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zoom RSS 名演!でもこれも廃盤:サヴァリッシュの「ローエングリン」(1962)<PA-205>

<<   作成日時 : 2009/01/15 22:09   >>

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さてさて、とりあえず今回で年末から続いてきたワーグナー・チクルス(笑)をひとまず終わりにしておきましょう。
今回のエントリーは、サヴァリッシュの「ローエングリン」です。これも廃盤(苦笑)なのですが、中古CD屋さんで入手したのです。

「ローエングリン」はワーグナー主要作品の中で唯一、あんまり聴いてませんでした。つい先日、カラヤン盤を入手し、その爆発的な迫力に圧倒されたものの、あまりにカラヤン色が強かったので、もちっと普通に曲そのものを楽しめる演奏を探してました。

で、中古CD屋さんへ行ってまいりました。そこでこのサヴァリッシュ/バイロイト盤('62)とケンペ/ウィーン盤があったのです。
さてさて、どちらにしようかと悩んだわけです。で、いつものうぐいすなら悩んだら両方買うのが常なのですが(爆!)、正月過ぎから思うがままにCD購入してきたため、さすがに財布の中身が寂しくなってまいりまして。
安くてバイロイトの雰囲気が楽しめそうなサヴァリッシュ盤のみとしました。
この演奏、Niklaus Vogelさんのお薦め品です。

さて、このサヴァリッシュ盤、さっそく聴いてみました。
再確認です。
え〜っと、「ローエングリン」の主役はテルラムントとオルトルート、ということでよろしかったでしょうか?(爆)

ヴィナイのテルラムントと、ヴァルナイのオルトルート。
これ、ちょっと反則じゃないですか?
極悪(笑)かつ立派すぎますね、このコンビ!
逆に、このコンビだからトーマスとシリアのコンビが清純な方向でひき立ってるかもしれませんが・・・逆に主役が食われてしまってる気も(爆)。

でも、ヴィナイのテルラムントはややおとなしいかなあ。
50年代のバイロイト録音で聴けたヴィナイのジークムントはもっと重量級のド迫力な声、というイメージがありましたが。でも相変わらず立派な歌です。

一方、ヴァルナイのオルトルートは超ド級のすごさ!
全盛期よりも衰えていると言われる人もいるようですが、うぐいすにはそうは思えなかったなあ。相変わらず凄い声量ですよ。
しかも、なんといっても独特の声質・・・カイルベルトの「オランダ人」でも書きましたが、この声が大好きなのです。
それに加えて、演技力がなんとも!
2幕のドスの効いた笑い声には鳥肌が立ちますね!

まあそうはいうものの、主役級のトーマスとシリアもしっかり歌ってくれてますし、この2人にも大きな不満はないですね。
ただ、悪役が個性的すぎるということかな(笑)。

あっ、でも思ったのは、やはりワーグナーのオペラは主役がいいだけじゃだめですね〜。ワキをちゃんと固めておかないと、ワーグナーは楽しめません。それをこのサヴァリッシュ盤で再認識しました。

実はこの演奏を入手してから、2幕だけ何回も聴いてたりします(苦笑)。

2幕最後の、音楽が終わる前に拍手が出るのはちょっと面喰いましたが。
バイロイトでは珍しいんじゃないかなあ・・・
クラウスのバイロイトの「ジークフリート」('53)も、曲が終わる前に盛大な拍手でしたね。

そういえば、C.クライバーの'74年盤「トリスタンとイゾルデ」で「おやっ?」と思ったのがありました。3幕一番最後の「愛の死」の終了直後、パラパラと拍手が入った後いったん止んで、その後に盛大に拍手が起こったのです。
想像するに、最初に拍手をした人はバイロイトに不慣れな人だったのですかね?
余韻を楽しんでいた大多数の人が拍手をしないために拍手がいったん止んで、その後に盛大な拍手となった、ということかもしれません。

さて、また当盤の話に戻りますが(笑)、サヴァリッシュは基本的には音楽を速めのテンポでグイグイ進行しています。
しかし、この間入手した1962年の「タンホイザー」よりもすごく覇気が感じられます。これは曲のせいかな?すごくダイナミックな演奏です。
しかも、しっとりとした情緒も申し分ないです。
すごく聴きやすいなあ。
合唱もすごいですね!

いやいや、この演奏も名盤です。サヴァリッシュの指揮は聴きやすくていいですね〜。
あとはなんと言ってもヴァルナイのオルトルートです(我ながらしつこいですねえ・・・)。

さてさて、次回からはまたすっかりご無沙汰になった室内楽かベートーヴェンのピアノ・ソナタに戻りましょうかねえ。


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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは!
「オランダ人」にコメントしている間に、「ローエングリン」がアップされました(^-^)
サヴァリッシュ盤が入手できたようで何よりです!第3幕での所々でのカットが痛いですが、まさにリファレンスに相応しい名演と思います。
ヴィナイがバリトンに戻ってのテルムラント、いくぶんテノールを歌ってのイメージとは異なりますが、オルトルートに手玉に取られた役柄を描いてニムスゲルンと双璧と思っています。(←ニムスゲルン贔屓w)
さて、これで「ワーグナー祭」をいったん終えられるとのこと、ちょっぴり残念ですが、このたびも年末から1月中旬までお付き合いくださいましてまことに有り難うございましたm(_ _)m
3月にはまた復帰できると思いますので、何か企画をいただければ参上いたします(^-^)
Niklaus Vogel
URL
2009/01/15 22:55
Niklaus Vogelsannさん、こんばんは!
こちらにもコメントありがとうございます!

ヴィナイですが、やはりテノールのような高音域になると張り上げる感じの歌になるから派手に聴こえてたのかもしれませんね。一方、テルラムントはバリトンですので、落ち着きみたいなものも感じられます。もっとも、録音状態が良くなってるということも関係ないこともないかなあ。まあでも、こんなヴィナイも好きなんですけどね。若き頃のサヴァリッシュのワーグナーも、フレキシブルでいいですねえ。

さて、またしばらくお忙しくなられるようですが、お体にはお気を付けくださいませ。昨年はハイドン特集をしましたので、今年も何かやりますか。それではまた、ブログの復活を楽しみにしております。
うぐいす
2009/01/16 00:20
うぐいすさま こんにちは
ちょっとお久しぶりです。

クライバーの「トリスタン」リゲンツァ盤、私も欲しいなと思いながら、どのCDが良いのか分からず、まだ迷っています。バイロイトの演奏は、NHKの放送で聴いていたのを今も覚えています。良い演奏だったですよね〜。

この「ローエングリン」ヴァーグナーボックスに入っていましたので、確か聴いたと思います。やはり、悪役のお二人が群を抜いて良いですよね〜。アニア・シリアは少し弱いかもしれませんね〜。

「ローエングリン」は「タンホイザー」と並んで、あまり聴かないものです。少し真面目に聴いてみたいなと思ったりもしています。ショルティ盤は聴きたくないので、爆〜、このサヴァリッシュ盤、ケンペ盤になるかもしれません〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/01/17 11:15
rudolf2006さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

C.クライバーの「トリスタン」、実は74年盤以外に78年のスカラ座盤も、サヴァリッシュの「ローエングリン」入手前に購入していました(爆)。78年盤は74年盤よりも熱気がすごいですが、録音があまりにも遠い感じで引っこんでますので個人的にはちょっと・・・ちなみに74年盤はレーベルHYPNOSなら録音状態もよく(ステレオですし)、無条件で78年盤よりもお薦めなのですが、もう入手困難なようです。今出ているレーベルOpera d'Oroはモノラルのようで音もよろしくないようです。他にもいろいろあるようですが、確かに現状ではどれを選ぶか難しそうです。

シリアのエルザは弱いながらも(笑)、うぐいすは結構好感を持っていたりして。というよりも「ローエングリン」聴くときはあんまりエルザ役に期待して聴いてなくて(爆)、普通に歌ってれば満足してしまってますねえ。もっと魅力的な歌手のを聴いてないせいなのかもしれませんが。まあとにかくこの演奏は悪役二人がすごいですね(笑)。サヴァリッシュの音楽も生き生きとして新鮮です。
うぐいす
2009/01/17 14:09
現在NHKの「お願い!編集長」というサイトで、「サヴァリッシュ ワーグナーを語る ワーグナー没後100年を記念して」(http://www.nhk.or.jp/e-tele/onegai/detail/33021.html#main_section)と云う番組と1978年のポリーニ、サヴァリッシュ&n響のブラームス:ピアノ協奏曲第1番の公演(http://www.nhk.or.jp/e-tele/onegai/detail/33020.html#main_section)を再放送するように要請しております。2014/5/23までに100人の賛同が集まれば再放送されます。是非ご協力ください。
若きワグネリアン
2014/05/15 14:58

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