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zoom RSS クレーメルのベルク:ヴァイオリン協奏曲<PA-291>

<<   作成日時 : 2009/10/31 23:52   >>

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今日はいい天気でした!また少し遠出して小金井公園を散歩してきましたよ。
東小金井駅で降りて、東大通りを歩いて小金井公園まで歩き、帰りは武蔵小金井駅まで歩きました。
小金井公園はでかいですね!中央の入り口から入って、西側のエリアだけを歩きました。今日はフリーマーケットなんかもやってましたね〜。
緑の多い道を散策して気持ちよかったです。いつか東側も歩いてみたいです。

さて、今回はまたベルクのヴァイオリン協奏曲です。
何回か書こう書こうと思ってそのままになっていた、クレーメルのヴァイオリン、C.デイヴィス/バイエルン放送響の演奏です。

1楽章冒頭からなんか他の演奏とは違う雰囲気ですね〜。
とてもデリケートというか、繊細な音色です。
濃厚なロマンはあんまり感じられませんね。かと言って、現代的で分析的な演奏という感じでもありません。
なんというんでしょうか、「能」的というか・・・一言で言うとまさしく「幽玄」ですね!
虚飾を排した、とても静謐な世界です。

2楽章も、マノンの病魔との闘いと昇天を劇的に表現するというよりは、とにかく冷徹に、ひたすら淡々と奏していく感じです。
いや〜、表面上は実にクールですが、それでいて青白い炎が燃えているような真摯な演奏です。

この曲の一面である甘美な面とか、または現代音楽的な面を強調した激しさとか、表現主義的な面を期待すると肩すかしをくらうでしょうね。
ロマン性とか劇的な部分が少ない分、この演奏、ある意味初めて聴く人には通して聴くには結構キツイかもしれませんね。

でもこの演奏、何回も繰り返して聴くと、その良さがわかってきます。
とてもデリケートでまじめに音楽に取り組んでいる姿が見えてきます。

ちなみに、ネット上で見る感じではこの演奏のC.デイヴィスの指揮に対してあんまり評判良くないんですが、うぐいすは実にうまいと思いますね。ここでのC.デイヴィスはクレーメルの音楽性と実に高い同質性を獲得していると思うのです。
このバックだからこそ、クレーメルのヴァイオリンと一体となって「幽玄」な世界を生むことに成功してるんじゃないでしょうか。

この演奏がイマイチという方は、たぶんもっと「ドヒャ〜」(笑)っていう現代音楽的な響きとか劇的でロマンチックな音楽を期待していたのかな?
まあそこらへんは個人の好みなので、イマイチと思われる方がいるのはもちろんで、そこはしょうがないですね〜。

ちょっと脱線しますが、クレーメルの演奏を台無しにしてしまったバックの例としては、シベリウスのヴァイオリン協奏曲のムーティ/フィラデルフィアO.の例があります。ソロの演奏とは全く異質のでしゃばりすぎた金管のせいで、曲が台無しになってしまってます(苦笑)。
クレーメルの演奏はよかったんですけど・・・

うぐいすはベルクのヴァイオリン協奏曲は、あんまり甘美でロマンチックな演奏は好きじゃないのかもしれません(笑)。
うぐいすの好きなベルクは今回の「幽玄」な世界のクレーメル、はたまた孤高な厳しさの漂うシゲティとか、表現主義的な初演者のクラスナーの演奏です。スークの演奏も情念的な感じよりも、どちらかというと「端正」という感じが強いので結構好きなのです。

やっぱり、もともと苦手意識のあったベルクの情念的な面が強い演奏だと、ちとなじめないのかもしれませんね〜。
まあでも、ベルクの中では好きな曲なので、今後もいろいろと聴いていこうと思ってます。


ベートーヴェン ベルク
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
1996-06-05
クレーメル(ギドン)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、お久しぶりです。
クレーメルのベルク「ヴァイオリン協奏曲」は私も持っています。
クレーメルのベルクというと、冷徹な現代音楽っぽい演奏ではないかと思って聴くと、意外に丁寧に弾いているという印象を受けました。
個人的にはスークが好きでいますが、クレーメルも良いと思います。クラスナー、シゲティといって昔の名盤はこれからの楽しみです。
アルトゥール
2009/11/01 15:59
アルトゥールさん、こんばんは!
お久しぶりでございます。コメントありがとうございます。

そうなんですよね〜、このクレーメルの演奏は実に丁寧に弾きこんでいて、情熱に駆られて弾き飛ばすようなところがないんですよ。音色も線は細い感じはありますが、先鋭的なキツイ響きは聴こえてきません。うぐいすには、まさに「涅槃」に没入した「幽玄」の世界に聴こえます。2楽章の冒頭あたりなぞはもうちょっと七転八倒してもいいんじゃないかとも思う時もありますが(笑)、それだと演奏に統一感がなくなっちゃいますしね〜。

うぐいすはスークのも好きですよ!あと、クラスナーとかシゲティが演奏していた頃の録音には、かなり表現主義的だったり厳しい表現だったり、思い切った演奏が多いですね。きっと今よりも「ベルクは現代音楽」という認識が強かったのかもしれません。うぐいすは意外とこの頃の演奏が好きですね〜。まあ、この好みは相変わらず少数派なんじゃないかと思うのですが(苦笑)。
うぐいす
2009/11/01 17:33

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