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zoom RSS 第3楽章が好きなのですよ:ブラームスの弦楽四重奏曲第3番<PA-191>

<<   作成日時 : 2008/11/22 18:36   >>

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最近日を追うごとに寒くなってきています。立冬もとうに過ぎまして、暦的には冬なんですね。今の気候はまだ晩秋といった風情ではありますが。
今日は休日としては久しぶりに晴れました!
でもうぐいすは妻が友達と出かけてしまいましたので、留守番してました(爆)。
まあそんなこんなではありますが、今日は何とはなしにブラームスを久しぶりに聴いてみようと思いました。
今回は弦楽四重奏曲第3番です。

ブラームスの弦楽四重奏曲は彼の作品の中ではちとマイナーなポジションかもしれません。まあ、他の作品があまりにも有名なため、どうしても地味に感じてしまうかもしれません。実際、うぐいすも普段はあんまり聴いてません(爆)。

でも、この3番は他の2曲よりも比較的親しみやすいですね。
1楽章は快活で、時折哀愁の薫る風情も感じますが、基本的には明るく伸びやかな曲想です。4楽章ものどかな陽だまりのような風情で進み、1楽章の主題も素材として再び現れます。最後は明るく曲を閉じます。
2楽章は落ち着いたずいぶんと哀愁の漂う曲です。
味わい深いですねえ。

しかし、なんといってもこの曲の白眉は3楽章でしょうか。
なんとメランコリックな曲でしょう!
この楽章はヴィオラが大活躍します。ヴィオラ以外の楽器には弱音器つけて演奏してるのですね。

はじめて聴いたときは不思議な感覚でしたねえ。
ヴィオラ以外、伴奏の他の楽器からは弱音器をつけた音色がするのにヴィオラだけド〜ンと前面に出てくる感じがしてびっくりしたもんです。
まさしく晩秋の夕暮れに相応しい、感傷的な曲ですね。

この曲聴いてるとヴィオラを弾きたくなりますねえ。
その昔うぐいすの妻も、うぐいすと同様に学生オケにいました。妻はヴィオラやってました。
久しぶりにうぐいすの妻のヴィオラを引っ張り出して弾いてみましたが、自分のあまりの下手さ加減に閉口してすぐにやめてしまいました(爆)。
またしばらく、うぐいすのヴァイオリンと同様、妻のヴィオラも部屋の肥やしになることでしょう(苦笑)。

うぐいすがよく聴く演奏はブダペストQの演奏です。といっても、この演奏でよく聴くのは3楽章のみ!
はっきり言って3楽章以外はこの演奏あんまり聴いてなかったりして(苦笑)。

この曲の3楽章というとブダペストQが好きなのです。
この枯れた感じ、渋い響き・・・まさしくこのメランコリックな楽章にはうってつけではないかと。
クロイトのヴィオラは当然として、1st Vnロイスマンの、弱音器をつけた非常にメランコリックで泣きの入った音色がすごいです。
あっ、ちなみに2楽章もいいですよ〜!枯れてて渋くて。ただ、3楽章の方が圧倒的に取り出して聴く機会が多いです。

ブダペストQって、構成的にはすごくガチっとしていて、恣意的に情緒とかロマンとかを前面に出すことは決してないのですが、もともと彼らの持っている音色そのものの特質が非常に枯れたメランコリックでいぶし銀といった風情なので、ブラームスの感傷的な音楽に結構合うのです。
録音が残響の少ないドライな感じなので、いっそうその特質が強調されてます。

そんなわけでブダペストQの演奏、3楽章(2楽章もかな)はうぐいすのツボにハマったものの、それ以外の楽章はちと渋い演奏ですので、あんまり人様にお薦めはいたしません。
まあ、興味と機会があれば、ブダペストQの3楽章だけでもお聴きになってみてください。
あっ、ブラームス特有の泣きの入った感傷的な楽想が好みでない方にはだめかもしれません・・・っていうか、そういう方はブラームス聴かないか(爆)。

他の演奏でたまに聴くのはアルバン・ベルクQのテルデック時代のものでしょうか。
最近ちゃんと聴いてないんですが、スメタナQのも悪くなかったです。
そもそも、この曲ってそんなに普段聴かないのですけどね(笑)。

p.s.
HMVでいくつかブラームス弦楽四重奏曲のサンプルを聴いてみました。新ブダペストQ(ブダペストQとは別団体)の演奏、なんかすっきりしていてよさそうに思ったのですが、どなたかお持ちになっていたらご感想を聞きたいです!


