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zoom RSS クーベリックの「パルジファル」<PA-218>

<<   作成日時 : 2009/03/08 20:47   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 6

一昨日の金曜日、会社帰りにいつもの行きつけとは違う中古CD屋さんに行ってきました。いつものところとはまた違う少しマニアックなものがいろいろあって、またまた幸せな空間を堪能してきました(笑)。

嬉しかったのは、廃盤になっていたフルニエ/バックハウスのブラームス:チェロソナタ1・2番が入手できたこと!
今まで、学生時代にカセットテープ(爆)に録音していたものを愛聴していました。
長らく廃盤となっていたのが一昨年再発され、ホンの2,3か月で廃盤となっていました(苦笑)。その際に油断していて入手できてなかったのです。

その他、メルヒオール/フラグスタートの「トリスタンとイゾルデ」、それから今回エントリーのクーベリックの「パルジファル」が格安で入手できました。

このクーベリックの「パルジファル」は、バイエルン放送による放送用スタジオ全曲デジタル・レコーディングとのことです。
録音は1980年なのですが、発売は2003年。それまでずっと発売されずにお蔵で眠っていたようです。理由は「謎」とか(笑)。

この演奏、ネット上でいろいろ感想見ました。まあ、いろいろですが、概ね良さ気な評判なのですね。

最初にキャストをみた時も、グルネマンツがクルト・モル、パルジファルがジェイムズ・キング、ミントンのクンドリというだけで「おぉっ」という感じでしたね。
花の乙女にルチア・ポップが入っているというのもなかなか贅沢な配役です。

実際に聴いてみた感想としては、一言で言うと「聴きやすい!」

クナのような厳かな祭典でもなく、カラヤンのような耽美的なおとぎ話の世界でもないです。もったいぶった表現はなくって、音楽が非常に明快。
「舞台神聖祝典劇」ではなく、まさしく「楽劇」。
音楽の流れがすごく素直というか、自然な感じに聴こえますね〜。
基本的には静謐な音楽ですが、音色に覇気というかたくましさが感じられ、しかも音楽の流れが流麗。なんというか、とても人間的な演奏です。
1幕や3幕とかの場面転換の音楽のダイナミックな表現にも素直に圧倒されます。

逆に、クナのような厳粛さやカラヤンのような艶やかな色気はないです。
音楽が盛り上がっていく様は壮大さというか、清々しい華やかさすら感じさせます。また、弱音部分などは混じり気がなく実に清らかな音色ですね。
合唱の清らかさも絶品ですね。特に弱音での表現がいいです。

歌手は文句がないです。特に白眉はモルのグルネマンツでしょう。
聖金曜日の不思議など堂々たる低音で朗々と歌い上げる、素晴らしい歌唱です。
ミントンのクンドリもいいです。
意外とマツーラのクリングゾールが声に張りがあって聴き惚れてしまいますね。

キングのパルジファルはさすがにキャリア後期ということもあり、少々キツイところもあるかもしれません。あと、「パルジファル」役にしては少し雄弁すぎでしょうか?「ジークムント」役のような英雄はまさにハマり役なのですけど。でもかなりの熱演ではあります。

「パルジファル」で神秘的で特別な世界に没頭したければクナかカラヤンでしょう。
でも素直に楽劇として音楽を楽しむのはクーベリック盤もいいのでは?と思います。


Wagner: Parsifal
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんばんは。

私もクーベリック盤はそのうち買おうと思っていましたが、未だ未購入です。
そうですか。「舞台神聖祝典劇」ではなく「楽劇」ですか。何だか余り欲しくなくなりました…(笑)
私はこの曲を頻繁に聴くようなパルシファル・フリークでも有りませんので、どうせ聴く時には襟を正してクナ盤あたりを聴きたいと思ってしまうのですよ。
ハルくん
URL
2009/03/08 21:11
ハルくんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

