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zoom RSS ウィーン・コンツェルトハウスQの「死と乙女」<PA-209>

<<   作成日時 : 2009/02/01 22:27   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 8

今回は久しぶりにウィーン・コンツェルトハウスQの演奏です。
シューベルトの弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」です。
昨日、今日とちと忙しくてあんまり音楽聴けてないですが、先ほどようやく落ち着いて聴き始めてます。

ここ数か月、車のエンジンの調子が悪いのです。なんてったって、今年の3月で、購入してまる12年となる軽自動車ですからねえ(苦笑)・・・
元々、うぐいすの妻の車なのですが、東京に引っ越しした際にうぐいすの乗っていた車を手放したため、今では我が家で唯一のマイカーとなりました。こちらではうぐいすも妻も電車通勤になりましたので、昔と違って毎日乗ることはなくなってまして、それがさらに老朽化に拍車をかけたようです。

いっそのこと車を持たない、という手も考えましたが、やっぱりないと不便なのですよ。休日はあちこちチョイ乗りすることが意外とあるんですなあ・・・
ということで、そろそろ新しい車をみるべきかな〜、と思い立ち、昨日と今日は車のディーラー巡りです。

最近は軽自動車も随分変わりましたね。かなり性能よくなってます。
値段も高くなりましたが(苦笑)。
同じ価格でコンパクトカー・クラスの普通車が買えちゃうので、それも検討してます。普通車は維持費が高いので悩みどころですが。
普段あんまり乗らなくなってますしねえ・・・

まあそれはさておき、今回のウィーン・コンツェルトハウスQの「死と乙女」は当ブログでも何回かネタで出てきてる気はするのですが、ちゃんと感想は書いてなかったのです。
「ロザムンデ」は過去に書いたかな?

ウィーン・コンツェルトハウスQの演奏はやはり色艶があっていいです。
水が滴るような瑞々しく潤いのある音色です。ウィーン情緒に溢れてますね。
一方で、意外とバランスもいいのです。カンパーのヴァイオリンが主導的な感じではありますが、内声以下の楽器も結構主張してます。
縦の線のアンサンブルもしっかりしてますね。

この曲の暗く厳しい面を強調して緊張感が漲るような演奏も多くありますが、このウィーン・コンツェルトハウスQの演奏はあんまりそういった面ばかりを強調しすぎることはなく、歌心にあふれた表現をしています。
悲愴感のこもった曲想でも、あまり刺激的な音にならずに豊穣な響きの強音で情熱的に表現しています。

面白いのは、こんなにロマン的で情緒たっぷりな演奏なのに、ポルタメントのような、下手をすると曲の構成を壊しかねない奏法を駆使していないことでしょうか。ルバートもないことはないですが、あんまり顕著な使い方はしてません。そのため、音色はロマン的なくせに、曲の構成感がしっかりして聴こえるのです。
まあ戦前と違ってこの頃(50年代)くらいになると、あんまりそういう奏法はなくなってきているのでしょうけどね。
そういえばバリリQもそういった奏法はあんまりしてないです。

特にうぐいすのお気に入りは2楽章です。
カンパーのすすり泣くような音色をはじめ、メンバーのしっとりと歌いこんで変奏を重ねていく様は、熟成された醸造酒のような香りを思い浮かべてしまいます。ウィーン情緒に溢れた、コクのある響きがムンムンと漂ってますねえ。
手元に楽譜ないので不確かなのですが、コーダの手前の変奏になるのかな?11分11秒くらいからの、弱音から力強く盛り上がっていく音楽の変遷は素晴らしいです!

もちろん、他の楽章もいいです。たとえば4楽章なども勢いがあって、情緒たっぷりの音色で音楽を追いこんでいく様が聴いていて心地よいです。
この演奏聴くのは久しぶりですが、堪能いたしました。

さてさて、そろそろ昔のシリーズも復活していかねばなりませぬ(苦笑)。
シリーズテーマもそうですが、バルトークの四重奏も途中で止まってましたねえ。ぼちぼち聴いてまいりましょう。

これも珍しくHMVよりもAmazonの方が安いですね〜。
画像が登録されてないんですけど(苦笑)。



シューベルト:弦楽四重奏全集
ユニバーサル ミュージック クラシック
2007-03-21
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
ユーザレビュー:
素晴らしいシューベル ...
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タイトル (本文) ブログ名/日時
シューベルト 弦楽四重奏曲「死と乙女」
記憶というのは時として不思議なほど失せてしまっていることが・・・・・。 レコード棚の比較的数少ないシューベルトの曲に、弦楽四重奏曲 「死と乙女」があった。それを見て一瞬驚いた。 いわんや、一体いつ頃 手に入れたのだろうか・・・・。 どうも記憶がない。 ...続きを見る
音に巡る想い
2009/02/04 16:11

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは!
車通勤ではなくなって1年半以上が経ちますが、私はすっかり車に乗らなくなってしまいました(´▽`)
コンツェルトハウスによる「死と乙女」、これこそ弦楽四重奏曲というジャンルを初めて聞いた懐かしのLPです。(←もう、何度となく記していますね(゚∀゚;
この綿々と歌い上げるスタイルは、オールドファッションとなるでしょうが、この曲にはさまざまな演奏スタイルを許容する幅があると思います。
凛虞
URL
2009/02/01 22:48
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

車は以前に住んでいた田舎では必需品でしたが、こちらでは贅沢品なのかもしれません。いっそのこと手放してしまえば、意外とその環境に慣れてしまうとは思いますが、なかなか思い切れませんねえ。

「死と乙女」、この曲はいろいろなタイプの名演奏がありますね。確かにそれらを許容する包容力のようなものがありそうです。他のシューベルトの曲って、うぐいすには結構苦手なものも多いのですが、この曲に関してはわりと聴けてしまいます。それなりに生の感情がでているせいでしょうか?暗い雰囲気ではありますが、他のシューベルト作品にくらべると涅槃にイッチャッてる感じが少ないかも(苦笑)しれませんね。
うぐいす
2009/02/01 23:34
うぐいすさま お早うございます

今、ウィーン・コンツェルトハウス盤の「死と乙女」を聴きながら、コメントをしております。

車は便利でもあるのですが、経費は掛かりますね〜。私はもう長年、軽自動車ばかりです。一番の理由は小回りが利くこと、燃費が良いこと、それに、税金が驚くほど安いこと(これが一番の理由かもしれません、爆〜)、色々な理由から軽にしています。普通車の、あの糞高い税金には、爆〜;;

シュベルトに戻ります。
この2楽章は、何と言ったら良いのか分からないほどに、美しい(陳腐な言葉しか出てきませんが)です。とりわけチェロの旋律が良いですね〜。ブッシュ四重奏団の厳しい演奏も素晴らしいですが、何度も繰り返し聴くのはちょっと辛いものがありますが、このウィーン・コンツェルトハウス盤は、何度聴いていても良いものですね〜。

シュベルトほど実年齢と作品との乖離が甚だしい作曲家は少ないのではないでしょうか?
彼が、60歳以降まで生きながらえていたとしたら、一体どんな音楽を書いているでしょうね〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/02/02 08:31
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

そうなんですよね〜、軽自動車は維持費が安いんですよね〜。最近の軽は乗り心地も悪くないですし。普通車との比較は安全性・馬力との天秤という感じですが、維持費に特化すると、同じ値段なら軽自動車の方が・・・という考え方もできますねえ。もうちょっと悩んでみます(笑)。

コンツェルトハウスQの「死と乙女」は情緒たっぷりでいいですねえ。本文でも書いたのですが、そのウィーン情緒に加えて形式感がしっかりしているため、曲の構成も把握できてとても聴きやすい演奏になってます。ブッシュQも素晴らしいですが、このコンツェルトハウスQのしっとり感もいいですねえ。

シューベルトの年齢と曲の充実度というのは、言われてみるとあらためて凄いと言わざるを得ませんねえ。長生きしたらどうだったんでしょう。もっとも、シベリウスのように晩年ほとんど曲を書かなくなった人もいますし、なんともいえないですね〜。
うぐいす
2009/02/02 20:44
こんばんは。

シューベルトの室内楽ですね。長いですよね〜。
いや、時間の問題でなくて同じような繰り返しが長く感じるのですよ。決して嫌いと言うことは無いのですが、特に好きかと言われると・・・?
私のコンツェルトハウス盤は今でもLPです。良い演奏ですよね。でも、やっぱり長い!(笑)
むしろ、後輩のウイーンSQとかのほうがウイーンの味を残しながらもさっさと行ってくれるので自分としては聴き易いかなぁ。
ブッシュSQの凄演も忘れられないですね。あれは凄い!
ハルくん
URL
2009/02/02 23:21
ハルくんさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

確かにシューベルトって、曲によっては繰り返しがしつこく感じたりしますね。うぐいすの場合は「グレート」の4楽章が「どうしたもんか・・・」といった感じになるのですよ(笑)。あと、どこか孤独でさびしい美しさがあって近寄りがたく、感覚として不思議な世界といった感じがあるのです。前にも書きましたが、うぐいすの場合、こういう曲にはトスカニーニがいいのですよ〜。

「死と乙女」にも、1楽章などに繰り返しが頻繁にあるのですが、でも不思議とくどいという印象は持たなかったりしますね。なんでかな?うぐいすにとってはシューベルトの中では数少ない(苦笑)比較的好きな曲だからかも。美しいながらも生の感情が見える分、聴きやすさがあるのかもしれません。
うぐいす
2009/02/03 00:02
クラシックを知り始めたSP時代から何度も聴き入った曲のひとつです。同じ演奏でブログに取り上げたことがあるので、TBさせてもらいました。
crest
URL
2009/02/04 16:23
crestさん、初めまして。コメントとトラックバックをありがとうございます。私用がたてこんでまして、コメント返しが遅くなり申し訳ありません。

SP時代からですか!すごいですね〜。カペーQの「死と乙女」は聴いたことないのですが、さぞやロマン的な演奏なのでは?と想像いたします。若いころは劇的な演奏に惹かれていましたが、最近は端正で落ち着きのある演奏をよく聴きます。若い頃のような感動はさすがに最近は湧き上がることは少ないですが、音楽を聴く喜びは変わりませんねえ。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
うぐいす
2009/02/06 20:38

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ウィーン・コンツェルトハウスQの「死と乙女」<PA-209> Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)/BIGLOBEウェブリブログ
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