↓下記のアフィリエイトは今回エントリーのブダペストQ。カップリングのシューマン:ピアノ五重奏も絶品です!


ブラームス:弦楽四重奏曲NO.3
楽天ブックス
アーティスト:ブダペスト弦楽四重奏団(Budapest Strings Quartet)作曲:ブラー



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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。

奥様は元ビオラ弾きなのですねー。実は私もです。宜しくお伝え下さい。(爆)

ブダペストQを私は「今世紀の歴史上で最も偉大なカルテット」と評価しています。とりわけベートーヴェンの中後期とブラームス演奏でです。
ロイスマンという人は本当に凄いヴァイオリニストです。あんな音を出す人は滅多に居ませんね。晩年のシゲティくらいかな。しかもシゲティより上手い。(爆)
この辺りの話はまたゆっくりしたいところですね。
ハルくん
URL
2008/11/22 21:51
ゴメンなさい。
「今世紀」のわけは無いですね。「20世紀の」です。(苦笑)
ハルくん
URL
2008/11/22 22:03
ハルくんさん、こんばんは!
いつもコメントありがとうございます。

ハルくんさんもヴィオラ弾かれてた(る?)のですね。今回ブラームス聴こうかと思い立ったのも、実はハルくんさんのブログでブラームスのシリーズをエントリーされてたのを見たのがきっかけだったりします(笑)。でも、晩秋の頃はやはり何気に聴きたくなりますねえ。

ロイスマンの音色は独特ですね。比較対象がシゲティというのはなかなかいいトコを突かれてますねえ。そう言われると音色の特色は似てなくもないかも。シゲティの方は弓を弦に叩きつけるような音色と荒々しいヴィブラートでもっと厳しい感じですね。今までロイスマンの音色を渋いと書いてきましたが、シゲティの厳しさに通じるところがあるような気がしてきました。
うぐいす
2008/11/22 23:01
またまた、こんばんは。(^^)

いえ私は現役引退して30年です。途中一度復帰をしましたが短期間に終わりました。さりとて指揮者に転向したわけでもありません(笑)

晩秋はブラームス、という風に何年も前から自分自信ですりこんでしまいました。でも好きな人には分りますよねー。(^^)
ハンガリー出身(ロイスマンは一応ロシア人ですが)の特にこの時代のヴァイオリニストは何故か音そのものが悲しく聞こえますよね。たぶん音程の取り方が大きいのかな?加えて高音の泣きぶしですよね。悲痛に聞こえるところが共通していると思います。もしやこれはジプシーぶしなのかも、ですね。
ハルくん
URL
2008/11/22 23:24
ハルくんさん、こんばんは!
再びコメントありがとうございます。

考えてみたら、今までハンガリー系の「四重奏団」とは?ということでその特色を考えたことはありましたが、「ヴァイオリニスト」というくくりの聴き方をしたことがなかったかもしれません。まあ、結局は同じところにたどりつくのでしょうけど。

そう考えると、ロイスマンやシゲティ、はたまたヴェーグあたりは共通性を見出せそうな気がします。ハンガリー四重奏団のセーケイはバルトークでは端正ながらも情念的な感じですが、ベートーヴェンの四重奏あたりでは共通性が見えてきますね。彼らの演奏には物悲しさと同時に、音楽に対して時に激烈とも言える厳しい視点も備わっている気がします。これはショルティ・セル・ライナーなどハンガリー出身の指揮者の個性にもあてはまりますね。あまり固定概念にとらわれるのもどうかとは思いますが、でもやはりハンガリー特有の感性があるのかもしれません。
うぐいす
2008/11/23 00:30
うぐいすさん おはようございます。

先日は質問へのお答えをありがとうございます。ルービンシュタインヤン、トスカニーニヤン…妻との悪ふざけはまだ続いています。つくづく関西人ですね。

今回ご紹介の曲は手許にルービンシュタイン/グァルネリQ、ブッシュ、ブダペストがあります。私のベストはルービンシュタイン盤です。ご感想とは逆に第1・2楽章がすばらしいと思います。カップリングの第1番がもっと好きです。どちらもブラームスにしてはロマンチックすぎるかもしれませんが、感情の高まりが存分に表出されていると思います。グァルネリの甘い音色もここではプラスに感じます。