う〜ん、「舞台神聖祝典劇」がご所望ですか。それならクナしかないかも。もっとも、パルジファル・フリーク(笑)でないのなら、たぶんクナだけ持っていれば事足りてしまうでしょうねえ。うぐいすもディスク量は少ないですしフリークとは言えませんが、このクーベリック盤は何気に聴きやすくて気に入りました。まあ、他人の言うことは当てになりませんので(爆)、ご自分で何か機会があれば聴かれてみてはいかがでしょうか。
うぐいす
2009/03/08 21:34
うぐいすさん、こんばんは!
以前お話になられていたフルニエ&バックハウスのディスクが見つかったのですね!私はまだチェロ・ソナタには遠く、弦楽四重奏、弦楽五重奏とピアノ四重奏どまりですが…(゚∀゚;
さて、クーベリックの「パルジファル」、これを初めて店頭で見たときには驚きました。「な、なんという豪華な配役!!しかもモルとサルミネンの共演!」
曲の性格だけではなく、録音年代にもよるのでしょうが、クーベリックの指揮ぶりがだいぶ静的になっていることがいくぶん残念ですが、それでもなお、これだけの歌手陣を一堂に会した記録が遺されたことにただただ感謝しています。
余談となりますが、私がジェイムス・キングの実演を聞いたのは、この録音から10年以上後のこと…最晩年となるのでしょうが、それでもなお、声質にかんして言えば「キングはキング」と思えました(^-^)
Niklaus Vogel
URL
2009/03/08 22:05
Niklaus Vogelさん、こんばんは。お久しぶりですね。
コメントありがとうございます。

入手し損ねていた話、よく覚えていらっしゃいましたね〜。フルニエ/バックハウスのチェロ・ソナタはロストロポーヴィチ/R.ゼルキンのような濃厚な演奏とは違い、端正でいいのですよ。これならブラームスが苦手なNiklaus Vogelさんでもいけるかも?っていうか、コメント拝見していると苦手とは思えないのですが(笑)

クーベリックの「パルジファル」ですが、たとえば「マイスタージンガー」の録音などに比べると確かに静的ですね。でも、彼らしい力強さも時折うかがえるのと、弱音が非常にデリケートで流麗、でも耽美的ではないのが気に入りました。聴いて感動するのはクナやカラヤンかもしれませんが、聴きやすさではクーベリックの方がとっつきやすいかも。
歌手は豪華ですね〜。不満はほとんどありませんでした。キングのことも少し書いてますが、キングの声自体は好きなのでこれはこれで・・・とう感じもあります。
うぐいす
2009/03/08 22:33
うぐいすさま お早うございます

クーベリックの「パルジファル」
ウィッシュリストに加えていながら、なかなか入手してこなかったです。うぐいすさんの記事を見て、そうや聴いていないな、と〜。
最近、ようやく「パルジファル」の面白さが少し分かりかけてきたように思います。ショルティ盤、カラヤン盤、それにケーゲル盤、グルネマンツの語りが面白いと思えるようになってきています〜。
この頃の録音のキャストは総じて豪華ですよね〜。「花の乙女」に名歌手が使われていると、聴く楽しみが増えますよね。
クーベリック盤も聴きたくなってきています〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/03/09 07:59
rudolf2006さん、こんばんは。ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。

うぐいすも正月の「ワーグナー祭り」(笑)から一変して、最近はJ.S.バッハなぞ聴きこんでます。メルヒオールの「トリスタン」や「ジークフリート」も入手しましたので、ぼちぼちこちらも聴いていこうと思っています。

クナ盤とカラヤン盤を聴いていた時は、「パルジファル」が好きと言ってもそんなに頻繁には聞いてなかったような気がしますが、クーベリック盤は何気に聴きやすくていいです。rudolf2006さんのお薦めのショルティやケーゲルは聴いてないのですが、うぐいすも聴きたくなってきてます。
うぐいす
2009/03/09 22:02

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