Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)

アクセスカウンタ

zoom RSS ハイドンの弦楽四重奏曲第1番:シリーズテーマ(2)<PA-180>

<<   作成日時 : 2008/09/27 21:59   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 8

本日は息子の運動会でした。息子の雄姿をビデオにとったりと久しぶりに親らしいことをしてましたが(苦笑)、どうしてもビデオの手振れが入り、家に帰って家族で見直したらみんなでビデオ酔いしてしまいました(苦笑)。やはり三脚が必要か・・・

さて、今回はまたまたテーマシリーズ(2)のハイドンの弦楽四重奏、第1番です。
作品1の1曲目ですね。

作曲時期ですが、作品1はすべて1755年頃です。
青年時代に声変わりでウィーンの聖シュテファン大聖堂聖歌隊から解雇されたのが1949年、その後1959年に職を得るまでの苦学の時代ですね。
この弦楽四重奏曲をしだした頃から彼の評判が広がっていくとのことです。

本作品を入れた作品1の6曲はすべて、全曲5楽章編成です。
まだ他のディヴェルティメントや交響曲などの区分も曖昧で、弦楽四重奏曲としての形式も固まっていない時期のようです。

このころの作品は内声以下の伴奏に乗って1st Vnがメロディを、という感じが主体ではありますが、ときどき内声との絡みにハッとさせられるようなつくりもあります。

第1楽章プレスト、8分の6拍子のはずむような主題で開始されます。
0番もそうなのですが、すでに簡単なソナタ形式が採用されています。
この軽快なリズムがハイドンらしくていいですね。
1st Vnと内声・低音との対話するような構成も素晴らしいです。
ホント、ハイドンは初期の曲もいいですね。

第2楽章メヌエット、伴奏の3拍子に乗って、1st Vnが優雅に踊るようなメロディを奏でていきます。
中間部のヴィオラ/チェロとヴァイオリンのピチカートとの対話が微笑ましいです。

第3楽章アダージョ、非常に美しい緩徐楽章です。
出だしの恍惚としたメロディがいいです!つかみが素晴らしい。
その後にリズムを刻む伴奏に乗って1st Vnが柔らかな旋律を歌っていきます。最後はまた緩やかな曲想に戻り、静かに曲を閉じます。

第4楽章メヌエット、これも3拍子の舞曲ですが、快活で明るい性格の曲です。時折憂いを含むような短調のメロディが挿入されているのがなんともアクセントが効いてます。

第5楽章プレスト、生命力の溢れる生き生きとした曲です。

エンジェルスQの演奏は相変わらず軽快かつ清潔感があって良いです。
前にも書きましたが、ヨーロッパ的な歌心のある情緒的な歌い回しとかを期待される方には向かないかもしれませんが、ハイドンのある種、軽やかですっきりとした風情を味わうには最適な演奏に思います。


P.S.
ハイドンのこの頃の作品は傾向が似ているので、曲ごとの性格とか感じたことを書き分けるのがなかなか難しいですね。
まあでも、曲それぞれに感じたことを素直に書いた結果として同じ感想になっているわけで、これはこれでいいかなと(笑)。

シリーズテーマに関しては、うぐいす自身がそれぞれの曲に対して感じたことを綴ることが第一義的な目的なので、あえて作品番号ごと(6曲ごととか)にまとめることはせずに、こんな感じで各曲に対して思うままに綴ってみます。

やっぱりハイドンの初期の弦楽四重奏を聴かれる方って少なそうなので、しばらくはひたすら独白的で孤独な歩みになりそうですが(苦笑)。


amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは!

過日のエンジェルス四重奏団のエントリーにコメントさせていただいてから、熟考して(3分くらいwww)この全集を購入しました。爽快な演奏であり、ムラがない均整の取れた全集と思います。まだ全ては聞いていませんが…(汗)。また佳い演奏をご紹介いただき、たいへん嬉しく思っております。

ハイドンの弦楽四重奏曲、初期はやはりディヴェルティメント的な要素が強いものの、エンジェルス四重奏団の演奏は程好い構築感もあり好演と思います。もう少し後の作品となると、コンコード、ヴェラー、ジュリアード(以上、私のハイドン御三家w)、ウルブリッヒ、クイケンといったカルテットの陰に隠れてしまうかもしれませんが、初期作品ではエンジェルスの独壇場といった感があります。
凛虞
URL
2008/09/27 23:28
凛虞さん、こんばんは!
ご多忙のところ、コメントありがとうございます。

熟考(笑)の末のご判断が良い結果となられたようでうぐいすも安心しました。自分もこの全集は賭けみたいな感じで購入しましたのでどんなもんかと不安でしたが、全集として安定した演奏でとても気に入り、買ってよかったと思います。

