前からお話聞いて興味はあるのですが、なかなかコンサートに行く機会が作れなくって聴いてないのですよ。まずはCD入手から考えてみます!
うぐいす
2008/07/27 09:05
木曽のあばら家さん、おはようございます!
コメントありがとうございます。

「地味でも自然で飽きない」、おっしゃるとおりだと思います。うぐいすの場合はいろいろ回り道してこの演奏に出会った感じですが、他の個性の強い演奏聴いた後にこの演奏を聴いたので、またその味わいが格別だったのですよ。しばらく15番はこの演奏に浸ることになりそうです。
うぐいす
2008/07/27 09:14
rudolf2006さん、おはようございます!
コメントありがとうございます。
なんと、rudolf2006さんの本日のエントリーもズスケQなのですね!また見事にシンクロしましたね!

今回のうぐいすのエントリーですが、なんか今読み返すと各演奏への感想が贅沢というのを通り越して暴言に近いものもありますね(爆)。
でも本文にも書いてますが、今まで聴いてきた演奏も「嫌い」なわけではないのですよ〜。でも、どうもこの曲だけは「お気に入り」というレベルになると好みが限定されてきまして。この15番、後期の曲の中では聴く頻度が少なくて少々エアポケットな感じになってましたが、ズスケQ入手してから、最近は結構聴いてます。やっと素直に曲が聴ける演奏とめぐり合えた感じなのです。
うぐいす
2008/07/27 09:39
うぐいすさん、こんばんは。
私も木曽のあばら屋さんと同様、80年代にベートーヴェンの弦四をベルリン(ズスケ)SQで集め始めました。ただし集めている最中にボーナスが出たので、ブダペストSQ盤(新)を買った思い出があります。木曽のあばら屋さんと同様、ズズケSQやスイトナーで十分満足しています。
この機会にうぐいすさんの言及されている他の団体について自分の印象を書かせて頂きますと、スメタナ旧はテンポがセカセカしたような窮屈な演奏に感じられ、好きになれません。ジュリアード旧は玄人筋なら高い評価をする演奏だと思います。が、素人の私には模範的すぎるように思え、あまり度々聴く気が起きないでいます。ブダペストは新旧とも仰るように渋い風格のある演奏で、自分は好きでいます。アルバン・ベルク旧は味付けが濃厚すぎるように思え、自分の趣味ではありません。
こうしてみると、うぐいすさんと私の感想は似ているようで、嬉しくなります。
アルトゥール
2008/07/28 21:29
うぐいすさん、こんばんは。

地震、突風、大雨、河川氾濫…と天変地異の先触れでしょうか。今夜は比較的涼しいことだけが慰めですね。

今回の曲は…手許にはアルバンベルグ(旧盤)、バリリ、ブッシュがあります。私にはブッシュがいちばんです。特に第3楽章は音楽を超えています。二度とこんな演奏は出ないとさえ思えます。音さえ我慢できればオススメしたいのですが…。もう1枚、以前聴いたイタリア盤が忘れられません。こちらは終楽章が飛び抜けていました。

ズスケ盤は中古店でみつけては買っています。8番・9番を入手しました。うぐいすさんの言われように「いつでも安心して聞けるベートーヴェン」ですね。

私事ですがアンダンテ各盤が破格の値下げになったので、フィッシャー(4枚組!)を入手できました。
この夏一番の収穫です。
ezorisu
2008/07/28 21:44
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ズスケQのベートーヴェンはLP時代にもその評判を聞いていましたが、その当時は弦楽四重奏にのめりこんでなかったこともあり、素通りしてました(苦笑)。今考えるともったいなかったです。

あらためてアルトゥールさんのコメントを拝見してうぐいすよりも的を得た表現で観点の差もあるのですが、好みの結論としては似てるところがおもしろいですね〜(笑)。まあ、あらためて考えると、15番は曲自体が十分魅力的なので、演奏者があまりあれこれしないでくれた方がいいのかもしれませんね(苦笑)。
うぐいす
2008/07/28 22:15
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ズスケQのラズモフスキーも入手されたのですね!何気に感動したいときには物足りないかもしれませんが(笑)、あまり情念や意志の力に振り回されることのない、まさしく「安心して聴ける」演奏ですよね!最近はこういう感じのが好きなのです。

実は今から1年ほど前にも、当ブログでベートーヴェンの後期四重奏曲のシリーズをやってまして、そのときにも書いてたのですが・・・残念ながらブッシュQはこの15番だけはどうにもダメなのですよ。9番や14番はなかなかの名演なのですが、15番はしっくり来なくて。とくに終楽章がどうも弾き飛ばしているようにしか聴こえなかったのです。同じ演奏者でも曲によって好みが分かれてなかなか難しいものです・・・
うぐいす
2008/07/28 22:26

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