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zoom RSS ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番:シリーズテーマ(1)<PA-281>

<<   作成日時 : 2009/10/13 22:29   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

今日は三連休明けの初日でユーウツでしたが、なんとか仕事してきました。
あぁ〜、それにしても今日の打ち合わせはしんどかった・・・準備の時も含めて上司のパワハラはなんとかして欲しいもんですな〜。

さて、気を取り直しましょう!
今回は久しぶりにベートーヴェンのピアノ・ソナタです。
いやあ・・・このシリーズはホントに久しぶりです。今回は一瞬、何番を書くのか思い出せなくなりましたが(苦笑)、18番ですね。

この18番は、16、17番と一緒に1802年に出版され、作品31としてくくられてます。
一応、18番は31-3ということになりますね。
1802年と言えば、交響曲で言うと2番が作曲されたころです。この頃にはピアノ・ソナタは作品数で言うとすでに半数を超えてたんですね。

この曲は4楽章あります。
3楽章は非常に柔らかく穏やかな曲想ですが、全体的に軽やかで明るい曲ですね。朗らかな雰囲気があって、なかなかの佳曲だと思います。

この曲で好きなのは2楽章のスケルツォと第3楽章のメヌエットですね〜。
2楽章は非常に軽やかなスケルツォです。とても快活で楽しい曲です。
3楽章は主部が優しい子守歌のようなメヌエット、トリオは音の高低の上下が続く、コントラストがくっきりした音楽です。

1楽章冒頭の跳ねるような音型が繰り返し出てきますが、曲の中にアクセントを感じさせてくれますね。音楽が生き生きとして聴こえてきます。
運命の動機も出てくるっていう話ですが、うぐいすにはよく聴き取れなかったりして(苦笑)。これかな?っていうのは思うのですが。

4楽章は一転して激しく音が流れていく曲ですね。
ネット上での説明をみると、この楽章はタランテラ風の曲と言われてますが、実はうぐいすはこのタランテラという舞曲が具体的にはどんな音楽なのかよくわかってなかったりします(苦笑)。
3拍子系の激しいリズムの曲とか、由来とかはわかるのですけど。
まあ、今はこの4楽章のような音楽なんだな、ということで理解しておきます(爆)。

さて、それでは演奏についてです。

ギレリスのは実に透明な音色と落ち着きのあるテンポ設定で聴いていて安心感がありますね。ここでもいわゆる「鋼鉄」のピアニズムは「感じられません」。むしろ心が安らぐ演奏です。

ブレンデルのも落ち着いた味わいのある演奏です。イチオシな演奏か?
と言われるとそこまではいかないですが、節度のある、聴き心地のいい演奏になってます。ただ、4楽章はもうちょっと快活な感じが好きかな〜。

シュナーベルの演奏は早めのテンポですが、この曲については弾き崩しがなくっておもしろいです。2楽章なんかもとても軽やかですし、3楽章はとても詩情にあふれる演奏と思います。4楽章あたりになると聴くときによってはどうかとも思いますが、これはこれで味があるかも。

バックハウスの旧盤は2楽章がいいですね〜。すごく軽やかで変幻自在な演奏です。でも、他の楽章は変にテンポ動かしてるのがどうにも・・・。

バックハウスの新盤は旧盤に比べて2楽章の覇気がなくなってしまっています。
他の楽章もテンポ動かすのは同じでうぐいすには違和感あります。

グルダはあいかわらずうまいです。特に中間2楽章が良いですね。1・4楽章はきらびやかで派手になってるとこが逆にうますぎて(笑)どうでしょうか?

グールドはあいかわらずキワモノですね〜。フレーズの切れ目でのテンポの激変があってついていけないのですよ。「田園」あたりは結構おもしろかったんですが。

ソロモンは軽くなりすぎず落ち着きのある演奏ですね。4楽章が比較的勢いのある演奏になってますが、他の楽章は比較的遅めで安定した演奏です。
これはこれで結構いいと思いますが、曲の性格からいうともうちょっと軽めの演奏の方が曲にはあってるような気もします。

ケンプのは音の出し方は素直で質朴なのですが、表現はまさしく風が吹いてくるような自在な感がありますね〜。
何とも言えない朴訥な魅力があります。2楽章なんか、わりと遅めのテンポなんですが、どこか朴訥ながらも飄々とした風情も感じさせてくれるのですよ。
3楽章なんかもいい味出してますね。

ナットは音楽はこじんまりとうまくまとめています。
なんというか、相変わらずいきすぎず、形をうまくまとめてますね〜。
グルダとは違うどこか親しみやすさみたいな感じがあるのです。

さて、気に入った演奏はというと、ギレリスの演奏は安定感とバランスの良さがいいですね。
他には、18番のような曲はあんまりオーソドックスになってしまうよりも、個性的な演奏が個人的には好きかも。シュナーベルの2・3楽章の洒脱さとか訥々としたケンプなんか割とツボでした。
悪くないかな?というのはブレンデルとグルダ、ナットでしょうか。

それにしてもこのシリーズは久しぶりでした。もう一つのシリーズは全く止まってしまってますし。
いや〜、うぐいすはやはりシリーズものは向かないかもしれませんね(苦笑)。
でもそれなりに進み始めてますので、ここでやめてしまったらもったいないですね。
また気が向くままに進めてみることにしておきます。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま こんにちは

ベトベンのピアノ・ソナタを聴くシリーズ、18番まで来られたんですね〜。もう半分は過ぎておられますよ〜。

この18番、ほとんど聴いたことがなかったように思います。コメントをしようと思い、今朝から、シュナーベル盤、ギレリス盤、ナット盤と聴いてきています。

この曲、良い曲ですね〜、今朝からいくつかの演奏を聴いていますが、飽きませんね〜。

ギレリスの演奏、味わい深い演奏ですね、こうした境地に至ったことにいつも感銘を受けますね〜。意外に面白かったのがナットの演奏でした。1楽章から小粋な演奏ですよね〜。アンニュイな感じが何とも言えませんね〜。
シュナーベルの演奏は、旋律線の浮かび上がらせ方が上手いですよね〜。
どの演奏も面白く聴きました〜。
意外にも聴いていないソナタがまだまだあります〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/10/14 12:29
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

遅々として進まない(苦笑)このシリーズもなんとか半分を過ぎまして、この18番を超えると小品が続きますね。でもすぐまた大曲が控えてますし、なにより後期のクライマックスが尋常じゃない曲群なんですけど、まあ気負わずマイペースで聴いていこうとおもいます。

18番に関しては、一番安心して聴けるのがギレリスでした。この味わいは格別ですね。ナットの音楽も小粋な感じというのは確かにそうですね〜。18番はうぐいすもそんなに頻繁に聴くわけではないですが、こうやって集中して聴いてみるといろいろと発見があっていいですね。
うぐいす
2009/10/14 21:56
うぐいすさん、こんばんは!

アルベリッヒ(=上司)のパワハラ(というか記憶障害??)に困惑し、ミーメ(=同僚)の危なっかしい発言に毎日ハラハラの凛虞です

連続鑑賞を終えて早10日以上が経ち、やっとまたピアノ曲を聞くことができるかな…と思っていたらば、またしても鍵盤曲ならオルガンに回避しそうです うぐいすさんのエントリーに合わせて鑑賞していこうと思っていたのですが…。

> もう一つのシリーズは全く止まってしまってますし。

シリーズではありませんが、第5番で止まっているものもありますね(激爆)。楽しみに待っています(^-^)/
凛虞
URL
2009/10/14 22:15
凛虞さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

アルベリッヒ/ミーメ兄弟が職場にいるのですか!ワーグナー・ファンとしては傍から見てみたい気もしますが、ちっとも羨ましくないのはなぜでしょうか(爆)。もっとも、うぐいすも人のことは言えない状況なのですが(笑)。

>シリーズではありませんが、第5番で止まっているものもありますね(激爆)。

ありましたね!でも第5番でとまっているものは、元々はシリーズだったのですよ(激爆)。1〜2週間の短期で終わるつもりでシリーズ番号つけなかったのですが。見事に1年経っても完了していませんね(^_^;)
これはこれで完了させねば!

オルガン曲ですか・・・これはまたうぐいすには縁が遠いところへ行かれてしまいますね!オルガンとは直接関係ないですが、そういえばJ.S.バッハも最近聴いてないですね〜。またバロックに回帰してみようかな〜・・・止まってるシリーズがひと段落したらですが!(笑)
うぐいす
2009/10/14 23:01

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