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zoom RSS またまたブラームス!:ピアノ三重奏曲第1番<PA-192>

<<   作成日時 : 2008/11/23 18:57   >>

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この連休中、なんとなくブラームスの室内楽を聴いてます。
これだけ集中的にブラームス聴けるのは、気持ちが落ち着いているからかもしれません。
考えてみたら、当ブログでブラームスの室内楽を取り上げたのはクラリネット五重奏曲とヴァイオリン・ソナタ1番くらいかも。
普段聴くのはなんとなくしんどかったのですよねえ・・・
ということで、今回はピアノ三重奏曲です。
一通り3曲すべて聴き直したのですが、今回は1番を取り上げます。

ブラームスのピアノ三重奏曲は3曲。曲の完成年は少しバラけてます。第1番:1854年(21歳)・第2番1882年(49歳)・第3番1886年(53歳)。聴いていると番号追うごとに重厚になっていくのがわかります。
その中で1番は青年期の瑞々しさと爽やかさを感じさせる音楽です。
実はこの曲、作曲の35年後の1889年に全面改訂されていて、現在までほとんどそれが使われているそうです。
そのため曲の内容が非常に若々しく抒情的なのに対して、構成も実に完成度が高いですね。

1楽章の最初の主題、伸びやかで明るく、実におおらかです。
温かく穏やかな日に、広い野原で両手を空いっぱいに伸ばしているような、実に晴れやかな音楽です。
一方で、中間部は非常に哀愁の溢れるロマン的で情熱的な曲想になります。ここもいいですね。ブラームスの音楽は単純に明るいだけじゃなくって必ず憂愁の旋律がでてきます。
2楽章はほの暗く抒情的なスケルツォです。この音楽は親しみやすいですね。どこかシューマン風というか、メンデルスゾーン風というか、この頃の先輩の作風を取り入れながらもブラームスの個性が発揮されてる曲です。
終わり方もずいぶんと凝ったつくりになってますねえ。
3楽章はアダージョ楽章。静謐な曲想で始まりますが、中間部はまたロマンチックな憂いを含んだ曲です。
4楽章はチェロの重々しい旋律で始まりますが、その後なかなか劇的な進行をしていきます。

うぐいすの持っている演奏は、ルービンシュタイン/シェリング/フルニエのブラームス:ピアノ三重奏曲全集です。なんと、このCDにはシューベルトのピアノ三重奏曲第2番がカップリングされてたのですねえ。
再発見しました(笑)・・・

以前、シューベルトのピアノ三重奏曲第1番の感想を書いたときと同じ感想になるかもしれませんが、やはりこの組み合わせはいいですね。
アンサンブルがのびやかで実に自然!
やはりルービンシュタインが主導権を握っている感じではありますが、さりとて変に出しゃばっている感じではありません。
三者三様、各々の個性で仕事をしていますが、リズムはもちろんのこと曲の表現などの音楽性が見事に融和していて素晴らしい!

どうでもいいことですが、三人のだれかの唸り声が聞こえるところがありますね(笑)。(たとえば1楽章はじまって1分6秒くらいのところ)
右側から聞こえるからフルニエかなあ。
熱がこもってますね。

この演奏にはもう、いちいちとりあげることができないくらいの情報量がつまっています。フレーズ表現の機微がすごいです。
いやあ、実にうまいですねえ。
この組み合わせでもっともっとピアノ三重奏曲を残して欲しかったです。(メンデルスゾーンとか、大公とか)

さて、そろそろまたシリーズ・テーマに戻らないと。ちょっと止まったままですね。ベートーヴェンか、ハイドンか、また気の向いた方を書いてみましょう。

下記アフィリエイトはうぐいすの持っているのと違いますが、同じものがamazonで見つからなかったので代わりにこれをリンクしときます。
うぐいすの持っているのは以前出ていた、RCAの「2FOR1」シリーズのブラームス:ピアノ三重奏曲全集です。もう廃盤なのかなあ。


ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番&第2番
BMGインターナショナル
2000-10-25
ルービンシュタイン(アルトゥール)
ユーザレビュー:
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは!
ブラームスのピアノ・トリオは、ブラームスの室内楽自体が名曲揃いのせいで地味な存在のように思いますが、3曲とも名曲・佳曲だと思います。個人的には3番が最も趣味ですが…。
ルービンシュタイン/シェリング/フルニエ盤は私も持っています。他にスーク・トリオも持っていますが、ルービンシュタインのトリオの方が内容が充実している上、ルービンシュタインのリードが好きなので、こちらの方が上かな…という気がしています。他に1番のみ戦前のルービンシュタイン/ハイフェッツ/フォイアマンの演奏も持っていますが、さすがに音のせいであまり聴きません。
アルトゥール
2008/11/23 21:02
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ピアノ三重奏曲も弦楽四重奏曲同様、ブラームスの他の室内楽と比べると地味目なポジションかもしれませんねえ。でも聴きこんでみるとなかなかの名曲ですね。うぐいすはあんまり気負わずに聴ける1番がもっとも聴きやすいですねえ。あと、2番は中間の2・3楽章が印象的ですね。3番は2楽章が好きかなあ。ここら辺の楽章が好きな当たり、うぐいすはやっぱり根が暗いかも(苦笑)。

ルービンシュタイン/シェリング/フルニエ盤は改めて聴き直して感心しました。ルービンシュタインはやはり音楽の調和という意味でのアンサンブルとしては百万ドルトリオと組んだ演奏よりもこちらの方が上かもしれませんね。実際に演奏していて楽しかったのではないかと思われるほど、音楽を奏でる喜びみたいなものを感じます。
うぐいす
2008/11/23 22:20
こんばんは!

ブラームスの室内楽ばやりですね。(笑)
どれも名曲で外せませんからね。
ピアノトリオではルービンシュタイン/シェリング/フルニエはまずは定番でしょう。本当に素晴らしいです。
この他に私が聴いている演奏はまた近いうちにまとめてアップしたいと思います。
ハルくん
URL
2008/11/23 23:57
うぐいすさん おはようございます。

前回は私の見間違えで、失礼をいたしました。あらためて手許の弦楽四重奏第3番(ブッシュ、ブダペスト盤)を聴いてみました。第2・3楽章がいかにもブラームスですね。個人的には荘重な前者が好きですが録音状態を言えば後者ですね。

今回ご紹介の曲は同じもの(国内盤)を持っています。私も最初唸り声に驚きました(笑)。大人の立派な演奏ですね。手許にはフィッシャー・シュナイダーハン・マイナルディ盤(ライヴ)があります。こちらは感情表現がはっきりとした名演ですが、録音状態がかなり落ちます。

第2番の第2楽章はブッシュ盤が最高です。心に響く嘆き節で、私にはこれぞブラームスだと思えます。

そろそろ秋も終わりで私の中ではバッハの季節が近づいています(笑)。
ezorisu
2008/11/24 08:50
ハルくんさん、こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。

普段は棚の肥やし(苦笑)になっていたブラームスのCDですが、初めは何気に取り出してたものの、聴き始めたら次々と聴いてしまいました。しばらくぶりに聴いてみるとやはりいいですねえ。ハルくんさんもピアノ三重奏曲のエントリーされるのですね。ご感想を楽しみにしております!
うぐいす
2008/11/24 11:12
ezorisuさん、こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。

ブッシュのブラームスは持ってないのですが、ベートーヴェンなどを聴いているとその時代としては驚異的なくらい端正で構成感のしっかりした演奏ですので、ブラームスもさぞかし立派な演奏ではないかと推察いたします。ピアノがR.ゼルキンというのも魅力ですね。
うぐいす
2008/11/24 11:26

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