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zoom RSS ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第19番:シリーズテーマ(1)<PA-295>

<<   作成日時 : 2009/11/13 20:18   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

今日もあんまり天気が冴えず、寒かったですね〜。
週末くらいは天気が良くなってほしいところなんですが。
さて、今回はシリーズテーマ(1)のベートーヴェンのピアノ・ソナタ、本日は19番です。

この曲は1798年に作曲されていますが、後の1805年に20番とセットで「2つのやさしいソナタ」作品49にまとめられていますので、この19番は作品49の1となります。
2楽章編成の短い曲で、「ソナチネ」とも呼ばれてます。

もともとは弟子のために作曲したらしいのですが、経済上の理由でやむを得ず出版したという話です。
ピアノの教材としても取り扱われてます。

1楽章は短調のしっとりとした愛らしいメロディです。
2楽章は多少快活な気分が出てきますが、やはり憂いを含んでいるしっとりとした曲ですね。
最近はベルクとかバルトークとか頻繁に聴いてましたので、久しぶりにこういうかわいい曲を聴くと心がほぐれる感じでいいです(笑)。

さて、各演奏についての感想です。

ナットはずいぶん速めのテンポですね〜。
この演奏がもっとも「ソナチネ」っぽい感じがします。
曲のかわいらしさと軽やかさが感じられる演奏です。
短調の哀愁が爽やかな風に乗って流れていく感じかな〜。
もっとも、たま〜にナット特有のフォルテも突然出てきてびっくりしたりもするのですが(笑)、それは御愛嬌ということで。

ケンプは少々早めのテンポですかね。
相変わらず、ケンプ特有のひなびた風情が感じられます(笑)。
いや、これほめ言葉なんですけどね。必要以上にデュナーミクとかつけないでちょっとした間とか、ホントに自然に音を紡いでいく感じが好ましいのです。
素朴な歌が感じられます。

ギレリスは遅めのテンポでじっくりと歌っていきます。
深沈として、どんどん自己の中に沈み込んでいくような音楽になってます。
曲の内容に対してちょっとスケールが大きすぎないかとも思いますが、これはこれでなかなか味がありますね。

グルダも結構しっとりと歌いこんでいく感じです。
ギレリスほどテンポは遅くないんですが、その分、すごく自然な歌になってます。

シュナーベルはチャーミングな演奏ですね。
1楽章、テンポも少し速めのテンポで伸び伸びと音を紡いでいく感じです。
2楽章も自由自在な表現で、軽やかな曲想になってます。
彼の演奏に時々見られるような、弾き飛ばすところも全くありません。
こういう曲はホントにうまいです。

バックハウスはうぐいすの感覚ではいつもルバートのかけ方がどうも好みに合わないのですが、バックハウス旧盤での19番はなかなかいい感じです。音自体が地に足がついているというか、しっかりと弾いている感じがいいですね。
新盤と違って音のタッチがしっかりしてるので、2楽章なんか、逆にすごくダンディな感じもしますよ。

バックハウス新盤も旧盤と同じ傾向なんですが、ちょっと枯れちゃってる風情があるのでそれをどう感じるかにもよりますかね。うぐいすは悪くはないと思いますが、音色が軽く聴こえちゃうところがどうかな〜、とは思います。やっぱり旧盤の方が聴きやすいかな〜。
バックハウス盤はたまに聴くのがいい感じかも。どちらかというと旧盤の方が好きかな。

ブレンデルは相変わらず物思いにふけりながら思索的に歩んでいる感じですね〜。ルバートのかけ方がちょっと気になるかな〜。
ちょっと考えすぎじゃないの?とか思っちゃったりして。聴いてて落ち着かない感じがするのです。
もっと自然に弾けばいいと思うのですが。

うぐいすが好きな演奏はナットそれからケンプかな。あとちょっと変わってますがギレリスやグルダ、シュナーベルもいいですね。
バックハウス(旧)も悪くないです。
っていうか、結構なんでもいい感じに聴けてしまうのは、それだけこの曲の受け入れられる演奏の許容度が広いのかもしれません。
その中でも一番「らしい」演奏はナットかな。

さ〜てこのシリーズ、次回は19番の姉妹作の20番ですね。
これも近いうちに書いてみたいと思います。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます〜

ベトベンのピアノ・ソナタのシリーズ、19番ですね。
2楽章の短い曲ですが、味わいがありますね〜。

ギレリス盤、シュナーベル盤と聴きました。ギレリスは少し重々しいかなと思いますが、彼が演奏すると、どれも傑作のようになりますね〜。
シュナーベルは即興的なところがあるように思いました。
ナットも聴いたのですが、忘れてしまいました、爆〜。
続きが楽しみです〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/11/15 09:31
rudolf2006さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
最近は体調も安定されているようでなによりです。

ギレリス盤は、本来この曲が持っているこじんまりとした趣を超えた、スケールの大きさを感じさせてくれる演奏ですね〜。シュナーベルはおっしゃるとおり、即興的なひらめきに富んだ演奏で、面白く聴けました。曲としてはやはりナットが一番この曲「らしい」感じと思いました。興味がございましたらまた聴きなおしてみてください!
うぐいす
2009/11/15 12:36

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