この連休期間、京都は紅葉狩のみなさんで満杯状態です。
ezorisu
2008/11/23 08:29
ezorisuさん、おはようございます!
いつもコメントありがとうございます。
相変わらず奥様との愉快な会話が続いていらっしゃるようですね!また面白いネタがありましたらお聞かせくださいね(笑)。

ezorisuさんのおっしゃられているのはおそらくピアノ四重奏曲ですね!ピアノ四重奏曲は、うぐいすは断然1番が好きなんですよ。3番は逆に、かなり晦渋な曲で、ほとんど聴く機会はないのです。1番は全体的に哀愁の漂う曲ですね。2楽章の憂いを含んだ曲想や、勢いのある4楽章ジプシー風のロンドが印象深いです。ルービンシュタイン/グァルネリQの演奏は実はうぐいすも持っています。圧倒的にルービンシュタインが主導権を握ってますが、そのピアノはやはり味わい深いですねえ。グァルネリQも瑞々しい音色でルービンシュタインに寄り添うようについていってますね。弦楽四重奏曲の愛聴盤もまたいつかお聞かせくださいませ。
うぐいす
2008/11/23 10:06
うぐいすさま お早うございます

ブラームスの弦楽四重奏曲第3番、初めて聴きました(聴いたことがあったのかどうかすら覚えていなかったです)。
この3楽章 確かに良いですね、ヴィオラの音と弱音器を付けた他の弦楽器との音の重なりが何ともいえない良い響きを作り出していますね〜。ブラームスは渋い音楽を書いていますね〜。

ヴァイオリンを弾いている方がヴィオラを弾くと、とても分厚い音がするように思います。スメタナ四重奏団にスークがヴィオラで参加したモツアルトの五重奏曲でもそんな感じがしました〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/11/23 10:28
rudolf2006さん、こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。

ブラームスの弦楽四重奏曲3番は初めて聴かれたのですか。でももう聴かれたということはCDをお持ちにはなっていたのですね(笑)。
うぐいすも普段好んで聴く曲ではなく、実に久しぶりに聴きました。でもたま〜にこの3楽章だけを無性に聴きたくなる時がありまして。こもった感じの、強い音を出してもどこか淡いというか儚げな弱音器付きの伴奏の響きがたまらないのですよ。それにのって哀愁を籠めて伸びやかに歌われるヴィオラの音色もまた中音域の渋さがいいですね〜。

スーク/スメタナQのモーツァルトもよかったですね。早めのテンポで5人が非常にのびのびとした音楽を奏でてました。ちなみにそのモーツァルトの弦楽五重奏ですが、ブダペストQがトランプラーを2nd Vaに迎えた演奏もなかなか渋くて泣きが入った音色が良かったです(笑)。
うぐいす
2008/11/23 13:22
うぐいすさん、こんばんは!
うぐいすさんがこの曲を昨年にエントリーされていることに今気づきました。絶対に読んでいるはずなのですが、すっかり忘れていました(汗)。11月下旬なので既に繁忙期には入ってはいましたが…(言い訳)。
閑話休題。第3楽章にかんしては、だいぶ意見が別れたかもしれません。いえ、それだからこそ、一見親しみやすそうで実のところ込み入っているこの曲を性格を物語っていないでしょうか?第1と第2の交響曲完成以前のブラームスの室内楽曲には、何か「ふっきれない」ものを感じます。

追伸1. 新ブダペストのHyperion盤、既にこの時から目をつけていらっしゃったのですね!
追伸2. 過日のTB、エラーとなったと思いましたが、反映されていましたね(汗)。
追伸3. お隣のエントリーがピアノ・トリオ第1番、これも内容が全く思い出せないため、これから拝読させていただきます(^-^)/
凛虞
URL
2009/09/28 20:32
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

しかし、これまた昔のエントリーにいただきましたね(笑)。最近はブラームスの四重奏、すっきりした演奏を「頻繁に」聴くのですが、もともとは3番の3楽章を「ごくたま〜に」しんみりしたいときに聴く・・・というのがうぐいすの聴き方だったのですよ。なので、その聴き方は随分と限定的な感じだったわけです。それが新ブダペストQの登場のおかげで随分と様変わりしました(笑)。この頃の自分にこの演奏を教えてあげたい気分ですね。

新ブダペストQはこの頃に目をつけたのですが、買うのが怖くて誰かに感想を聴きたかったのです。残念ながら誰も知らなかったようなので、今年になって人柱(笑)になってみましたが、見事に地中から復活した感じです(爆)。ある意味、ブラームスの聴き方が180°転換した演奏になりました。
うぐいす
2009/09/28 21:48

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