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zoom RSS ミュンシュのベートーヴェン「第9」<PA-195>

<<   作成日時 : 2008/12/20 17:04   >>

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最近はブログエントリー、どうも週1のペースですね。
音楽は聴いてるのですが、文章を書くためのまとまった時間をとるのがどうにも難しくなってきてます。まあ、思い立った時にはなるべく書いていきます。
今回は12月ももう押し迫ってきたということで、久しぶりにベートーヴェンの第9です。聴いた演奏も実に久しぶり!ミュンシュ/ボストン響です。

この演奏が録音されたのは1958年12月。ある意味アメリカのクラシック演奏の黄金期かもしれません。
シカゴ響はライナー、クリーヴランド管はセル、フィラデルフィア管はオーマンディと、名指揮者が音楽監督についていました。ニューヨーク・フィルはバーンスタインが音楽監督になったばかりの頃かな。
そしてボストン響にはミュンシュがいました。

ミュンシュといえば長い指揮棒を振り回して非常に情熱的な指揮をしていた人ですね。フォルテに向かっていくときのその爆発的な盛り上がりやテンポの変化には圧倒されます。
そのリズムの情熱的な扱いはある意味トスカニーニ的でもあり、ロマン的なテンポの変化は若干フルトヴェングラー的でもありました。
(フルトヴェングラーほど顕著ではないですが)

ミュンシュはボストンにもいろいろと伝説を残していたようですねえ。
当時のボストン響ティンパニスト、エヴァレット・ファースがアート・オブ・コンダクティングに収められているインタビューの中で話していましたが、ミュンシュは本番の時には「悪魔の微笑み」と共に、リハーサルの時とはまるで違うことをやったとか(苦笑)。
それがうまく決まれば最高に緊張感にあふれた情熱的な音楽になるのでしょうが、団員はそれについていくのは大変でしょうねえ。

うぐいすはミュンシュというとやはりパリ管とのブラ1と幻想交響曲をよく聴いてました。
ベートーヴェンはボストン響のしか知らないのですが、スタジオ録音でボストン響を振ったミュンシュの演奏って、エロイカや運命がどうにもいまいちで、唯一感心したのがこの第9かもしれません。

でもライブとなるとすごいですね。昔、NHKでやっていた来日時の白黒映像のエロイカはトンデモナイ名演でした。
(残念ながら4楽章のコーダの録音状態がイマイチでしたが)
あと他にも、ボストン響の演奏会のライブ映像で「ダフニスとクロエ」第2組曲と幻想交響曲もすごかったです。

今回聴いたベートーヴェンの第9は昔から名演の誉れの高いものですが、1・2楽章はその生き生きとした生命力の溢れるリズムとその爆発的なフォルテがすごいですねえ。
一方、3楽章はインテンポで進行していきますが、非常に豊かな音色で生き生きと歌ってます。まあ、あっさりしてるといえばしてますが、かと言って無味乾燥なわけではなく、もたれずくどくならず、自然に聴けるのが良いですねえ。

第9は1〜3楽章は大好きな一方、4楽章はもともとそんなに好きではないのですが、この演奏は圧巻ですねえ。
合唱が有名な歓喜の歌を歌うところなど、一音符ごとに区切って絶叫してるのがなんとも(笑)。
一気に聴きとおしてしまいました。

でもCD化でそのすさまじさは減退してしまったかも。
若い頃、LPを聴いてたときはもっと絶叫していた記憶があるのですけど。

まあともあれ、フルトヴェングラーの第9も好きですが、このミュンシュの演奏も大好きなのです。
年末に聴くには、こういう情熱的で根明な第9の方がいいかもしれません。



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コメント(2件)

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うぐいすさん おはようございます。

ご不沙汰をいたしました。
手許に同じCDがあります。私も隠れ名盤です。最近は「第九」をあまり聴かなくなりました。今年出た例の「本当のバイロイト盤」が少し物足りなかったためかもしれません。こちらも今ではLPで聴いた頃の感動を取り戻せないかもしれません。

先日、読んだ本ではミュンシュ/パリ管のブラームスや幻想を貶める批評家の方がいました。いろいろな聴き方があるものだなと思いますが、不当な批判は読んでいても楽しくありませんね。私もNHKの客演を聴いた憶えがあります。フルネ、マルティノン共々本当に良い演奏でしたね。

第九はカルロス・クライバーに入れておいてほしかったですね。手許にあるお父さんの演奏は立派だと思います。以前に聴いたメンゲルベルグ盤は「ここまでやらなくても」の見本ですね。
ezorisu
2008/12/21 08:31
ezorisuさん、こんばんは!
いつもコメントありがとうございます。

フルトヴェングラーの例の「本当のバイロイト盤」はいろいろなところでイマイチという話を読んでいたため、まだ聴いていないのですよ。最近あまりフルトヴェングラーに熱中してないこともあって、とりあえず従来のEMI盤があればいいかとも思ってます。
それはともかくとして、このミュンシュ盤の熱気は凄いですね!思わずひきこまれちゃいます。あらためて聴き直してみるとその楽器のバランスも見事で、各楽器が旋律を受け渡していくつながりがくっきりと浮き出て見えています。聴こえて欲しい音が明快にちゃんと聴こえてるのに感心します。

実は今回のエントリー、E.クライバーにしようとも思ってたのです。実に明晰で立派な演奏なのですが、フレキシブルというか、思いもかけないテンポ設定やフレーズ表現が出てきて、息子の演奏を彷彿とさせる面もありますね(ただ、息子と違ってすごく重厚なんですが)。メンゲルベルクのは4楽章コーダなんかデフォルメの極致で、もういまどきこういう演奏は受け入れられないでしょうねえ。
うぐいす
2008/12/21 17:29

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