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zoom RSS シゲティ/ミトロプーロスのベルク「ヴァイオリン協奏曲」<PA-282>

<<   作成日時 : 2009/10/16 23:39   >>

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今週は月曜日が休みでしたから、あっという間に週末です。
今日まで日中はいい天気だったんですが、明日はあんまりいい天気じゃないようですね〜。
散歩は日曜日まで延期かな。

さて、今回はベルクのヴァイオリン協奏曲です。
またベルクかよ〜、って声が聞こえてきますね!(爆)

しかも今日聴いたのは・・・おそらくベルク初心者または普通にベルクのヴァイオリン協奏曲が好きな方にはお薦めできない演奏かな〜(苦笑)。
シゲティのヴァイオリン、ミトロプーロス/NBC響の演奏です。
1945年のモノラル録音です。

この曲が好きな人って、十二音技法を駆使した音楽ではあるものの、やっぱりウィーン情緒とかロマン的な香りのする演奏が好きな方が多いんじゃないかな〜と思うのですが、どうでしょうか。
やっぱり、バリバリの現代音楽っぽい演奏が好きな方も多いのかな?

とはいうものの、やはりこの曲の特徴は、当時のもっとも先鋭的な音楽技法を使用しておきながら、調的な要素を強力に盛り込んで、結果としてはとてもロマン的で劇的な曲に仕上がっているという、実に驚嘆すべき作品になっている点でしょう。
そういう意味では、あまり先鋭的な方向に行ってしまうとそれはそれで曲の本質を見失う恐れもあるのかもしれませんかね〜。

さて、シゲティの演奏といえば、音がかすれることも厭わない(というか、敢えてそうしてるのだと思いますが)、弓を弦に強い圧力で押し当てる独特な奏法を駆使してますね〜。晩年になるとそれがまた顕著でヴィブラートも荒くなってきます。
まあ、好みの分かれる演奏なんだと思いますが、それが好みとうまくハマったときは、とても感動的で筆舌に尽くせない演奏に聴こえるのです。

うぐいすにとってそういうハマった曲はと言うと、やはりJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」なのです。
これは非常に厳しい厳しい、孤高の音楽ですね〜。
孤高すぎて聴くときは気合入れないといけないため、いつも聴くのはちと難しいのですが(苦笑)、うぐいすにとってかけがえのない演奏になってます。

でまあ、今回のこのベルクのヴァイオリン協奏曲ですが、1945年の録音ですから、作曲から10年しか経ってない時期です。
この演奏を一言で言うと、やっぱり、

非常にキビシ〜!

って感じでしょうか。

何といっても、ミトロプーロスの指揮!これにはびっくりした!(笑)
なんて冷徹で分析的な演奏なことか!
こんなに斬新かつクールで、音楽の構成がわかりやすいベルクは他に知らないです。
(まあ、ブーレーズとかショルティの演奏聴いてないので、なんとも言えませんが)
2楽章とかもバリバリ鳴らしててなかなかダイナミックですね!

で肝心のシゲティは、彼らしい強い圧力の音で訥々とした響きの演奏です。相変わらず技巧的な面も確信犯的に(笑)危うい感じもありますが、40年代ということもあって晩年よりもはるかに安定してますね(笑)。
いやあ、ベルクの甘美な音色が好きな方には絶対この演奏、合わないでしょうね〜。

しかし!
これがまたうぐいすのツボにハマってしまいまして(笑)。
こんなにおもしろく最後まで聴けた演奏はあんまりないですね。
一気に聴きとおしてしまいました。

全曲通してザッハリヒで厳しい音楽造形、過度なロマン性を排した非常に純音楽的な演奏になっているんですけど、逆にこの曲のロマン的な魅力が浮かび上がってきてるように感じちゃうのはなぜでしょうかね〜。

考えてみたら、うぐいすは新ウィーン楽派では元々ベルクはあんまり好きじゃなくって、むしろウェーベルンのような響きの妙を味わう曲の方が好きだったんですよ。
いつの間にか、ヴァイオリン協奏曲は大好きになってましたが(笑)。

今回のシゲティ/ミトロプーロスのはそのロマン性を排している音楽の作りがとても好印象でした。
彼らの演奏の特質としての相性も抜群ですね。
で、ザッハリッヒなんて言ったんですが、シゲティの訥々とした語り口が何とも言えない渋い方向でのロマン的な味があるんで、即物的とも言い切れない、独特の魅力もあったりするのです。

ということで、ベルクのヴァイオリン協奏曲がお好きな方やベルク初心者には絶対お薦めしませんが(笑)、普通とちょっと変わった演奏をお探しの方にはいいのではないでしょうか。




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