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zoom RSS また閑話休題:久しぶりにシューリヒトのブルックナーの8番を聴く

<<   作成日時 : 2010/08/20 22:08   >>

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今年はやはり猛暑の夏です。毎朝会社に着く頃には汗まみれ。
でも今日は暑さがちょっと小休止でしたかね。朝は久しぶりに少し涼しかったです。
しかし、8月いっぱいはまだまだこの暑さは続くそうな。早く秋になってほしいな〜・・・

さてさて、最近は暑いし仕事の状況もままならんし、あんまり音楽鑑賞記を書く気にならなくって、ブログが停滞してます。
そういうわけで、今回も閑話休題なんですが、これって、過去にブログエントリーしたものを再び取り上げて思うままに書き連ねてるシリーズになってますなあ。本来は音楽とは切り離した話題を中心にしようと思ってたんですが、いつものエントリーとあんまり変わらん(苦笑)。

まあでも、書く気になってるからいいのかな(笑)。元々うぐいすのブログそのものが気の向くままという趣ですので、まあ気にせず読んでやってください。

で本題ですが、実はうぐいすが最近よく聴いてる曲、ブルックナー8番なのです。
で、演奏はチェリビダッケのリスボン・ライヴだったりします。
なんか妙にハマってしまいました。
チェリビダッケのブルックナーの8番って、他の演奏は好きじゃないのですが、この演奏だけは特別になってきました。音の響きがいいんですよ。

でも、こういうスケール感のある演奏ばかりを聴いていると、たまに変幻自在な演奏も聴いてみたくなります。
ということで、久しぶりにとりだしたのがシューリヒト/ウィーン・フィルのブルックナーの8番、有名なEMI盤ですね。

この演奏、音色は水墨画のような単色感。一筆一筆の筆致が荒々しくかつ豪快で、ダイナミックに音を重ね合わせているような感じにも聴こえます。
そういう音色で、テンポが軽妙でスピード感が溢れているため、各旋律がまるで泉が湧き上がってくるような生命力も感じますが、暑苦しい感じはしません。
どこか醒めているというか、達観しているというか、冷静で客観的にこのデュナーミクとテンポでフレーズを配置していこうという感覚も垣間見えます。

天才的な書家がとても緩急の効いた筆運びで見事な字を描き出している様子とか、黒沢映画の侍が武骨な剣捌きで次々に押し寄せてくる敵を緩急のついたお手並み鮮やかな殺陣で薙ぎ払っていくような爽快感もあります。
(相変わらずわけのわからん例えになってますな〜)

なので、ゴツゴツしてますが、決して重くならないです。

あと、各楽器が個別に主張していて音が埋もれてしまわず、「えっ、こんなとこでこんな旋律が鳴り響いているの?」とか、「こんな楽器がこんな和音を奏でているのか」という発見が非常に多いです。

しかも、雑然としているようで、そのくせ、それぞれがお互いを支えあっているというか、合いの手を打ち合ってるといった一体感があるという、なんとも言い難い、主張と協調を併せ持った、みょうちくりんなバランス。
→褒め言葉ですよ(笑)

しかも、こういう演奏をウィーン・フィルがやっているというのがなかなかスゴイですなあ。ウィーン・フィルは元々技術的な面よりも、芳香な音色や歌心の素晴らしさが醍醐味な団体ですが、ここでこういった音の構築性というか、ある意味ゴツゴツとした触感を出して音楽が湧き出てくるような面白さを前面に押し出してしまうあたり、シューリヒトの音楽性が前面に出ている感じですね。
ミュンヘン・フィルのようなゴツゴツ感を彷彿とさせながらも、ウィーン・フィル独特の音色を醸し出しながら、テンポ速めで淡々と且つ軽妙に音楽が流れていきます。
ただ3楽章は、シューリヒトのぶっきらぼうな風体は変わりませんが、ウィーンフィルの豊かな音色を満喫できる極上の演奏です。

改めて思いますが、やっぱり実にユニークなブルックナーですね。ブルックナーに対する演奏嗜好の傾向って、スケールが大きくて大伽藍を思わせるような演奏がよしとされる風潮がありますね。
シューリヒトは速めのテンポですが、とても武骨でぶっきらぼうな味わいがなんとも魅力的ですし、スケールが大きくなくてもブルックナーの曲の構造の面白さを存分に味わえる演奏ですね。各旋律がめまぐるしくデフォルメされて浮かび上がってくる様がなんとも面白いです。
まあ、落ち着きがない演奏ではありますが(笑)。

ゆったりと音楽を楽しみたいのならこの演奏はお薦めできませんが、ブルックナーの本質を失わずに音楽表現の妙を楽しむのにはすごくいい演奏じゃないかと思います。

とシューリヒトの面白さを再認識した後で、また今、リスボン・ライヴを聴いています(笑)。


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2007-08-22
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コメント(2件)

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うぐいすさん おはようございます。

暑い、暑いと言いながらお盆も終わり、来週からは学校が始まります。今年は一度も泳いでいないので、悪あがきで近場のプールに行きたいと思います。

ご紹介の曲はかつて9番と一緒にLPで持っていました。もう一方の超有名盤のクナッパーツブッシュとともに私も思い出したように聴いていました。シューリヒトもブルックナーはいろいろなライヴ盤が立て続けに出されていますが、私の原点はこの演奏です。一方で、暑苦しい代表のようなフルトヴェングラーの演奏も結構好きです。

チェリビダッケはひと頃やたらに祭り上げられた感じがしますが、手許のDVDを観ていると非常に楽しそうに音楽を作っていて、噂よりも中身が大事であると思います。

私事ながら今年の夏はハイドンです。
ezorisu
2010/08/21 07:50
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ブル8は最近でこそいろいろと名演がありますが、クナとシューリヒトのは昔から定盤的な名演ですね。フルトヴェングラーのブルックナーも一時期結構聴いてた時があるのですが、最近はめっきり聴かなくなりました。シューリヒトの9番は今でも色あせない名演ですね。最近(でもないかな?)の名演としてはヨッフム/コンセルトヘボウの日本ライヴ盤もなかなか凄くて、頻繁に聴いてます。

チェリビダッケはやっぱり曲による相性もありますが、時代によって随分と演奏様式も変化してますので、それで好みが分かれることもありそうです。うぐいすは晩年のチェリはあんまり好きな演奏がなくって、70年代の演奏のブラームスの交響曲とか結構好きなのです。しかし、リスボンライヴは例外で、かなり気に入ってしまいました。入手がかなり困難ですが、(好きになるかどうかは別として)より多くの方に聴いていただきたい演奏だと思います。

そういえば最近ハイドンを聴いていません。こちらも少し聴き始めたいところです。
うぐいす
2010/08/22 01:03

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