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zoom RSS マウエルスベルガーのJ.S.バッハ「マタイ受難曲」<PA-236>

<<   作成日時 : 2009/05/10 22:55   >>

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ゴールデンウィーク後半からしばらくはあいにくの天気でしたが、昨日今日と久しぶりにいい天気でした。特に今日は夏日で、暑い!暑い!
散歩してても汗だくだくでしたよ。

さて、さる金曜日の会社帰りにまた中古CD屋に寄ったわけですが、そこでマウエルスベルガーの「マタイ」をゲットしてきましたので、今回はそれを取り上げます。

「マタイ」は先月の復活祭前にリヒターの演奏を聴いて当ブログでも取り上げてましたが、そのコメントで教えていただいたのが今回のマウエルスベルガーの演奏です。

合唱は、バッハもカントルを務めたライプツィヒ聖トーマス教会合唱団(合唱指揮:エルハルト・マウエルスベルガー)とドレスデン聖十字架教会合唱団(合唱指揮:ルドルフ・マウエルスベルガー)の合同合唱団です。
そして、オケはライプツィヒ・ゲヴァントハウスO.指揮は兄のルドルフ・マウエルスベルガー。
他、エヴァンゲリストのペーター・シュライアーやイエスのテオ・アダムを含め、まさに、当時の東ドイツの総力を結集した演奏です。

うぐいすは今までリヒター/ミュンヘン・バッハO.の演奏を聴いていたので当然それとの比較ということになってしまうのですが、なんだか、ずいぶんと趣が違っていますね。
もしかすると、マウエルスベルガーの演奏の方が取り出す機会が多くなるかもしれません。

聴いてみてまず思ったのは、すごくやわらかく自然な流れの音楽を紡いでいくライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と、とても自然な息遣いで歌っている合唱がいいですねえ。

リヒターの方はなんというか、荘厳で劇的、どこか緊張感が張り詰めているものものしい感じなんですね。
あと、キビキビしているところもあるんですが、総体的に音楽が重い感じで進行してますね。リヒターの統率力が隅々まで行きわたっている感じで、テンポや抑揚の移り変わりもどこか計算されたところが感じられまして、そういう意味では劇的で強い意志が一貫して感じられる演奏です。

で、その厳しい感じも悪くないんですが、一方のマウエルスベルガーのは音楽のフレーズの歌い方が、なんというか、自然で人間的な温かさを感じるのがいいんです。

特に合唱の伸びやかさとゲヴァントハウスO.の柔らかく重厚な弦、それから美しい木管の響きが素晴らしい!
この演奏、ミュンヘン・バッハO.とはオケの響きの豊かさが段違いですね。
あと、合唱は特に少年合唱団の部分が清らかでいいですねえ。音程が不安定なところがない上にやわらかく清らかな響き。
よ〜く聴いてみると、リヒターの少年合唱の部分、マウエルスベルガー盤と比べると、若干ですが音程が不安定な感じに聴こえたりもするのです。いや、あくまで比べると、という話なんですけどね。

一番感心したのは、一番最後の「われら涙ながしつつひざまづき」です。
いや、この曲は冒頭の合唱「来たれ,娘たちよ,われと共に嘆け」と並んで、一番好きな曲なので、特に念入りに聴いてしまいました(笑)。
なんと言っても、ゲヴァントハウスO.の柔らかくて重厚な響きがたまらんですね!最後はこうでなくてはと思わせてくれるのです。この伴奏にのって、清らかで力強い合唱がこの壮大な曲を締めくくってくれます。

実はリヒター盤で物足りなかったのがこの曲なんですよ。
最後の最後にきてなんとなくあっさり進んでいってしまう感じがして、余韻がいま一つだったのですが、マウエルスベルガー盤はすごく余韻が残って、聴後感がいいですね。

一方で「血を流せ,わが心よ!」あたりはマウエルスベルガーのあっさりした音楽に対してリヒターの劇的な音楽もなかなか捨てがたい感じはありますね。まあ、ここだけではなくて、全体として劇的な音楽進行を求めるか、やわらかで自然な進行を好むか、という個人の好み次第かなあとも思います。

歌手は、エヴァンゲリストのシュライアーが若々しくていいですね!あと、イエスのアダムもすごく立派な歌です。
他の歌手は恥ずかしながらあんまり知らないのですが(苦笑)、悪くないと思うんですけど、どうですかね。ソプラノのシュトルテとか、結構素朴で切々と歌っていく感じが好感持てました。

「マタイ」は前にも書いたとおり、うぐいすはあんまり普段は聴かない曲なのですが、いざ聴いてみると、曲の美しさや劇的なつくりには感心します。やはり名曲だと思います。
なかでも今回のこのマウエルスベルガー盤はリヒター盤とは違う魅力を教えてもらいました。
この演奏を紹介していただいた方々には感謝です!

Amazonアフィリエイトのリンクしようと思ったんですが、Amazonnでは入手困難な状態みたい・・・HMVでは3,000円弱になってましたが、これも入手困難(苦笑)。他のヨハネ受難曲などとセットになったものが入手可能のようです。ちなみに、うぐいすは中古CD屋さんですから、1,700円弱で入手しました。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます〜
初夏のような陽気が続いていますね〜。

マウエルスベルガーのバッハ
私も気になっています、爆〜。
リヒターのバッハの組み物は買ってしまったんですよ、爆〜。
ちょっと買い物依存症気味かも、爆〜。

良さそうですね、欲しくなります、ですが、かなり我慢です、爆〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/05/11 07:34
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
本日も暑かったですね。

マウエルスベルガーの演奏はお持ちではなかったんですね。でも、やはりリヒターの演奏は天下の名演ですよ!緊張感があってドラマチックです。マウエルスベルガーの方もその自然で柔らかい表現が素晴らしいです。どちらが・・・というのはもう好みの問題と思いますねえ。リヒターをお聴きになられたらまた感想をお聞かせください!
うぐいす
2009/05/11 21:30
うぐいすさま お早うございます。ご不沙汰をいたしました。お車は快調ですか?

マウエルスベルガーが81歳のときの録音ですね。亡くなる1年前です。生涯を信仰に尽くした敬虔な思いに貫かれた慈しむような演奏だと思います。マウエルスベルガーは信仰の立場から、リヒターは音楽の立場からの演奏のように思います。マタイは劇的なドラマなのでリヒターのようにメリハリをつけるのがわかりやすいかもしれません。

マタイのような曲は毎日全部を聴けるようなものではないと思います。私も自分自身を励ましたいときにはリヒターを聴きます。真面目に、一所懸命に叱られているような感じがいいんですね(笑)。私がこれまで聴いてきた全ての音楽の中でベストです。

レコ藝誌上で恒例の評論家の方々の名盤チョイスが始まっていますが、マタイではリヒターの旧盤がダントツでした。フルトヴェングラーのバイロイトと併せて20世紀のクラシック音楽の双璧なのかもしれませんね
ezorisu
2009/05/12 10:08
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
うぐいすは暇さえあればドライブに出かけてます!

このマウエルスベルガー盤ですが、良い演奏をご紹介いただき、ありがとうございます!
「マウエルスベルガーは信仰の立場から、リヒターは音楽の立場から」というのはすごくわかりやすいですね!確かにリヒターの方がマタイの劇的な音楽にはあってるかもしれません。うぐいすの場合、リヒターはマタイそのものを楽しむ感じですが、マウエルスベルガーは演奏自体を楽しむような感じで聴いているかもしれません。ゲヴァントハウスO.のやわらかな弦や木管の響きがたまらなくいいのです。合唱もいいですね〜。

レコ芸でまた名盤チョイスなんですね。人が変わるとまるで違う評価の盤もあれば、「マタイ」のようにいつもほぼ同じ評価の盤もありますね。あまり信用しすぎるのもどうかとは思いますが、初心者や未聴盤向けにやる意義はあるでしょうね〜。でも、リヒターの「マタイ」やバイロイトの第9のように納得できる演奏もある一方で、自分の好みと合わないことの方が多かったり(爆)。やっぱり口コミの方が信用度が高かったりして。
うぐいす
2009/05/12 21:36

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