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zoom RSS プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」<PA-187>

<<   作成日時 : 2008/11/02 21:20   >>

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本日は朝早くからディズニーランドに出かけ、つい先ほど帰宅しました。
テーマパークは久しぶりなので、アトラクションの長時間待ちは疲れましたね〜
さて本日のブログですが、昨日少し書きためていたのでエントリーしておきます!
今回はこの間大人買いしたプッチーニのオペラの中から、「トゥーランドット」を選んでみました。

今までイタリア・オペラはほとんど聴いてこなかったわけですが、ここ何日間はプッチーニを聴く頻度がかなり高いです。結構気に入ってしまいました。
やっぱり短いのが一番の理由ですかね。2時間くらいで聴き終われるし。
(ワーグナーは4時間超えますので、平日に聴くとなるとお気に入りの音楽を飛ばし聴きすることになってしまいます。それに比べると短時間で聴けるのは利点かも)

「トゥーランドット」はプッチーニが作曲途中で亡くなってしまい、最後の方は未完に終わりました。友人の作曲家が彼の遺稿を参考にして補筆したそうです。
初演はトスカニーニ指揮のミラノ・スカラ座で行われましたが、トスカニーニはその補筆版400小節弱のうち100小節以上を冗長としてカットして演奏行ったらしいです。このあたりは、いろいろといざこざがあった結果そうなったようですが、現在までそれが一般的に使用されているそうです。
初演時も初日はプッチーニが作曲したところまでで演奏をやめ、聴衆に「マエストロはここまでで筆を絶ちました」と述べて終わり、2日目に補筆版まで演奏行ったとのことです。

プッチーニというと、ヴェルディ亡きあとの19世紀のロマン派の流れを組むイタリア・オペラの巨匠、というイメージがうぐいすにはありました。
(世評もそういう感じなのでは?と思っているのですが。)
確かにプッチーニの音楽は旋律が美しく抒情的で、非常にロマンチックです。
でも実際にプッチーニの曲を聴いてみると、何気に凄いことをやってるんですよね〜。
「トゥーランドット」1幕の冒頭の、宮殿での役人が群衆にトゥーランドット姫への求婚に対する宣言から始まる不気味な描写や、2幕のピン・パン・ポンのおどけた風情など、なかなか前衛的で不協和音も飛び交う、思い切った音楽になってます。
そういったことも含めてプッチーニのオペラは情景や心情の描写がうまいですね。
オーケストレーションなど、ホントに今のミュージカルにもつながるんじゃないかと思えるほど効果的に感じます。
今でこそ評価の高いプッチーニですが、彼の生存当時はその大衆的な音楽の性格のため、評論家や専門家からは評判がよろしくなかったようです。

有名な「誰も寝てはならぬ」のほか、魅力的なアリアも満載ですね。
「誰も寝てはならぬ」には革新的な和音の処理もされているようです。
確かにバックの分散和音の上昇、何気にエキゾチックな感じです。
あと、リューの死の前後の劇的な歌もロマンチックで好きです。

あと、プッチーニは中国の音楽をいろいろと採集しながら研究してたみたいで、中国風の旋律が随所に散りばめられてます。
そういった音楽も親しみやすく処理されていておもしろく聴けます。

うぐいすの購入したCDはニルソンのトゥーランドット、コレッリのカラフのコンビのものです。オケはモリナーリ=プラデッリ指揮ローマ国立歌劇場管。スタジオ録音ですね。
ニルソンのトゥーランドットはすごいですね。突き抜けるような高音で、トゥーランドットの冷たく閉ざされた心を実にうまく表現されてます。
コレッリのカラフも負けじと張り合ってます。
例の有名な「誰も寝てはならぬ」も伸びがあると同時に甘い声で惹きつけられます。
スコットのリューも声質があっていていいですね。
意外といいのが、ジャイオッティのティムール。リューの死の後の歌が泣かせますねえ。

モリナーリ=プラデッリとローマ国立歌劇場管もツボをおさえていて好サポートです。
うまくまとめている、という感じです。小さくまとまっちゃってる感じは無きにしも非ず(3幕クライマックスはもっとスケール感があってもいいか?)
ですが、各情景ごとの表情付けなんかはすごくうまいです。
2幕のピン・パン・ポンの歌のバックとか、すごく色彩的でよかったです。

いやあ、こういう抒情的かつ壮大なオペラもいいもんだとつくづく思いました。
同時に入手した「トスカ」「蝶々夫人」も徐々に感想書いてみます。


Puccini: Turandot
EMI
1993-03-05
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コメント(6件)

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うぐいすさま お早うございます

プッチーニの「トゥーランドット」が出てきましたね〜
ニルソンさんのトゥーランドットは、彼女の当たり役の一つだったですよね。あの強靱な声と少し冷たい感じの声が、あの役にピッタリだったんでしょうね〜。ニルソンさんを越える演奏をまだ聴いたことがありません。
コレルリさんも、実にイタリアらしいテノールで、声、それに表現、いずれも当時最高のものだったと言えるでしょうね〜。
お二人は何度も競演されたそうですが、メトロポリタンでは色々と揉めることがあったようですが、仲は良かったとか〜。
マエストロ・トスカニーニの録音も残っていると面白かったと思うのですが〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/11/03 09:10
rudolf2006さん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

トゥーランドットは高音域の連続でかなりの難役のようですね。同様に高音が連続するワーグナーを得意としていたニルソンにはもってこいの役柄なのでしょう。コレッリとの逸話は読んでいて笑ってしまうものがありますね。こんなに揉めててよく一緒にやってたなあ〜と(笑)。でもホントに仲が悪かったらこんなやりとりはできないのかもしれませんねえ。

トゥーランドットはうぐいすには、他にもCD買ってみようかなあ、と思わせる魅力がありました。他に、異色と言われてるカラヤン盤あたりを入手してみようとおもっています。「指環」同様、歌手もオケと同化したカラヤンの耽美的な世界になっているようですね。それもありかなあと(笑)。
うぐいす
2008/11/03 10:59
うぐいすさん、こんばんは!
この録音は持っていたはず…と棚を見てみましたが、今手元にはありませんでした。ニルソン&コレッリのコンビでは、「トスカ」はありましたが…(゚∀゚;
「トゥーランドット」ならば、カラヤンの美麗な演奏も素敵ですが、「世紀のエレクトラ歌い」と謳われたインゲ・ボルクに、テバルディ、デル・モナコが共演した録音(エレーデのLONDON/DECCA盤)が好きでした。
ただ、私はどうしても、この曲でのカラフの愚かさ(なぜ、リューを見捨てる!!)についていけません…
凛虞
URL
2008/11/04 00:05
凛虞さん、こんばんは!
お久しぶりですね。お元気でしたか!
コメントありがとうございます。

ボルク、テバルディ、デル・モナコのCD、実は中古CD屋さんにあったので思わず手を伸ばしましたが、元々そんなに高い値段じゃなくってあんまり割引されてなかったので棚に戻してしまいました(苦笑)。でも、デル・モナコの「誰も寝てはならぬ」も聴いてみたいですし、いつか入手してみたいですね。

プッチーニのオペラに出てくる男は何気にひどいキャラですねえ。「蝶々夫人」のピンカートンや「トスカ」のスカルピア(まあこの人は元々悪役なのですが)などなど・・・特にピンカートンのキャラは最低ですね。そのくせアリアは良かったりするので聴き逃せないんですが(笑)。とにかく、あらすじ追いながら聴くと物悲しくなりますよ。
ということで、普段はひたすら美しい音楽に浸るように心がけてます。
うぐいす
2008/11/05 00:03
うぐいすさん、こんにちは。はじめまして。
rudolfさんのブログから流れてきました。これがブログ交流の良いところでしょうか。(^^)

「トゥーランドット」にはプッチーニが伝統的なイタリアオペラから脱却して近代現代音楽への進化を多分に求めて模索苦しんだ跡を感じます。当時の色々な作曲家(バルトーク、ショスタコーヴィチ、オルフ、ラフマニノフ等)に良く似た響きが次々と現れるからです。そういう視点で見た場合にはこの曲だけは、本場物の演奏よりも近現代の演奏を得意としたカラヤン、メータ、マゼールあたりがそれにふさわしい演奏を残しています。なかでも徹底しているのはマゼール/ウイーン歌劇場のライブ盤で、私はこの演奏が一番面白く聴けます。
それではまた!
ハルくん
URL
2008/11/05 10:11
ハルくんさん、こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

カラヤンのトゥーランドットは聴いたことがないのですが、もしも彼のワーグナー「指環」のように歌手に焦点を当てすぎない、オケと一体となった独特の耽美的な演奏になっているのなら、おっしゃる通り、プッチーニの近現代的な管弦楽法を存分に味わえそうな気がするのです。ネット上での評判も概ねそのようなコメントを見かけますので期待をしています。ちょっと不安なのは、録音年がうぐいすの嫌いな80年代のカラヤンなので、音楽が弛緩したりアンサンブルが崩壊していないようにと祈るばかりです(笑)。ちなみに、マゼールでの歌手はマルトンとカレーラス、リッチャレッリですね。これもいろいろとコメントを拝見しているとおもしろそうな演奏ですね。

それでは今後とも、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2008/11/06 00:07

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