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zoom RSS 流麗な演奏が好きです:シャイーのマーラー交響曲第3番<PA-316>

<<   作成日時 : 2010/04/25 21:32   >>

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昨日は晴れましたが、まだいまひとつ寒い感じでした。
でも、今日は結構暖かかったです。やっと春らしい日よりでしたね。
なので午前中はうぐいすの妻と、庭に植える植物を買いに行ってきました。午後はブラブラドライブしてました。

さて、本日のエントリーのお話です。

昨日、中古CD屋さんに寄ってみました。
そうしたらシャイー/コンセルトヘボウのマーラー交響曲全集が6000円台だったので、またまた、つい買ってしまったのです(苦笑)。
相変わらず計画性がないですな〜。

シャイーのマーラーは、ネット上でも賛否両論ですね。
なんとなく、マーラーが大好きな方からはあんまり支持されてないみたいです。

早速聴いてみました。
とにかく、録音がいいですね〜!
楽器がとにかくクリアに聴こえてきます。しかも音響もすごくふくよかでコンセルトヘボウの魅力が存分に味わえる録音です。
さすがDECCA!

で、演奏の内容です。

なにせ、とにかく響きも音色も秀麗、流麗なのです!
音をひとつひとつ丁寧に表現してますし、音の分離がくっきりしてるので曲の構成がすごくわかります。かといって音が溶け合ってないかというとそういうわけでもなく、ホールの響きがとっても極上で、音のブレンド具合のバランスもいいです。
すごく歌謡的というか、基本は遅めでじっくり歌ってるところが多いです。
音の陰影が絶妙、色彩的ともいえます。

とまあ、いいところを言うとこんな感じなんですが、一方で、マーラー好きな方にはあんまり好かれない理由もなんとなくわかりました

この演奏、マーラー独特の毒と言うか、情念が複雑に絡み合い、軋むような感情の錯綜と言ったようなものは感じられません。あんまり粘るような濃いロマン性はありませんね。
でも歌謡性には富んでいます。結構遅めのテンポで考え抜いた歌わせ方をしているので、音色をじっくり楽しむとか、旋律の歌を楽しむという聴き方をするならいいのですが、そうでないと飽きちゃうかも。

なので、バーンスタインやテンシュテットのような、情熱の爆発・情念の絡みのようなものとか、曲の勢いとかを求める方には当然物足りなく思われること間違いなしというわけです。

で、うぐいすはどうかという話なんですが、実はこの全集、意外と気に入りました。

たとえば、バーンスタインの第9などに代表されるような、一期一会的なマーラーの超絶的な名演奏って、そうそう頻繁には聴けないではないですか。
聴く方がそんなにいつもはついていけません。

それに比べるとこのシャイーの演奏は、マーラーの毒を演奏者とともに共有しながら聴くんじゃなくって、演奏している音色や歌そのものに浸って聴くというにはいいんですよ。
この全集、うぐいすは3番・4番・9番がとっても気に入りました。

前置きが長いですね、今回のエントリーは3番についてでした(笑)。
他の曲についてはまた後ほどどこかで・・・

ちなみに、3番はうぐいすのベスト盤はアバド/ウィーン・フィルです。
うぐいすは3番って、夏の訪れの爽やかさや自然のおおらかさを感じさせてくれる演奏が好きなのです。

そういう意味では、シャイーの3番はすごく流麗で、聴いていてすごく自然に入っていけました。
特に2・3楽章の美しさが絶品ですね。
(でも、4楽章にちょっと音型として変にひっかけるような処理をしてるのが気にはなりましたが、それくらいかな?)

一方、シャイーのマーラーは濃いロマン性はないと言いましたが、でも3番は他の曲と比べれば、流麗で歌うような特質とマーラー特有の濃厚なロマン性とがうまく調和できてる気もします。1楽章の夏の訪れのパワーやデュナーミクの変化と、艶やかで美しい音色とのバランスがうまいな〜っと、とても感心しました。

ちなみに、巷では名盤と名高い3番の演奏としてバーンスタイン/ニューヨーク・フィル新盤があるのですが、うぐいすはあの演奏、苦手なのです。
バーンスタインの演奏は粘りますし、音型がブツッブツッと切れる感じがして流れていかないように聴こえるのです。ニューヨーク・フィルの音色もちょっと粗いですし。
迫力満点で情熱的ではあるんですけど、3番ではそれがあだになっちゃってるかな〜。

なので、このシャイーの演奏、バーンスタインの3番を聴いてなじめなかった方に一度聴いていただきたい演奏ではあります。コンセルトヘボウの魅力が堪能できる一品です。
逆にいえば、バーンスタインの演奏が大好きな方は手を出してはいけないかも(苦笑)。
あと、1stチョイスではなく、一通りいろいろな演奏を聴かれたあとに聴いた方がいいと思います。
やっぱり変わった演奏ではあると思います(笑)。

↓まずは全集


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↓こちらは3番単体


Mahler 3 [Hybrid SACD]
Decca
2004-06-15
ユーザレビュー:
終楽章だけ聴いている ...
だれた演奏終楽章以外 ...
すばらしい名録音!名 ...
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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして

シャイーは高校生の頃、ロッシーニの序曲集を聴いて若手(当時)の中では好きな指揮者の一人でした。
その後、ブルックナーやブラームス等を聴いていましたが、マーラーの9番はさらさらと流れてしまい、以来マーラーを買っていません。全集を買うべきか迷っていたので、参考にしようと思ったのですが、貴殿のブログを読んでますます悩ましくなっちゃいました。
メタボパパ
URL
2010/04/27 23:08
メタボパパさん、初めまして!
コメントありがとうございます。

シャイーのマラ9は聴かれたことがあるんですね〜。たぶん他の曲も、その印象のままで大筋間違っていないような気がします。第9はテンポが非常に遅いですが、フレージングは流麗なため、一聴するとさらさらと流れていく感じはしますね。でもあらためて聴きなおしてみたんですが、音楽としては結構歌ってますし、意外と情念的ですらあります。なかなかの力演でもあるのですが、でも聴後感はあっさりしてるという、不思議な演奏に聴こえました。

シャイーは若いころの演奏と比べると、このマーラーはずいぶんと円熟味が増してますが、これは結構好悪が分かれると思います。積極的に曲に没入する聴き方よりも、身をゆだねるような聴き方が合うのかもしれません。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします!
うぐいす
2010/04/28 21:53
おはようございます。

うぐいすさまのブログ、以前から拝見してましたがコメントは初めてかもしれません。

マーラー3番は私のもっとも好きな曲の一つです。

うぐいすさまの記事はとても的確というか、うんうん。と頷ける内容ですね。

さらにアバド&ウィーンフィルは最高というのは私も同意見です。バーンスタイン&NYPはバター臭くて私には合いませんでした(笑)
生憎シャイーのは高くて未だに未入手であります。
ディスクユニオンあたりで見つけたら(安く!)是非聴いてみたいです。
ニョッキ
URL
2010/05/20 07:54
ニョッキさん、こんばんは!
はじめまして。

最近、仕事でヘロヘロになってて更新もままならない中、だれも訪れていないであろうと思っていた本ブログにコメントがついていてびっくりしました(笑)。

アバド/ウィーンのマラ3いいですよね!なんといってもウィーンフィルの音色とアバドの流麗な音楽が素晴らしいです。あと、うぐいすはベルリン時代のアバドはあんまり好きな演奏がないのですが、マラ3はなかなか良かったです。違いはウィーンフィルの演奏よりもパワフルになってるトコでしょうか。どちらを選ぶか、というとやはりウィーンフィルの柔らかい音色になりますね〜。バーンスタインは4番あたりはなかなか絶妙な演奏をしてると思うんですけど、3番はちょっと荒くて粘ってしまってます。シャイーの3番はカラフルかつ歌謡的でなかなかいいですよ!

それではまた、よろしくお願いします
うぐいす
2010/05/20 23:23
はじめまして。私はバーンスタインのマーらーに夢中なった者で、シャイーのマーラーを初めて聴いた時は、気の抜けた、音が綺麗なだけの演奏という印象でした。しかし、彼は、勝手な解釈を入れてるわけでもなく、これがシャイーなりのマーラーへの敬意の表れなのではないか?私は最近そう考えます。その他の若手指揮者のもっと酷いのも(失礼)ありますしね。勝手な事を書いてすいません。お恥ずかしい・・・。
sasa yo
2010/12/28 01:54
一行目に誤字がありました。すいません。
sasa yo
2010/12/28 11:35
sasa yoさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。

あはは、本文にも書いたのですけど、やっぱりバーンスタインのマラ3がお好きな方には絶対に合わない演奏ではないでしょうか。聴き方によっては気の抜けた、音が綺麗なだけの演奏なのでしょうけど、まさしくそれがこの演奏の魅力なんだと思います。うぐいすには3番だけはバーンスタインみたいな暑苦しいのは苦手で・・・ちなみに、マーラーの他の曲、たとえば9番なんかはバーンスタインの指揮、感涙に咽ぶほど好きなんですよ(笑)。
うぐいす
2010/12/28 18:46
お久しぶりでございます。
先だって、何かの雑誌にマーラーの特集が載っておりました。「マーラーを振らなかった巨匠たち」だったと思います。記事によると、「マーラーは個人的感情を交響曲に込めた、だから振らなかった」そのような理由で指揮をしなかった巨匠がいたそうです。そう考えると、シャイーのマーラーは、純粋に感情を込めずにシンフォニーとしての素晴らしさを表現してるのではないか。家内の意見を参考にそんなことを考えました。そういう意味でシャイーのマーラーも良いとおもいます。
駄文お許しください。

sasa yo
2011/05/15 04:39
sasa yoさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

マーラーを振らなかった巨匠ですか。中でも、マーラーと同時代を生きた巨匠たちはどちらかというとマーラーは作曲家というよりは同業者(指揮者)と言う感覚が近かったかもしれませんね。そう考えると、現在ではもはやマーラーはある意味古典でもあり、客観的な演奏をする演奏家が多々出てくるのは当然と言えば当然ですかね。

もっとも、シャイーはかなり流麗ではありますが、彼なりの情念も入っているようにも聴こえますね。
うぐいす
2011/05/16 22:22

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