Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)

アクセスカウンタ

zoom RSS カラヤンのバイロイト:「ワルキューレ」第3幕(1951年)<PA-224>

<<   作成日時 : 2009/03/24 21:53   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

さてさて、今回エントリーは「ワルキューレ」の第3幕のみの録音です。
1951年、戦後初めて開催されたバイロイト音楽祭でのカラヤン指揮の指環からです。

今回の「ワルキューレ」は3幕のみなんですよね〜。噂によると、他の1幕と2幕も録音が残っているとの話なのですが、何か問題があるんですかね〜。
あと、「神々の黄昏」は録音残ってないのかな〜?
(クナッパーツブッシュのこの年の「神々の黄昏」はテスタメントから出てるんですが)
3幕だけなんて中途半端な録音をなんで入手したかというと、何気にHMVのサンプル聴いていておもしろかったので衝動買いをしてしまったのですわ(笑)。

カラヤンはバイロイトには1951年と1952年に出演しましたが、ヴィーラントの演出について意見が合わず、結局その2年でバイロイトを去っています。
録音として発売されているのは、1951年では「マイスタージンガー」「ラインの黄金」「ジークフリート」と今回の「ワルキューレ」3幕。それから、1952年は以前に当ブログでも取り上げた「トリスタン」ですね。

今回の「ワルキューレ」、録音が結構いいんですよ。ちょっと聴いて「えぇっ?」って驚いてしまいましたよ。
ただ、マイクの位置がどうもオケの音を拾いやすいところだったようで、オケの音はとんでもなく生々しい感じで捉えているのですが、歌手がどうにも遠くから聴こえてくる感じで、歌手を聴きたい方にはちょっともどかしい感じがするかもしれません。
まあでも、録音状態が聴き苦しい感じではないですし、オケの大音響が鳴るところでなければ十分歌手の声も聴けますね。

カラヤンの指揮はなかなかいいですよ!
後年のようなレガート奏法を駆使した色艶のある耽美的な部分はまだ前面に出てきてなくて、若々しくダイナミックで切れ味抜群の演奏です。
バイロイトの爆発力もすさまじいですねえ。
このままバイロイトに残っていたら、クナとは違ったダイナミックで覇気のあるワーグナーが録音に残されてたような気がしますね〜。

歌手はやっぱり・・・もうほとんどなんとかの一つ覚えって感じですが・・・
若々しい、ハリのあるヴァルナイのブリュンヒルデがいいなあ。
うぐいすはヴァルナイの声が大好きなのです。
3幕真ん中、ヴォータンに罰を言い渡されて他のワルキューレが去った後、「私はそれほどひどいことをしたのでしょうか」といった恨み節(笑)をしみじみと歌っていくところ、情感たっぷりの歌で聴き惚れてしまいますねえ。
一連のクナ盤('56年'57年'58年とも)でも良かったのですが、このカラヤン盤は録音が良くってヴァルナイの繊細な表現がよく聴こえるのです。
最後のヴォータンの告別の歌に突入する直前の歌もすさまじいです。
もうすでにこの頃から、後のクナとの録音でも聴けるヴァルナイの強靭な歌がたっぷりと楽しめます。
(ただクナの遅〜い指揮の方が、ヴァルナイの「うわっ、まだ出るのか!」というくらいの声の伸びが味わえるんですけどね。)

あと、他のCDでも事あるごとに書いてるのですが、この頃のバイロイトで頻繁にワルキューレで出てくるトーマミュラーの声が受け付けることができなくって(苦笑)。
だいたいヘルムヴィーゲをやってるんですが、何人かいるワルキューレの中でこの人の声だけは判別できるくらい生理的にダメなんですよ・・・

他の歌手ですが、3幕のみなのでリザネクのジークリンデがちょっとしか出てこないのですが(苦笑)、いいですね。
ビョルリングのヴォータンも結構いいと思うのです。この方、うぐいすはあんまり聴いたことがないんですよねえ。他に何に出てるのかなあ?

まあとにかく、このCDも楽しめました。
全曲残ってたら、ぜひとも全部聴いてみたいですねえ。


amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま こんばんは

カラヤンのこのCD、持っていました(持っていると思っていたのですが、どこにあるのか、分からず、探しました、爆〜)。

カラヤンの若々しい指揮振り、なかなかのものですよね〜。久し振りに聴いてみて、なかなか良いなって思いました〜。

ヴァルナイさん、クナ盤よりも声がよく出ている感じがしますね〜。51年ですから、若いですよね〜。ヴォータンの告別に入る直前、確かに凄いですよね〜。

ビョルリングさんは、スウェーデン人で、ニルソンさんと良く共演されたバリトンですね〜。
なかなか良いですよね〜。

後半になると、オケストラよりも歌手の声が聞こえるようになりますよね〜。

このカラヤン盤、久し振りで聴きましたが、相当のものですよね。劇的な表現にはちょっと驚いています。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/03/25 20:50
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ヴァルナイですが、このカラヤン盤の頃は若いですからやはり後年より勢いがありますし、声が出てますね〜。声そのものの魅力はこの頃の方が凄いかもしれません。一方で、後年のクナの指揮のときは、テンポが遅いことで歌手にとってすごく不利な歌い方になってると思うのですが、その中でもあれだけの歌唱をしているという、歌手としての高いポテンシャルを見せつけられているところがさらに凄さを感じてしまいます。
カラヤンの劇的な指揮も素晴らしかったです。この調子でバイロイト出演続けてステレオ録音でも残してくれてたらなかなかすごい名演が生まれていたかもしれませんね。ビョルリングはニルソンと組んだものがあるのですか。何か機会があったら探してみたいです。
うぐいす
2009/03/25 22:27

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
カラヤンのバイロイト:「ワルキューレ」第3幕(1951年)<PA-224> Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる