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zoom RSS ダイナミズムと深い抒情性:バルトークのピアノ協奏曲第2番<PA-255>

<<   作成日時 : 2009/07/04 23:21   >>

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本日はてっきり雨が降るかな〜と思っていたら、意外にも晴れ間が見えました。とは言うものの、特にどこかに出かけたわけでもなく、部屋でビデオを見てました。
今更ですが「ダ・ヴィンチ・コード」です(同じ主人公の第2弾「天使と悪魔」が今年公開されてましたね)。内容は・・・まあそれなりに楽しめたという感じでしょうか。でも、最近落ち着いて映画とかビデオ見ることがなくなってたんですが、久しぶりに映画の雰囲気に没頭して堪能することができました。

さて、今回のエントリーはバルトークの弦楽四重奏曲第5番へ行こうかな〜、とも思ったのですが、書きたいことが盛りだくさんになりそうだったので気が変わりました(笑)。
今日は同じバルトークですが、ピアノ協奏曲第2番です。

このピアノ協奏曲第2番、作曲は1930〜31年、初演は1933年バルトーク自身のピアノで行われてます。
ちなみにこの作品、独奏ピアノの部分は一般のピアノでは演奏不能な低音域が出てくるそうです。なんか、ベーゼンドルファーのインペリアルのために書かれているとのこと。
インペリアルを使わない時は、オクターブ高く演奏されるか省略されてるようです。

でもこの曲、バルトーク自身は基本的に1番よりもなるべく演奏が困難でなく、聴衆にも聴きやすいような曲にするように心がけたようですよ。

確かに、1番に比べれば野蛮で強烈なバーバリズムや不協和音の強調が少なくなってて、比較的聴きやすくなってます。
ひとつひとつの断片も、とても無邪気な快活さがあって面白いのです。
とは言うものの、やはりバルトークですから、なかなか力強い野性味あふれる曲想があちらこちらに表れます。
ピアノも随分と打楽器的な処理が施され、そのバーバリズムがとても効果的に聴こえます。

なんと言っても特異なのは1楽章で、弦楽器が全く使われていない点でしょうか。
これによってずいぶんと派手でダイナミックな印象が強くなってます。
金管楽器、特にトランペットがカッコいいですね!
あと、静かなところの木管楽器を聴いていると、何気に「管弦楽のための協奏曲」の2楽章を思い出してしまったり。
全体的に凄く諧謔的な曲だと思います。バルトークらしい民族的で野性味のある曲想ではありますが、快活でとても楽しい(笑)曲です。

2楽章は三部形式で、主部はずいぶんとしっとりとした曲想で、神秘的な雰囲気に覆われた曲です。中間部はスケルツォ的でとても動きのあるダイナミックな曲想となりますが、また落ち着いた主部に戻って終わります。
中間部には左右10本の指では押さえ切れない和音があって、両手の掌を使わなくちゃいけない部分があるそうです。
主部がとてもとても抒情的で、心に沁み入るような感じがいいですね〜。

3楽章はまさしくバルトークの本領発揮の曲ですね!
「弦チェレ」を思わせるような打楽器とピアノのダイナミズムもおもしろいですね。金管楽器もまた大活躍します。

全体通して聴き直してみて、この2番はやっぱり聴きやすい部類に入りますね。
3番ほどにはロマン性に回帰した感じではないですが、バルトークのバーバリズムが素直に心に響いてきます。
メロディはあんまりはっきりしたものはないですが、次々と現れる断片の嵐が活き活きとしていて、とても楽しいです。

第1・3楽章の野性味あふれるダイナミズムと第2楽章のとても深遠な抒情性の対比が魅力的な曲です。

聴いたのは、ピアノがアンダとフリッチャイ/ベルリン放送響の演奏です。
この演奏、やっぱりうまいですわ!
1楽章・3楽章の迫力あるダイナミズムやキビキビとして溌剌としたリズム、2楽章のしっとりした歌心が満載の表現も素晴らしいです。
なんと言ってもバルトークの音楽の命と言ってもいい、切ると血が出てくるような生命力が漲っています。
アンダもフリッチャイも若くして亡くなってますが、もっと長生きしていたらさらに多くの名演が生まれていたことでしょうねえ。

バルトークのピアノ協奏曲は彼の作品の中では比較的親しみやすいので、「管弦楽のための協奏曲」や「弦チェレ」あたりが好きな方は、次にピアノ協奏曲の2番や3番あたりを聴いて見られてはいかがでしょうか。
(1番はちと敷居が高いかもしれませんけど)

↓Amazonをリンクしてますが、HMVの方が入手しやすいです!(爆)






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