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zoom RSS ルービンシュタイン/シェリング/フルニエのシューベルト:ピアノトリオ第1番<PA-173>

<<   作成日時 : 2008/09/06 22:07   >>

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やっと新しいパソコンが家に!
本日はセットアップに半日ほど費やしました。
Vistaは大分勝手が違いますね〜。まあ、おいおい慣れていくとします。
そんなこんなで1週間振りのエントリーです。
今回はルービンシュタイン/シェリング/フルニエのシューベルトです。
以前に触れてみようと言っていてそのままになっていました。
すでに半年以上経ってますね(苦笑)。
曲についての印象はすでに以前触れてますので、今回は演奏の方をメインに書いてみます。

この演奏、テンポは遅めでたっぷりと歌っていきますが、その風格のある音楽作りが素晴らしいですね!
特に感心するのは三者のアンサンブルの妙です。お互いに自分のやりたいことはやっているのですが、音のバランスも縦の線もきっちりと協調していて、なんというか、とてもアンサンブルを楽しんでいるという風情を感じるのです。
しかも、やりたいことをやっていると言っても、あまり声高に主張をするという感じではなくて、非常に旋律を歌いこんでいるというタイプですね。
歌うところは歌うけど、退くところは退くというバランス感覚がすごいです。
まさに「大人の音楽」と言えるでしょう。

このアンサンブルの主役はやはりルービンシュタインですね。
この人のピアノ、存在感がすごいです。この演奏ではあまり前面に出ようとしているわけではないのに、すごく音楽的な表現の冴えが感じられます。
VnとVcの裏で伴奏のリズムを刻んでいる時でも、その音の粒感のしっかりした音が気持ちいいし、小気味いいですねえ。
もちろん、シェリングのみずみずしい音色や端正なフルニエの演奏も素晴らしいです。
この二人、シェリングの方がやや艶めかしい感じはしますが、アンサンブルをやってみると意外とその音楽に同質性が感じられますね。ベスト・アンサンブルと言いたくなります。

ルービンシュタインはこれよりも以前に、百万ドルトリオとしてこの曲を録音してますが、まるで違う様相を醸し出してます。
たとえ気が合わなくても、名人同士が丁々発止と合わせてみたら、たまたまとんでもなくレベルの高いものができてしまった(笑)という感じです。
時代劇で、真剣で殺陣をやってるような、どちらかが気を抜いたらそこでもう駄目になってしまうような駆け引き・緊張感がすごいですね〜。名人同士が集まったからと言って必ずしも名演にならないのですが、百万ドルトリオはさすがです。
でも、ルービンシュタインにとっては合わせていてあんまりいい思いはなかったでしょうねえ。

逆に、今回エントリーのシェリング・フルニエと組んだ演奏は幸福感に満ちた演奏に聴こえますね。それでいて音楽も弛緩せず、実に風格のある演奏に仕上がっています。
ルービンシュタインは晩年、いろいろな奏者と室内楽を録音してますが、どれも懐の深い表現で、全体としてのアンサンブルの素晴らしさを感じさせます。

この曲に関しては、生き生きとした表情を楽しむならスーク・トリオ、じっくりとその歌の表現とアンサンブルを味わいたいなら今回のルービンシュタイン/シェリング/フルニエですね。

P.S.
さて、テーマ・シリーズは今、第1弾としてベートーヴェンのピアノ・ソナタを敢行しておりますが、第2弾となるCDがもうすぐ入手できます。
今年の初めに、「今年はこれかな・・・」と言ってたものです。
そう、アレです。って、わかるわけないか(笑)。(今年ももう9月になって今更ですが)
でもこのシリーズ、今年で終わるわけがありません、膨大すぎて(苦笑)。
ベートーヴェン以上に長く孤独(笑)な道のりかもしれませんが、まずは頑張ってみましょう。


シューベルト : ピアノ三重奏曲第1番&シューマン:ピアノ三重奏曲第1番
BMGインターナショナル
2000-10-25
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま こんばんは
PC、届いたんですね (^o^)
おめでとうございます。
ネットも開通ですね、Vistaにされたんですね。色々と言われていますが、どうですか?

ルビンシュタイン、シェリング、フルニエのシュベルト、珠玉の録音ですよね。私は今、ブッシュにはまっていますが、ルビンシュタインのシュベルト、華麗なるピアノを聴かせてくれますよね。

村上春樹氏の「ルビンシュタインとゼルキン」の文章は面白いですよ。私もブログでコメントしてくださった方が推薦してくださり、すぐに購入して読んだんですが、なかなかの文章です。
ルビンシュタインを「ナチュラルで」(生まれつきのピアニストで)「ハッピィなピアニスト」と評していますが、まさにその通りと思いますね。演奏から元気がもらえますよね〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/09/06 22:38
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ViataはXPとはまるで勝手が違ってていろいろと戸惑ってます。rudolf2006さんがMacを購入というのもわかる気がしますね〜。だんだん通常の操作は慣れてきてますが。

晩年のルービンシュタインの演奏は引き飛ばすような感じがなくて、一音一音粒がしっかりしているので聴いていて安心感があります。フレーズの抑揚とか、変わり目にたまにみせるルバートがまた絶妙です。ナチュラルというのは確かにそのとおりですね〜
うぐいす
2008/09/06 23:24
うぐいすさん、こんばんは。

新しいパソコンですね。こういう場合はおめでとうございますでよいのでしょうか。手前味噌ながら我家のXPは非常に使いやすい(歴代で最高!)ですが、Vistaはいかがですか。仕事では仕方ないとしても、だんだんパソコンのアップグレードにも付いて行けなくなりつつあります(笑)。

今回の曲は…手許には現在「百万ドルトリオ」しかありません。たしか以前に感想を書かせていただいたように思うので、同2番について少々…。

ルービンシュタインが本当にリラックスして弾いています。全ての楽章がすばらしいのですが、第2楽章が出色です。シェリング、フルニエとの息もぴったりですね。第4楽章のフルニエのチェロには涙がこぼれそうになります。今年も秋が始まったなあと思わせる演奏です。また、1番も聴いてみます。
ezorisu
2008/09/08 22:50
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

Vistaも普段使う機能は慣れればまあ、なんてことなさそうですが、いざという時に普段使わない機能を使う時が慣れてないんで、なかなかめんどくさいですね。

ルービンシュタインのピアノはうまいですね。グルダのようなきらめくような感じではなく、音楽のツボをうまく突いている円熟の極致のような演奏です。シェリング・フルニエも素晴らしいですし、この三者が一体となった音楽はアンサンブルの極致といえるかもしれません。
うぐいす
2008/09/09 21:03

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