いつも聴いていた有名どころの曲に関してはおっしゃるとおり個性的な名演が豊富なのですよね〜。しかし、そういった曲でもエンジェルスQはムラのない佳演揃いなので、曲を聴きこむのではなく何気に流して聴くには最適な演奏かなあと思っています。
(うぐいすにとっての、いわゆるリファレンスっていう演奏になってきてます)
うぐいす
2008/09/28 00:11
うぐいすさま お早うございます

息子さんの運動会
ビデオを回しているお父さん、良いですね。私の子供の頃は、カメラしかなかったですよね。でも、父親は来なかったと思います。小学校も、中学校も平日開催であったように思うのですが、もう忘却の彼方へ、爆〜。

ハイドンの初期のカルテット、聴きたいですね、ウィッシュリストには入れていますが、踏ん切りはついていません、爆〜。

モノローグ、愉しく読ませていただきますね〜。
ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/09/28 06:11
うぐいすさん、おはようございます。

少しのご無沙汰でした。収穫の秋なのでezorisuも飛び回っています。

運動会のお話しは情景が目に浮かびます。以前目にしてすごかったのはビデオを撮りながら子どもの横を懸命に走るお父さんたちの姿です。お父さんたちのための運動会のようでした(笑)。

ハイドンの初期の四重奏は耳にしませんねえ。近々図書館で探してみます。私事ですが、古い古いかカペーの演奏をEMIのCDで入手しました。神品とまで讃えれた「ひばり」です。1928年の録音でノイズも相当ですが、その奥から聞こえてくる冒頭のさえずりに心を打たれました。よくぞ残してくださった…という喜びでいっぱいです。

ハイドンの四重奏曲に関してはこれから、うぐいすさんがご紹介される内容を大いに参考に聴いていきたいと思っています。期待しています!
ezorisu
2008/09/28 10:08
rudolf2006さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

ホント、昔は運動会は平日でしたし、親もめったに見に来てくれませんでした(笑)。いつの頃からか親が子供の行事に行くとか誕生日のプレゼントとかも当たり前になっているし(うぐいすは親からそんなものもらったことない)、ジェネレーション・ギャップを感じますね。まあでも、昔は子供との会話が多かったですが、子供の日常に接することが少なくなっている昨今、そういう機会を設けるのも結構貴重かなとも思ったりします。

ハイドンの四重奏については、まさに気の赴くまま続けてみようと思います(笑)。
うぐいす
2008/09/28 12:55
ezorisuさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

昔は東海地方の田舎(笑)にいたのですが、そこは1学年6クラスのマンモス校で運動会の場所取りが大変でした。しかし東京にきて今の小学校はその半分くらいの人数なので、場所取りという意味では楽でしたね〜。でも疲れました。親のための・・・というのも確かにあると思いますね。昔はそれはどうかとも思ってましたが、最近は行き過ぎなければこれも大事なのかもと思うようになってきました。人の考え方も変わるもんですね。

ハイドンの弦楽四重奏、特に初期の作品は今まで聴く機会がなかったのですが、いざ真面目に聴いてみるといろいろと発見があって面白いです。いきなり全集購入は値段も張りますしなかなか難しいですが、もし聴かれる機会がありましたら、またご感想をくださいませ。
うぐいす
2008/09/28 13:20
うぐいすさん、こんにちは。
私はハイドンの作品1はブッフベルガーSQの演奏を持っています。確かに作品1は第2vn以下の伴奏に乗って第1vnがメロディをという趣ですが、それが何かいけないことではなし、そこがかえって魅力なのではないかと思います。本当にハイドンは、最初から良い曲を書いていたのだと思います。
エンジェルスSQの全集はますますほしくなってきました。もっともベートーヴェンSQのショスタコーヴィチがまだなのですが…。
アルトゥール
2008/09/28 16:52
アルトゥールさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

アルトゥールさんのおっしゃるとおり、2nd以下の伴奏に乗って1st Vnがメロディを歌うというスタイルは古典派のスタンダードなスタイルで、形式的にもすっきりとわかりやすくていいですね!これもハイドンの魅力です。一方で本文にも触れたとおり、1番をよく聴いてみるとそれだけではなくて、意外に様々な工夫も盛り込まれているのもわかってきました。初期の曲をちゃんと聴いたのは初めてなのですが、このころからハイドンはホントにいい曲を書いていたのだと感心しています。
うぐいす
2008/09/28 18:15

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ハイドンの弦楽四重奏曲第1番:シリーズテーマ(2)<PA-180> Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる