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今週はちょっと私用がありまして、1日だけ実家に帰ってました。 また、仕事も近地の出張が続いてまして、少々疲れ気味です。 でも、今まで注文していたCDもドッときてまして、なかなか楽しい時間も過ごしています。昨日からひたすら入手したCDを聴き始めてます。その中の一つが今回のエントリー、カラヤンの「パルジファル」です。 この演奏、一時期ブログ仲間の方々が続々とエントリーしてまして、うぐいすもそれに刺激されて入手しました。元々は「パルジファル」はクナッパーツブッシュの'51年盤(DECCA)と'62年盤(Philips)しか持ってなかったのです。 「パルジファル」は好きなオペラの一つですし、カラヤン盤も気にはなってたのですが、クナ盤だけで満足してたので、なんとはなしにそのまま購入せずにいました。 クナ盤はある意味、まさしく「ワーグナー」の作った「儀式」をクナが「司祭」としてとり行っている、といった趣のある演奏です。 独特の雰囲気がありますね。 逆に、その荘厳かつスケール感のある音楽には圧倒されるものの、おごそか過ぎて音楽を楽しむという以上に雰囲気を味わうと言った感じもあります。ここが人によってはどうかと思われるかもしれません。 一方このカラヤン盤、磨き抜かれた美しい音色が特徴的で、しっとりとした情感の溢れる抒情劇といった風情の演奏です。彼の指揮した「指環」に通じるところがあるんじゃないでしょうか。 なんというか、音楽の音色そのものを楽しむことができる演奏だと思います。 弱音は凄く繊細ではありますが、音楽が盛り上がるに従って劇的な流れを作りだしており、非常に聴きごたえのある音楽作りになってます。 とはいうものの、いつものカラヤンのゴージャスな雰囲気とは違って、盛り上がるところも実に自然で強引さがないです。 1幕の前奏曲、なんと清らかで美しいことか! また1幕の聖杯の儀式の場面、夜明け前のピンと澄み切った空気感が味わえます。同時に、霧のかかった山奥の湖畔のほとりにあるお城の風景とかも思い浮かべてしまいます。 2幕も出だしなど、実に生々流転で非常に劇的な音楽の作りですね。 クナのような巨大な生き物が動いていると言った趣とは違い、素直にスペクタクルな音楽を味わえます。 また、第3幕「聖金曜日の不思議」は穏やかで美しく、非常に抒情的です! 木管群の美しさにも聴き惚れてしまいます。特にオーボエの色艶のある音色の美しさ、ビブラートの豊かさが素晴らしい!(おそらくコッホでしょう) 歌手で印象に残ったのは、なんと言ってもモルのグルネマンツとホフマンのパルジファルでしょうか。 モルのグルネマンツは良いですねえ。ホッターのような神懸かり的なカリスマ性はありませんが、カラヤンの音楽に合った、性格表現に長けた歌です。 あまり重々しくなりすぎないのが良い方向に行っているのではないかと思います。3幕の聖金曜日の不思議など、非常にクリアで朗々とした声を味わえます。 ホフマンの声は混じり気がないというか実にきれいなのですが、それでいてたくましさがあってすごく通る声です。 生き生きとパルジファルを歌ってます。もっとも、パルジファルにしてはちとクレバーな印象もありますが(笑)。でも逆に3幕では、その声が成長したパルジファルというキャラとしては効果を発揮してるかも? この演奏でも評判に違わず、声に伸びがありますねえ。ブーレーズの「指環」でジークムントを歌っていたのをDVDで聴いた(見た)ことがありますが、なかなか芯がしっかりした若々しい声です。この声でジークフリートも聴いてみたかったかも・・・ パーキンソン病で若くして引退してしまったのは、返す返すも残念です。 ニムスゲルンのクリングゾルも、たとえばナイトリンガーのギラッとした張りのある声みたいな個性はない反面、なかなかスマートな悪役といった感じですね。なんというか、強烈な悪役というよりも、実に人間的で繊細、抒情的な歌です。 クンドリのヴェイソヴィッチは他の曲ではあまり聴いたことないんですが、悪くないです。 このカラヤンの演奏は、磨き抜かれた音色で非常に繊細な抒情劇として、ある意味異色な「パルジファル」かもしれません。おそらくこの路線の演奏は今後も現れないかと思われます。そういう意味でも孤高の名演ですねえ。 本来の重厚でドイツ的なワーグナーの魅力、とはちょっと違うのかもしれませんが、曲の耽美的な魅力を味わいたいときはこの演奏がお薦めです。 逆に、クナの「パルジファル」が苦手な方にはイチオシの名演となるかと思います。 う〜ん、例によってHMVの方が安いですが・・・貼っておきます。 ↓ |
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Wagner “Parsifal” Karajan 1979/80
Richard Wagner “Parsifal” Ein Bühnenweihfestspiel Amfortas....José van Dam Titurel....Victor von Halem Gurnemanz....Kurt Moll Parsifal....Peter Hofmann Klingsor....Siegmund Nimsgern Kundry....Dunja Vejzovic Gralsritter....Claes H... ...続きを見る |
音楽鑑賞雑記帳 2009/02/08 06:20 |
週話§土日短信〜パルジファル〜
このところ第一幕だけだが『パルジファル』の録音を3種類聴き比べ る機会があった。 ...続きを見る |
ひだまりのお話 2009/02/08 11:51 |
役についての歌手のコメント集[7]
パルジファル:ワーグナー「パルジファル」 「かつてバイロイトの巨匠は、その舞台のために、歌で表現するのとまったく同じくらい完璧に演技で表現できる歌手を求めていた」ということですが、P.ホフマン演じるパルジファルは、おそよ百年の時を経て、やっと登場した「夢のパルジファル」でした。 ...続きを見る |
雑記帳 2009/09/09 08:48 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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うぐいすさん、こんにちは。TBありがとうございます! |
Niklaus Vogel URL 2009/02/08 06:20 |
うぐいすさま お早うございます |
rudolf2006 URL 2009/02/08 06:22 |
Niklaus Vogelさん、こんばんは! |
うぐいす 2009/02/08 18:24 |
rudolf2006さん、こんばんは! |
うぐいす 2009/02/08 18:25 |
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